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3行で終わらない日記[2023年11月13日]

11月らしい冷え込みが続くと、この間まで時期はずれに見えていたクリスマスの飾りや街路樹のイルミネーションが、煌めいて見える。いくら季節感のあるものを視覚情報として受け止めていても、皮膚感覚から得る情報のほうが強いのだなぁ、と思う。

昨日の日曜日は、5回目のコロナワクチン接種を受けた。4回目までほど切迫した気持ちはないのだけど、無料で受けられるのも今回限りかも、と思ったので予約を申し込んだ。4回目まであった大規模接種会場がなくなったため、今回は近所のクリニックが接種場所。初めて行くクリニックで、しかも耳鼻科で受けるようになっていた。

新型コロナが流行り始めたときは、あれほど世の中が恐怖感に包まれ、息を潜めるように緊急事態宣言の間、暮らしていたのに、今は、そんな時期がなかったかのように人々は動いている。5類に移行してからも、周囲では感染していた人が結構いたし、Twitterを見ていると重症化している人もいるので、決して未だ侮れない病気だとは思うのだが、世の中の忘れっぽさの速さに、どことなく腑に落ちない気持ちはある。

いったい新型コロナウイルスとは、どんな病気だったのだろうか。2類の頃は、新型コロナに関する情報も多く取り上げられていたので、割と早く情報が入手できたが、今はメディアも積極的に取り上げないので、自分から情報を取りにいかないと現状がよくわからない。書籍なり、まとまった形での情報を一度、取り込んでおいたほうがいいなぁ、と思っている。

ネットメディアの時代になり、情報量は大量に流れてくるし、一見、プッシュ型で情報を得られるような気がするけれど、中身は痩せ細っている。この1週間に注目されている情報が集中して大量に流れているからだ。雑誌が元気だった時代は、欲しい情報の隣に知っておくと役に立つ情報も載っていたので、エース級だけでなく、2番手、3番手の情報も同時に得ることができた。今はその2番手、3番手の情報を自分で探しにいかなければならない時代だ。

Googleの検索も最近は「これじゃないんだよなぁ」というのがヒットしたりして、検索ワードを工夫しないと、物足りないことが増えてきた。そのうちAIによる情報汚染も社会問題化するだろうし、もしかすると、インターネット以外の形で流布する情報の形が現れるかもしれないと思ったりしている。

仕事に関するもの、仕事に関係ないものあれこれ思いついたことを書いています。フリーランスとして働く厳しさが増すなかでの悩みも。毎日の積み重ねと言うけれど、積み重ねより継続することの大切さとすぐに忘れる自分のポンコツっぷりを痛感する日々です。