マガジンのカバー画像

実直に働きながら経済的自立を実現する

38
実直に働きながら経済的自立を実現するための、 「ロジックの理解」 「レディネス(準備性)の向上」 「リスキリング」 について週1〜2の頻度で記事を投稿します。 経済的自立に興味の… もっと読む
運営しているクリエイター

#スキしてみて

10年でお金から自由になる。~実直に働きながら経済的自立を実現する方法論~

お金に翻弄されているあなたへ。 本書は、「お金から自由になるための方法」を書いた本である。 お金から自由になることをここでは、経済的自立と呼ぶ。正確には、 「人に依存せず、かつ自分で働かなくても食べていける状態」を意味する。 この経済的自立を目指して、世の中にはマネー本や金儲けのノウハウ本があふれている。更に、早期退職を目指して経済的自立をする、いわゆるFIRE※1と呼ばれる米国発のムーブメントも今、日本で拡大している。 ただ残念ながらこれらは、自分のお金で実践したこ

【デジタル時代のリスキリングの大本命】データをビジネス・投資に応用する型① 変動:ビジネス編

①変動 ビジネスでも投資でも、変動は敵である。常に平均的に物事が起こっていれば、その対処は平易である。平均の値だけを見ていればよい。ただ残念なことに、ありとあらゆることに変動はつきものである。 そしてなぜか、より魅力があるもののほうが、その変動は激しくなる。たとえるなら、「女心と秋の空」であろうか。魅力的な女性ほど、その心が変わりやすいと感じるのは、男性読者の多くに賛同いただけるのではないかと思う。 その変わりやすいものを、統計を用いてどう対応していくかを見ていこう。ま

【デジタル時代のリスキリングの大本命】データをビジネス・投資に応用する型のテーマ一覧

ここからは、「データをビジネス・投資に応用する型」について述べていく。 起点を具体的なビジネスや投資のシーンとして、どういうことはデータや統計手法を用いて解けるのか、そのつながりを型として身につけていただく。 今ビジネスでデータを用いている人は、そのスキルを投資にも応用できると理解いただきたい。そして、その反対も同様である。 また、ビジネスでも投資でもデータを用いていない人。あなたはラッキーである。ビジネスと投資にデータを応用する型を、ここで同時に学ぶことができる。

【デジタル時代のリスキリングの大本命】システム思考その1 答えが用意されている

一般人「学生のときはよかったな。なんでも正解があったからな。正解さえ知ってれば、なんとかなったもんな。でも社会人になったら急に正解がなくなって、なんかすごい疲れる。正解どこかにないかな?」 システム思考家「さまよえる民よ、安心したまえ。世の中で頻繁に起こる問題は10個に整理でき、それらすべての正解はすでに用意されている」 これがシステム思考の価値である。過去の記事で、将来のお金の不安という問題がなぜ解決されないかというのを、システム思考のシステム原型のひとつである「問題の

【デジタル時代のリスキリングの大本命】水平思考その3 アナロジーを使う

その1で、うまく発散するための水平思考には3つの方法があるという話をした。 ㋐視座を変える ㋑アナロジーを使う ㋒前提をアップデートする 今回は、㋑アナロジーを使う について説明する。 ※元々の文脈を確認したい場合はこちら ㋑アナロジーを使う アナロジーとは、「ある事柄を元に他の事柄をおしはかって考えること。特に、論理学で、物事の間の特定の点での類似性から、他の点での類似性を推論すること」である。 たとえば、「QBハウス」と「俺のイタリアン」。表面上この2つのビジネ

【デジタル時代のリスキリングの大本命】論理思考その2 原因と結果とコンビニの都市伝説

※論理思考その1を見ていない人はこちら 因果関係は、原因と結果の関係であり、理由をきちんと説明しようということである。人間は理由がわからないと、納得しない生きものである。子どもは小さい頃から、「なんで? なんで?」を繰り返すし、「みんなSwitch持ってるよ。だから僕にも買って」と理由を納得させると、それが行動につながることを本能的に知っている。 さらに、小学生の作文の書き方に「いりたま」の法則というのがある。「意見」「理由」「体験」「まとめ」の頭文字をとったのもので、こ