日本証券業協会 外務員資格~一種、二種比較

外務員資格とは


金融商品取引業者すなわち金融機関や証券会社で金融商品を扱うものが有する資格です。取得後、金融機関や証券会社で外務員の登録をしないと外務員の仕事はできません。この資格は誰でも受けられるので、金融知識をつけたいと思われるのならいい勉強になります。また、金融機関や証券会社に就職しようと思われる方にもお勧めします。しかし、たいてい内定期間中に会社から外務員資格を取得するように言われます。1回の試験で9880円(税込み)の出費ですので出費を惜しまれる方は会社のお金で受けましょう!

外務員資格の種類


外務員資格には一種外務員資格と二種外務員資格があります。二種外務員資格は外務員として行える職務が限られます。一種外務員資格は外務行為のすべてについて職務が行えます。結論を言うと一種は完全上位互換ですね。下記に記すが一種の方が勉強する量は増えます。

二種を受けるぐらいなら一種を受けろ!?


さてさて本題です。結論をいうと、二種を受けるぐらいなら一種を受けたいところです。その理由を勉強時間、合格率、出題範囲、お金、趣味の面で見ていきます。
 勉強時間は大体二種は60時間、一種は90時間。これは私の肌感にも合致しており大体のサイトも上記の勉強時間です。プラス30時間勉強するだけですべて外務行為を行えると考えると安い気がするでしょう。
 合格率から見ると2018年度二種66.5%、一種66.1%と同じぐらいです。2017年度では一種の方が合格率が高いことから難易度はさして変わらないのではないかと思われます。
 出題範囲をみてみましょう。「うかる!証券外務員二種 必修テキスト」は全14章からなり「うかる!証券外務員一種 必修テキスト」はその14章+信用取引、先物取引、オプション取引、特定デリバティブ取引等の計18章からなります。14章までは全く同じ内容なんです!私は二種を受けてから忙しくて期間が開いてから一種を受けました。正直、1章から14章を再復習しているのが時間の無駄に感じました。忘れている個所もありましたが大して試験には影響しない程度でしたのでしたのですぐ一種を受ければよかったです。。
 お金の面をここで話しますと、上記のテキストの値段差は200円しか変わりません。もちろん、一種の方がたかいのだが、、、そして問題集もあまり値段が変わりません。二種と一種を受けるだけでテキスト、問題集、試験代金は2万8000円程度であり、一種だけだと半分の1万4000円です。差額は1万4000円。一種だけ受ければ1回は失敗してもいいという心の安寧さえ頂ける計算にもなります。
 最後に株をやっているなら一種を先にやっておくべきということです。株を始める前の株のイメージは暴落が怖いというものでしょう。だが、一種の内容を熟知していれば暴落が怖いというよりも暴騰が怖いというイメージに代わるのではないかと思います。何を言ってるかというと株が下がるとき空売りすることにより下がった分の恩恵が受けられ、逆に株価が上げれば上がるほど損失は膨らむということができます。また、先物、オプションを知っておくとリスクヘッジができる。一種を学んでからは安く買って高く売るという常識が変わるのです。学んでいて普通に面白い。
よって、コスパ的にも知的好奇心的にも一種だけを受けた方がいいのです
 また、個人的理由ですが二種は覚える内容で点を稼ぎ、一種は比較的計算量で点を稼ぐことができると思います。私は20代だが覚えるのが苦手になってきたので計算の方がよかった。。。

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