クラエアなんだってば

「クラエアじゃなくてエアクラ」と主張する人をたまに見かけるが、はっきり言って地雷である。まあそういうのは大抵はクラウド受の腐女子だったりする訳だが、クラウドの解釈もエアリスの解釈も違い過ぎて地雷だ。

エアリスは、けして悩みも迷いもしないスーパーウーマンなんかじゃない、ましてや「攻(男)」なんかではけしてない。少なくとも私はそう思っている。だからエアクラだのエアティだのは解釈が違うので全く好きになれない。

そしてクラウドも「ヒロイン」ではない。本来の意味は勿論和製英語としての「ヒロイン」も、クラウドのキャラには当て嵌まらない。クラウドは助け出される存在でもないし特別な何かを背負う訳でもない。クラウドは主人公で、「男」だ。

クラウドは、男じゃないと成り立たないキャラではないだろうか。女装イベント?あれは男だからこそ成り立つエピソードだ。エアリスだって、女でなければ成り立たないキャラクターだと思う。例えば宝条のラボでの一件などはもしも男だったら全然違うものになってしまう。世の中には性別入れ替えても成り立つような主人公ヒロインカップルもあるけれど、クラエアはどう考えても無理だと思う。

エアリスを過剰にスーパーウーマン扱い、クラウドをヘタレ扱いされるのも苦手だ。エアリスは時には弱音も吐くし、クラウドはそれを支える事もできる。そういうふうにお互い補い合えるからクラエアは最高だというのに。

大体、女性が強くて積極的になったとしてどうしてそれが「女攻め」になるのだ。そりゃあ、中にはそういうのが似合う女性キャラもいるのかもしれないが、少なくともエアリスはそういうキャラには見えない。エアリスは自然体で自分が女である事を肯定しているキャラにしか見えないもの。女が強かったり積極的だったりしたら「攻(男役)」って、それこそ女性蔑視に見えるよ。女が女のままで強くてはいけないのか。

だからエアクラは地雷、絶対。クラエアじゃなきゃ嫌なんだ。こんな事を言ったところで地雷カプは無くなりはしないと分かっているが、それでも嫌いなものは嫌いなのでうっかり見てしまった時にはうわああああああと叫びたくなるのだ。

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