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反抗期の子どもに対する対応

最近自分の子どもの様子が違う…もしかして「反抗期」? でも、ただ機嫌が悪いだけかもしれない、何か別の原因があって一時的に落ち着かないだけかもしれない…。
ここでは反抗期とはどういうものなのか、またいつ頃から始まるのか、どのように対処していけばよいのかなどわかりやすく紹介していきます。

反抗期とは

反抗期とは、子どもが人の意見や指示に反抗することが増える時期のことを言います。主に2~3歳ごろの幼児期と思春期の2回来るといわれていて、それぞれ「第一反抗期」「第二反抗期」と呼びます。
また、小学校2~3年生ごろにも反抗的な態度が表れることがあり、これは「中間反抗期」と呼ばれています。

第一反抗期とはいわゆるイヤイヤ期で、少しずつできることが増えてくると、一人でやってみたくなったり、うまくできないと泣いたり暴れたりすることもあります。

第二反抗期は、小学校高学年頃から始まり、自立の心が芽生えて自分で物事を判断しようとするため、周りからの助言や指示を疎ましく思い、態度や行動でそれを示してくるのです。

思春期との違いは何?

思春期の子どもは自分のことでいっぱいになります。
今まではなんともなかったことが急に気になりだしたり、自分が世界の中心であったりするように物事を考えてしまうのです。

たとえば、少し前髪を切りすぎた時には、すれ違う人みんなが自分の前髪に注目しているように思えて落ち着かなかったりします。
自我も育ち、自分のことについて考えたときに、不安になったり、視野が狭まくなったりしてしまうのです。

子どもが反抗的な態度をとる理由

小さい頃は、漠然と「親が今言ったことは違う気がする」と思ったとしても怒られたらいやだからとか、親の言うことは聞かないといけないという考えが先に来て、それほど自分の意見をはっきり示すということはなかったでしょう。

しかし、思春期の反抗期は特にですが、だんだんと人と関わったり、いろいろな事を学んだりしてくると、はっきりとした嫌悪感や自分の考えが芽生えてきます。そして今まで何でも言うことを聞いてきたことに疑問を持ち、自分で物事を見極めようとして、自分でやってみようとするのです。

反抗期が無い子どももいる

反抗期は、全員が経験するわけではなく、反抗期がない子も少なくないようです。
それは、精神的な変化や成長があり、反抗したい気持ちがあっても、はっきりした態度には出ない場合です。あるいは、反抗心をうまく自分の中で消化できたり、親子関係のあり方によっては、「反抗期はあったけれど、まわりにはわからなかった」ということもありえます。
「数日間、なにかを考えているようだったが、そのうちすっきりした顔でいつもの様子に戻った」ということもあるようです。

また、場合によっては反抗する必要がないと思っている、反抗しても意味がないと思っている、元々自己主張が苦手だったり、どうせ言っても自分の意見は聞いてもらえないと諦めていたり、親が忙しくて反抗する機会がない、親を悲しませたくないといったケースもあるでしょう。

親子の関係が良好で、反抗期がなくても自立できた、という方ももちろんいますが、甘やかしすぎたり、反抗する機会を失っているような場合は自立ができなかったり、反動で後から爆発してしまうこともあるので、普段から子どもの様子に気を配る必要があります。

反抗期の子どもの特徴

反抗期の子どもには男女で違う特徴があったり、共通する部分もあったりします。それぞれの特徴を知ることでどのように対処すればいいのか変わってくるので、ポイントを押さえておきましょう。

男女共に共通していること

男女に共通している特徴というと、口答えをする、イライラしている、目線を合わせないなどが挙げられます。
いずれも将来への不安や、自分は何者なのか悩んでいたり、自立したいという表れだったりします。

反抗期男子の特徴

男の子の場合は、言葉が荒くなったり、何かあると物に当たったり、時には手を出してくることもあります。また、口を利かないまま部屋に閉じこもるなど、目に見えて行動で表してきます。

しかしこれは子どもも不安やプレッシャーなどと闘っている証拠なので、あまり気負いせず見守ってあげましょう。

反抗期女子の特徴

一方女の子の場合は口が達者になります。親が注意すると、「今しようと思っていたのにやる気がなくなった」とか、「お母さんもやっているから、いいでしょ」と言って正当化したり、面倒くさがってやらなかったりします。

