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おはぎのような模様の猫

ぽつぽつと葉に落ちる雨音を聞きながら
どこかポップな曲の中

いつものブレンド珈琲と
はじめて食べるりんごとくるみのケーキ

なぜか落ち着くこの空間の中いつぶりかの
noteを綴る

忙しなくすぎていく日々の中
自分がここにいないような感覚に陥る

この空間は自分をみつめるのに
ぴったりだ

私の股の間に
何度か入り込もうとするおはぎ
気づくと私の足元で暖をとる

この頃はもっぱら暖炉にいた彼女
今日はどこにも暖がなく
私の体温で暖をとる彼女に
愛おしさを感じる

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今読んでいる本のタイトル
愛するということ

帯に谷川俊太郎がコメントしているのが目に入り
気になり購入した

序章でくらった文面がある

金や名誉を得る方法だけが習得に値する。
愛は心にしか利益を与えてくれず、
現代的な意味での利益はもたらしてくれない。
われわれはこんな贅沢品にエネルギーを注ぐことはできない、と。
はたしてそうだろうか。

この文面を読み
愛する技術を学ぼうとしなかった
自分に恥ずかしさと、悔しさを覚える

私にもできるだろうか
愛を与えることが

まだこの本の結末には至っていない
そこで私は何を感じるのだろうか
なにか今の自分に
結びつけることはできるのだろうか

少しだけ期待している

君はいいね
暖をとりたいという自己の利益のために
愛嬌を振り撒き
もっといい暖をみつけると
なにもなかったかのように
足早にさっていく

人間はそうも簡単にいかないらしい

この数分が私の癒しになる
少しの感謝と
少しの嫉み

また会いにくるよ
そのときも私に愛嬌を振り撒いてくれるだろうか


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