FileMaker エラーログ設定のお作法

FileMaker 18 で追加された スクリプトステップ [ エラーログ設定 ]。詳細はヘルプを見ていただくとして、今回は自分なりのお作法をメモしていきたいと思います。

エラーログ設定をオンにした後にエラーが出ると、クライアントのドキュメントフォルダ内の ScriptErrors.log にログが追加されていきます。( ScriptErrors.log がない場合は作成されます。)

タイムスタンプ : エラー発生時のクライアントの日付と時刻。
データベースセッション番号 : スクリプトが実行されているセッションの ID。
ファイル名 : スクリプトが含まれているファイルの名前。
アカウント名 : スクリプトを実行したアカウント。
スクリプト名 [スクリプト索引] : 索引はスクリプトワークスペースのスクリプトパネルでのスクリプトの位置です (1 から始まります)。
ステップ名 [行番号]エラーコード : FileMaker エラーコードを参照してください。
カスタムデバッグ情報

基本的な情報 ( タイムスタンプやアカウント名、スクリプト名等 ) は、デフォルトで記載されているので、エラー発生時のレイアウト名などを「カスタムデバッグ情報」に記載していくことになるかと思います。

このカスタムデバッグ情報は、開発を進めていく上で複数の情報を入れる事が想定されることから、最初から JSON などで記載する事が望ましいです。

JSON を使用すれば、1 行 1 エラーとする事ができるので ScriptErrors.log の情報を [ データファイルから読み取る ] スクリプトステップなどで取得して、エラー情報をデータベースに登録する際などに便利です。

画像1

JSON を使用せずに改行で情報を書き込んだ場合、1 行 1 エラーという原則が崩れるケースがありますので注意が必要です。

エラーログ設定はプレービューとして提供されています

重要 : このスクリプトエラーログの形式は、顧客のフィードバックを収集するためのプレビューとして提供されます。今後の製品バージョンで大幅に変更される可能性があり、運用システムでの使用は想定されていません。

要望

カスタムデバッグ情報は、JSON 形式もしくは、1行じゃないと ? となるようにして欲しいなと思っております。

ScriptErrors.log は自分が作ったファイル以外のエラーも ( エラーログ設定されていれば ) 蓄積されていくものなので、各開発者様におかれましては、1 行 1 エラーになるような作りをしていただきたく、お願い申し上げます。


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