FileMaker にフォルダの中のある PDF ファイルなどを取り込みたい。

Claris FileMaker を導入する前など、Microsoft Office Word や Excel のファイルや PDF ファイルなどの管理は、名前の付け方やフォルダで分類して管理するケースは多いと思う。

これらのファイルを FileMaker に取り込みたいという要望があったので、ノートに備忘録として残すこととした。

FileMaker は標準で、フォルダごとインポートできる。

[ファイル] > [ レコードのインポート ] > [ フォルダ… ] でフォルダ内のファイルの一括インポートをすることができる。
インポートのダイアログを見ると、ピクチャとムービーファイル、テキストファイルの二つのファイルタイプを選ぶことができる。

ファイルタイプはピクチャとムービーファイル、テキストファイルを選択できる。

ここで、ずっと勘違いしていたことがある。(唐突の告白)
インポートすることのできるファイルタイプは、ピクチャとムービーファイル、テキストファイルだけであると思っていたが、ヘルプを見ると「PDF」もインポートできるのである。

ファイルのフォルダの一括インポート
FileMaker Pro では、複数のファイルが含まれるフォルダを 1 回の操作で一括してインポートすることができます。たとえば、複数のピクチャ、PDF、オーディオ/ビデオファイルを 1 つずつ挿入する代わりに、すべてを同時にインポートすることができます。また、テキストファイルのフォルダをインポートすることもでき、各ファイルの内容を 1 つずつコピーして貼り付け (ペースト) するよりも高速です。

https://help.claris.com/ja/pro-help/content/importing-folder.html

取り込むことのできるファイル

実際取り込んでみてわかったことは、ピクチャ、PDF、オーディオ/ビデオファイルの他にも、Microsoft Office Word 、Zip ファイル、exe ファイルも取り込むことができた。

次のリストは、私のダウンロードフォルダに大量に入っていたファイルをフォルダごとインポートしてみた際に取り込まれた拡張子の一覧です。色々な拡張子が取り込まれたことがわかります。

7z, ai, bas, bmp, c, car, cbp, cbproj, CH, claris, cmd, config, cpp, CR2, cs, csproj, css, dat, db, dev, dfm, dll, dls, dmg, doc, docx, dpr, dsp, dsw, dylib, ejs, eml, entitlements, eot, eps, EUF, evtx, exe, f90, fmcert, fmx, fmx64, FON, fp5, fp7, frm, gif, h, hbs, HEIC, icc, icns, ico, ics, IDX, inc, inf, ini, iso, jar, java, jpeg, jpg, js, key, lib, lzh, m4v, manifest, map, markdown, md, mlmodel, MOV, mp4, mpr, myapp, nib, nuspec, otf, pages, pas, pdb, pdf, pem, pfx, php, pkg, plist, png, ppt, pptx, PRG, pro, ps1, psd, pxm, py, rbp, rels, res, rest, resx, rsrc, rtf, scpt, scss, sdef, sea, settings, sh, sit, sln, so, strings, styl, swf, textClipping, tgz, THU, tif, tiff, traineddata, ts, TTC, TTE, ttf, ui, url, vb, vbp, vbproj, vbw, vcproj, vcxproj, vfproj, wav, webloc, webm, webmanifest, webp, woff, woff2, xlsm, xojo_binary_project, XPJ, yml, zip

ピクチャとムービーファイルと書いてあるのと裏腹に、意外と多くのファイルを取り込んでくれることがわかった。

取り込まれたファイル

ヘルプには[すべての下位フォルダを含む] を選択した場合、最大で 100 階層のフォルダからインポートすることができる旨が書いてある。

インポートできないファイルタイプだと、エラーが表示される。

ファイルタイプをピクチャとムービーファイルを選択していると、txt ファイルや、csv、Excel、xml ファイル、html ファイルといったファイルは取得できないので、別途考える必要がある。また、fmp12 ファイルも取り込まれることはなかった。


その他の方法

BaseElements プラグインの関数で BE_FileListFolder という関数もあり、結構高速で取得できる。このリストを利用して、ファイルを取り込むこともできると思う。ケースバイケースで使っていきたい。


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