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3行で終わらない日記[2023年10月6日]

先週から毎朝、團十郎朝顔が咲いている。大輪の朝顔で、花弁が歌舞伎俳優の市川團十郎の色である柿渋色(團十郎茶)であることから、その名前がついたらしい。葉の色もライムグリーンで大きくて美しく、名優の名前にぴったりの、ほれぼれとする朝顔だと思う。

私は種子から育てているのだが、今年は種蒔きの時期が遅かったので、ちゃんと咲くかなぁと思っていたら、6粒のうち1粒だけが芽を出し、ぐんぐん育って、咲いてくれた。朝顔にはけっこうな量の肥料が必要らしいので、コンポストでできた肥料を使ったのがよかったのかもしれない。

團十郎朝顔との出会いは、5年くらい前。牛天神北野神社のお祭りに行った時、たまたま無料配布していた苗を頂いた。牛天神北野神社のホームページを見ると、毎年7月第3土曜・日曜に「大輪朝顔まつり」があるとのことなので、たぶん、その時に頂いたのだろう。

朝顔といえば、小学生の時に育てたことしかなく、もっと早い時期に植えるものだと思っていたが、團十郎朝顔を渡してくれたおじさんによれば、「これから育って、いっぱい咲くよ」と言われた。その言葉通り、咲き始めてからは次々と咲き、11月に入ってからも咲いていたので、驚いてしまった。

配布していたおじさんは、團十郎朝顔を守る会だったか、広める会だったかの人で、「種子をいっぱいとって、周りに配ってね」とも言っていた。種苗会社の説明を見ると、「増殖が難しく、個体数を維持するのがやっと」と書いてあるので、貴重な朝顔ではあるようだ。おじさんの言葉を忘れずに、できた種子は周りの知人に配っている。今年も種子がとれるといいなぁと思っている。

仕事に関するもの、仕事に関係ないものあれこれ思いついたことを書いています。フリーランスとして働く厳しさが増すなかでの悩みも。毎日の積み重ねと言うけれど、積み重ねより継続することの大切さとすぐに忘れる自分のポンコツっぷりを痛感する日々です。