8、宿泊先と交通機関【公認心理師試験の受験体験記】

受験地が自分の住んでいる都道府県ではなかったので、必然的に宿泊が必要になりました。感染症予防対策を鑑み、宿泊先と交通機関選びも非常に悩みました。受験票が届き、都道府県以下の、さらに詳しい受験場所の情報が初めて分かり、悩みに悩みつつ急いで探して、受験会場から1駅先の、駅直結ホテルに予約を取りました。交通機関も本当に悩みましたが、行きも帰りも昼行き高速バスを選択。何かあった時に身軽に対応できるよう、着替えなどの大きな荷物は行きも帰りも送ることに決めました。

そしてついに出発の日が来ました。受験時以外はホテルの部屋に閉じこもれるよう、できるだけ食料を持ち込みました。職場の同僚が、時間が経っても美味しいパンやクッキーを応援品だと言ってプレゼントしてくれました。これらが移動中や一日がかりのテスト中の貴重な食料になりました。

2020年12月下旬の昼行きバスの車内は、行きも帰りも5、6人程度乗客がいましたが、誰も乗っていないかのような静けさでした。不織布マスクを二重につけ、水分を摂る一瞬しか外さず、会話や食事は乗客の誰もしませんでした。もともと乗り物の中で寝てしまうと風邪を引きやすいので、この往復の時だけは一睡もせずしっかりと起きていました。私は本当はSAPAの雰囲気が大好きなんですが、この時ばかりはバスの休憩で訪れてもトイレしか利用せず、周囲20mは誰もいないのを確認してから、持参した食料を口にするという状況でした。

受験地のターミナルに到着し、地下を1分くらいで駆け抜け、ホテル最寄り駅への電車に乗りました。すぐに駅につき、ホテルに向かうと、明らかに食料をいっぱい持った旅行者が同じ方へ歩いていました。同じく受験をするのかなと思いました。すぐホテルに着いて、すでに届いていた荷物も部屋まで届けてもらえました。それでようやく一息つきましたが、受験のルールで体温を測らないといけないので、持参した体温計で測って記録しました。翌日の朝(つまり受験当日)も熱発しませんようにと願いました。

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