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はじめてのトイレオシッコ

おむつが無理なくはずれるようにするには、子どもの成長に合ったタイミングで、必要なサポートをしていくことが大切です。
あせらず、あわてず、親子のかかわりを楽しみながらトイレトレーニングを進めていくヒントをお届けします!

トイレのルールは教えないと身につきません

「おしっこやうんちはトイレでする」というルールは、歯みがきやあいさつと同じように、大人が教えて初めて身につくものです。
トイレトレーニングは無理やり強制するものではありませんが、子どもが社会で暮らしていくためには必要なこと。
自分でトイレに行けないと行動が制限されて、子ども自身が困ってしまうので、心身の発達に合わせて教えていくのが望ましいといえます。
「おしっこやうんちは汚いので触らない」「トイレの後は手を洗う」といった衛生面で気をつけることも伝えていきましょう。

「おしっこ出たね」と排せつの感覚を気づかせて

生後6か月ごろまでは頻繁におしっこをしますが、膀胱が大きくなると間隔が少し長くなり、1歳を過ぎるとおしっこが出る感覚がなんとなくわかるようになります。このとき、おうちの方が「おしっこ出たね」と声をかけると「これがおしっこなんだ」と認識できるようになり、2歳ごろにはおしっこがたまった感覚がわかり始めます。
この年代は言葉を覚える時期でもあるので、「おしっこがたまる→出したい→出してスッキリ」という感覚をそれぞれのタイミングでおうちの方が言葉にしてあげるといいですね。

笑顔で進めるための3つの心がけ

1.成功したときは手ばなしでほめる

おうちの方にほめられると、そのときの体験は心地よいものとなり、「次もがんばろう」という意欲につながります。
トイレに行けたらシールを貼るといったごほうびを用意するのもおすすめです。

2.逆戻りしてもあせらない、怒らない

トイレトレーニングは、できたりできなかったりを繰り返しながら進むものなので、先週はうまくできたのに今週は失敗が続くということもよくあります。あせらず、怒らず、長い目で見守りましょう。

3.うまくいかないときはお休みしてもOK

子どもやおうちの方の体調が悪いとき、失敗が続いておうちの方がイライラしてしまうときなどは、無理せずにトレーニングは一旦お休みしてかまいません。気負わずに、マイペースを心がけて。

はるか遠く思えるパンツへの道も、ステップを踏めば取り組みやすくなります。うまくいかないときは前のステップに戻ったり、少しお休みしたりしてもよいので、無理のないペースで進めていきましょう。

3つの条件がそろっていればOK!

・自分で歩いてトイレに行ける
・言葉が理解でき、会話や身ぶりで「おしっこしたい」と意思表示できる
・おしっこの間隔が2時間くらいあくようになる

スタート

おむつが2時間くらい濡れなくなったらスタート

おむつを替えようとしても、おむつが濡れていないことが増えてきたら、おしっこをしてから次のおしっこが出るまでの間隔がどれくらいかをチェック。2時間くらいあくようになれば、トイレトレーニングの始めどきです。

ステップ1

出そうなタイミングでトイレに誘う

起床後やお昼寝のあとなど、おしっこが出そうなタイミングで「おしっこ行こうか」と誘います。
「おしっこがたまる→トイレで出す」という感覚をつかむことが大切なので、15分おきなど短い間隔で誘うのは避けて。

子どもの体に合ったおまるや補助便座を

おまるにするか補助便座にするかは、使いやすさや置き場所などを考慮して決めるとよいでしょう。
トイレ以外の場所でも使いたい場合は、従来のおまるのほか、ツボの形をしたチャンバーポット(ホーローおまる)という選択肢も。
使用するたびに洗う手間はかかりますが、子どもが床に足をつけてしっかり座ることができます。
補助便座を使うときは、足が床につかないと踏んばれないので踏み台を用意して。

ステップ2

成功する回数が増えたら日中だけパンツにする

一日の半分くらいはトイレでおしっこができるようになったら、日中だけパンツに履き替えます。最初のうちは「失敗して当たり前」と考え、おもらしをしても叱ったりせずに「おしっこ出たね」と落ち着いて対処しましょう。フローリングマットを敷くなど、掃除しやすい環境を整えると、おうちの方の負担を減らせます。

トレーニングパンツは必要に応じて

トレーニングパンツは絶対に必要というものではありませんが、厚手なのでおもらしをしても床を汚しにくく、好きなキャラクターのものを使えば子どものやる気アップにつながります。
外出時など、必要に応じて活用を。

ステップ3

声をかけるのをやめて自分から言うのを待つ

日中はパンツで過ごせるようになったら、「おしっこ行こうか」と声をかけるのをやめて、子どもが意思表示するのを待ちます。
おしっこがたまる感覚と「出た」という経験が結びつくと、トイレに行くタイミングがつかめてきます。
失敗することがあっても、おうちの方は声をかけるのをガマンして見守りましょう。

「おしっこ出るよ」と言う練習を

「自分から教えてね」と伝えるだけでは、子どもはどう言えばよいかがわからないこともあります。
「『おしっこ出るよ』って言うんだよ」と具体的な言い方を教え、実際に言ってみる練習もしておくとよいでしょう。

ゴール!

おしっこが出る前に言えるようになる

おしっこが出る感覚がわかり、自分から「おしっこ出るよ」と言えるようになれば、トイレトレーニング完了です。
時には失敗することもあるかもしれませんが、うまくできたときにたくさんほめると自信につながります。

夜のおむつ卒業はあせらずに

昼は子どもが自分の意思でおしっこを出せますが、夜は体に水分をためる働きをするホルモンによっておしっこがコントロールされています。
昼と夜ではおしっこが出る仕組みが違うため、おねしょが頻繁にある場合は夜はおむつをしていてもかまいません。

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