また、お父さんに対して、異常なまでの嫌悪感を示すことがあります。洗濯物を一緒に洗ってほしくないというのはよく聞く話です。

子どもとの接し方

では、反抗期の子どもとはどのように接すればいいのでしょうか。接するときのポイントや親はどうあればいいか、どうしてもうまくいかない場合はどうすればいいのか、対処法を紹介します。

子どもが楽しそうにしているときに声をかける

よく子どもに、「ねえ見て!」と言われることが多いでしょう。それはどんな些細なことでも自分でできたことを褒めてほしいから、認めてほしいからなのです。

子どもが落ち込んでいたり、いつもと様子が違ったりするときにはすぐに声を掛けがちですが、集中してなにか楽しそうにしているときこそ「がんばったね」「じょうずだね」と、頑張っている姿もちゃんと見ていることを伝えると、子どもも安心感が得られ、自立への手助けにもなります。

頼りにされたときは全力でサポートする

子どもが勉強に行き詰まっていたり、友達関係や何か悩んだりしているときに、助言を求めてきた場合はきちんと向き合ってあげてください。

聞かれてもいないのに、「どうしたの?」「こうやったら?」と言うと、かえって機嫌を損ね、心を閉ざしてしまう可能性もあります。
子どもから頼ってきたら、自分の時の体験談なども交えながらアドバイスしてあげると、子どもも心を開いて会話が増えたり、前向きになれたりするでしょう。

保護者がストレスを溜めないようにする

親も人間なので、最初は我慢できてもだんだん疲れてきてしまいます。体調を崩さないためにも自分に合った発散法を見つけてみましょう。

例えば、少しでも時間があれば、テレビや本、趣味があるならそれに集中して、自分の好きなことをしてみてもいいでしょう。また、外の空気を吸ったり運動したりすると、心身共にリフレッシュできます。また、抱え込まず友人に話を聞いてもらったり、相談して気持ちを軽くするというのもおすすめです。
ストレスがたまると心の余裕がなくなり子どもとの関係にも影響が出るので、うまく発散して子どもと向き合っていきましょう。

適度な距離感を保つ

反抗期の子どもとの距離感はとても難しいものです。無理に距離をつめようとするとうっとおしいと思われてしまい、ほっておくと無関心のようにとらえられてしまいます。
子どもの様子をよく見て、今は話しかけたほうがいいときか、そっとしておいたほうがいいのか、その都度判断しながら距離を図ることが大事です。

必要最低限の会話(あいさつやその日の予定など)は、毎日続けるとそれだけでもコミュニケーションは取れるのでその時に今日の子どもの様子を見るといいでしょう。

子どもが安心できる場所を作っておく

どんなに反抗してもまだまだ子どもで、できることも限られています。壁にぶつかることもあるでしょう。そんなときに弱い部分を見せられる存在がいるというだけで子どもも安心します。

子どもが反抗的な態度をとっているからといって、親も同じように冷たい態度をとったり突き放したりするのではなく、いつでもあなたの味方だよということを伝えて態度でも示していくことで、ちゃんと自分のことを考えてくれていると子どもも分かってくれます。

穏やかな心で受け流す

子どもの態度や言動をその都度真に受けていては、保護者側も心がつらくなったり、イライラが募るばかりなので、今はこういう時期だからと受け流す心も必要です。

そうすることによって些細なことからの衝突を減らすことができます。大人として子どもの成長のために必要なことなのだと受け止め、これが自立につながるならいいことだと、子どもからの多少の反発は気にしないようにしましょう。

第三者に入ってもらう

「子どもの態度を受け止めるのがつらい」「どうしてもけんかになってしまう」「物に当たったり、暴れてしまう」など、自分では抱えきれないと思ったら、他の人に助けを求めましょう。

間に誰かが入ってくれることで、子どもも親には言えないけど他の人になら話せるということもあるでしょうし、お互いに考える時間があることで冷静になれるので、少しでも早く問題を解決するためには助けを求めることは決して恥ずかしいことではありません。

まとめ

反抗期の子どもには干渉しすぎないように見守りましょう

小さい頃はべったりだったのに反抗期に入ると、関わらないでくれといわんばかりに冷たい態度をとられます。親としてはとても悲しいことですが、これは自分の中で大人になろうと葛藤していて、うまくいかずにもがきながら頑張っている証です。

口うるさく言いたくなる気持ちもわかりますが、子どもなりに考えているので温かく見守ってあげましょう。しかし、人としてやってはいけないことをやってしまった時などは、しっかりと叱るべきです。

それもまた、「ちゃんとあなたのことを見ているよ」ということを伝えられるので、親としてメリハリのある対応が良いでしょう。

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