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ワンオペ育児について

子どもがいると、子育ての悩みは尽きませんよね。
特に、一人で子育てをおこなう「ワンオペ育児」は負担が大きく、深刻な問題です。
本記事では、一体どこからがワンオペ育児とみなされるのかを解説すると共に、子育ての不安・悩みを減らす方法もご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

ワンオペ育児とは

ワンオペ育児とは、パートナーや家族が子育てへ参加しないために一人で子育てをおこなう状態を指します。特に、母親がワンオペ育児の問題を抱えることが多いです。

後述しますが、どこからがワンオペ育児になるのかという明確な基準がないことから、無意識のうちにどちらかの親が一人で抱え込んでしまう恐れもあります。

ワンオペ育児によるリスク

ワンオペ育児を続けると、どのようなリスクがあるのでしょうか。以下では、ワンオペ育児により起こりうるリスクを紹介します。

疲れが溜まりやすい

ワンオペ育児が続くと、疲れが溜まりやすくなります。赤ちゃんの夜泣きで夜に十分な睡眠時間が確保できず、朝起きても疲れが取れていないことも多いでしょう。ずっと子どもと一緒ではストレス発散もできず、疲れは溜まっていくばかりです。

疲れが溜まっている状態が続くと、精神面と体力面で悪影響をおよぼす可能性が高くなります。

孤独を感じやすい

ワンオペ育児をしていると、孤独を感じやすくなります。子どもができる前は気軽にしていた外出も、育児が始まると簡単にはできません。そのため、パートナーだけでなく友達や家族などにも相談ができずにいると、育児の悩みを一人で抱えてしまいがちになります。

強い孤独感やストレスが続くことで、うつやノイローゼを発症するリスクにもつながりかねません。

ワンオペ育児はどこから?

ワンオペ育児は育児形態の一つといえますが、どこからをワンオペ育児と呼ぶのでしょうか。

結論から述べると、ワンオペ育児にどこからどこまでという明確な定義や基準はありません。しかし、今から紹介する項目に多く該当する方は、ワンオペ育児をしている可能性が高いといえます。

ご自身の環境に当てはまるかどうか、チェックしてみてはいかがでしょうか。

パートナーが単身赴任

パートナーが単身赴任をしている場合、ワンオペ育児に該当する可能性があります。子育ては、基本的に両親が一緒におこなうものです。両親のうち一人が単身赴任で家にいない場合、子育てをする親の負担は重くなります。

特に、パートナーが海外赴任などでめったに家に帰ってこない場合、ワンオペ育児に該当する可能性がかなり高いでしょう。

パートナーが朝早くに出ていき夜遅くに帰ってくる

パートナーと一緒に住んでいるとしても、パートナーが朝早くに外出し夜遅くに帰ってくる場合はワンオペ育児の可能性が高いです。早くに出社して帰りが遅いパートナーは、子どもが起きている時間に家にいることがありません。

この場合、パートナーが育児に参加することは難しいでしょう。そのため、子どもの起きている時間にパートナーが家にいない家庭は、ワンオペ育児に該当する可能性があります。

さらに、パートナーの分のお弁当作りや洗濯なども一人でおこなっている場合、パートナーが単身赴任している家庭よりも負担が大きくなりやすいです。

パートナーの休日出勤が多い

パートナーに休日出勤が多い場合、ワンオペ育児に該当する可能性が高いです。パートナーが平日に育児へ参加できなくても、休日に赤ちゃんや子どもの世話をしてくれれば、ある程度自分の時間を持てます。友達とランチや外出にも行けるでしょう。

しかし、パートナーが仕事で忙しくて休日出勤が多い場合、土日も一人で子育てをしなくてはなりません。休みなく子育てをすれば、疲れやストレスが溜まりやすくなります。

一人親である

一人親である場合、ワンオペ育児に該当する可能性が高いでしょう。多くの家庭では、育児は両親で協力し合っておこなっています。ただし、一人親の場合はパートナーに子育ての協力を求められません。

また、一人親は生活費を稼ぐために仕事をしながら子育てをする人も多いです。仕事と子育ての両方を一人でこなすには、かなりの体力が必要となります。体力面・精神面ともに疲れ切ってしまう人もいるでしょう。そのため、一人親はワンオペ育児と仕事の両立に悩む人が多いのです。

子どもの送り迎えをいつも自分がおこなっている

パートナーが家にいても、子どもの送り迎えをいつも自分がおこなっている場合はワンオペ育児の可能性が高いです。子どもの送り迎えは安全に気を付けながらおこなうため、体力的にかなり疲れます。

夫婦で送り迎えをおこなえば、休む時間や自分の時間を取ることが可能です。しかし、いつも自分一人で子どもの送り迎えをおこなっている場合は、自分の時間を十分に取れません。疲れの取れない状態が続くことで、体調を崩してしまうリスクもあるでしょう。

パートナーが育児にまったく参加してくれない

パートナーが育児にまったく参加してくれない場合も、ワンオペ育児の可能性が高いです。パートナーが「育児は母親がおこなうもの」「仕事で疲れているから休日はゆっくり休みたい」などを理由に、育児へ参加しない家庭もあるのではないでしょうか。

