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【一人暮らしの徒然】ちょこちょこと白湯を飲む

 起き抜け、顔がかさついてるのをまず感じる。
 起き上がって、トイレに行って体重を計った。1キロ増えてる。昨日は外食した上に、夜に一ヶ月ぶりのポテトチップスを堪能した影響だ。朝食は薄めたカフェオレだけにとどめておこうと決める。ついで服薬を済ませた。
 カフェオレをレンジで温める間、顔を洗ってフェイスパックをする。朝から顔を保湿するのはさながら一つの善行だと思う。顔に白いシートをくっつけたまま、机に向かって手帳を開いて昨日の振り返りを記録した。
 万年筆のキャップを締めて、フェイスパックを剥がす。丸めても湿潤を残すシートで耳朶や首周りをなぞってから捨てて、追加のクリームで入念に保湿を重ねた。
 あたたまったカフェオレをレンジから取り出して口をつけながら、しばし中学英語のテキストを開いていく。一週間ぶりの勉強で、感覚を思い出しながら解いていく。なるべく毎日やる。中断しても再開する勇気を持つ。継続はその繰り返しだ。
 勉強に気が済んだあたりで、時計を見るとそろそろ洗濯機を回してもいい頃合い。三日分の洗濯物を入れた後、スマートフォンに母からのメッセージが届く。「いい天気だから布団干せそうだね」。それもそうだとステンレスの物干しをベランダに広げて、布団を干した。晴れた空は春らしい淡い色に満ちている。
 部屋じゅう掃き掃除して、トイレの便器を軽く磨いた。洗濯機が洗い上がりの通知音を鳴らす。洗濯物を干して、30分日に当てた布団を取り込む。家事の途中で乾燥を感じて、2度目の顔の保湿をした。加湿器という選択肢が頭をよぎるが、管理するものが増える億劫が勝つ。地道に化粧水やクリームを使う。ちょこちょこと白湯を飲む。
 一通り体裁を整えた部屋で、概ね満足して椅子に座る。店の開く時間まで、机に向かって作業して過ごした。

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