このような場合はパートナーと一緒ではなく、一人で育児をおこなわなければなりません。パートナーが育児に協力的でない場合は、ワンオペ育児といえるでしょう。

子どもがパートナーになついていない

赤ちゃんや子どもがパートナーになついていない場合、ワンオペ育児となる可能性が高いです。母親が主に子育てをしている場合、子どもが母親に依存して父親と距離を置いてしまうことがよくあります。このような状態では、父親が育児に参加することは難しいです。

父親に子守りをお願いしても、子どもが父親の場所を離れて母親のところに戻りたがることもよくあります。そのため、子どもがパートナーになついていない家庭は、ワンオペ育児になりがちです。

親などの頼れる人が近くにいない

親や家族などの頼れる人が近くにいない場合、ワンオペ育児に該当する可能性が高いです。パートナーの育児への参加が難しい場合でも、親や兄弟などの家族が一緒に子どもの世話をしてくれれば子育ての負担を軽減できます。

また、悩みを家族に相談することで孤独を感じることも減るでしょう。どうしても休みが欲しいときは、実家に赤ちゃんや子どもを預ける方法もあります。ただし、親や兄弟などが近くにいない場合、そういった家族の協力を得ることは難しいです。

そのため、親や兄弟などの頼れる人が近くにいない人は、ワンオペ育児に陥ってしまうことが多いのです。

負担や悩みを減らす方法

ワンオペ育児の負担や悩みを抱えているなら、少しでも状況を改善できる方法を探していきたいところです。ここからは、ワンオペ育児の負担や悩みを減らす方法を紹介します。

パートナーと解決方法を話し合う

パートナーがいる場合、パートナーと一緒に解決方法を話し合いましょう。パートナーがワンオペ育児による悩みや負担、どこからがワンオペ育児に該当するのか気づいていないこともあります。まずは、現在の悩みを打ち明けてみてください。そして、パートナーがやるべきことを具体的に決めましょう。

パートナーが赤ちゃんや子どもの起きている時間に家にいない場合、ゴミ出しや風呂・トイレ掃除、買い物など育児以外の家事をお願いすることも解決方法の一つでしょう。できるだけ、自分の負担を減らせる方法を話し合ってみてください。

親へ協力を依頼する

ワンオペ育児の負担を減らすには、親の協力も必要です。親に子育てを手伝ってもらえないか相談しましょう。親からするとかわいい孫の子育てになるため、快く引き受けてくれる場合も多いです。短い期間でも実家に赤ちゃんや子どもを預けられれば、自分の時間が取れます。

一時保育やベビーシッターサービスを利用する

一時保育やベビーシッターサービスの活用も検討しましょう。子育てをすべて自分でやり切るのは大変です。一時保育やベビーシッターサービスを利用すれば、子育ての一部を任せられます。空いた時間で休憩を取ったり、自分の時間を過ごしたりできるでしょう。

利用にはお金がかかりますが、空いた時間で仕事をすれば一時保育やベビーシッターサービスの利用代金以上に稼ぐことも可能です。人によっては、ずっと育児をするよりも働きながら育児をした方がストレスを軽減できる人もいます。自分に合った育児の方法を見つけてみてください。

家事代行の利用や時短家電を購入する

家事の時間を少なくすれば、ワンオペ育児の負担を減らせます。家事代行を使えば、料理や掃除、洗濯などを外注可能です。また、時短家電を使えば家事を時短できます。家事の時間を短くしたい人におすすめの時短家電は、以下のとおりです。

検討したい時短家電

  • 乾燥機能つき洗濯機

  • ロボット掃除機

  • フードプロセッサー

  • 食器洗い乾燥機

  • 電気ケトル

  • 電気圧力鍋

例えば乾燥機能付き洗濯機を使えば、洗濯物を干す時間、取り込む時間が削減できます。時短家電で一日15分を節約できれば、一か月で7時間30分、一年間で91時間15分もの時短が可能です。ワンオペ育児で悩んでいる人は、ぜひ家事代行や時短家電の活用も検討してみてください。

育児相談を利用する

ワンオペ育児の悩みを一人で抱えている人は、育児相談の利用も検討しましょう。育児相談は、各都道府県や市町村で実施しています。例えば、東京都では訪問以外にもWeb会議システムを利用したオンラインやメール・電話・LINEなどで気軽に相談可能です。

育児の悩みは周りに話すだけでもストレスが軽減されたり、気持ちが楽になったりすることがあります。日頃のワンオペ育児の悩みを気軽に相談できるため、ぜひ利用してみてください。

完璧を目指さないことを意識する

完璧を目指さないことも、ワンオペ育児を乗り越えるために重要な方法でしょう。ワンオペ育児は、ただでさえ体力面や精神面での負担が大きいものです。完璧な育児を目指すことで、必要以上の疲労につながりかねません。親がピリピリしていると、子どもも不安になってしまうでしょう。

忙しいとき・疲れているときはコンビニやスーパーのお弁当で済ませ、掃除や洗濯は後回しにしても大丈夫です。適度に手抜きをして、ストレスを溜めすぎないように意識してみてください。

まとめ

どこからをワンオペ育児と呼ぶのか、イメージしていただけましたでしょうか。明確な基準はないものの、パートナーや家族が育児に参加できない場合はワンオペ育児の可能性が高いです。ワンオペ育児を続けると疲れや孤独を感じやすくなり、うつやノイローゼのリスクが高まります。

そうなる前に、本記事で紹介した「ワンオペ育児の負担や悩みを減らす方法」を実践して、ワンオペ育児を乗り越える工夫をしてみてください。

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