FileMaker と ChatGPT を連携してみた (画像編)

p388cell

2024年4月26日 20:35

OpenAI が展開している ChatGPT などの AI が巷を賑わせている。
今回は、Claris FileMaker で作成されたカスタム App に格納されている画像を ChatGPT を利用して類推してみたという備忘録です。

1. OpenAI のアカウントの作成

https://openai.com/ にアクセスして Log in をクリックする。

サインアップをクリックする。もしすでにアカウントを持っている場合は、メールアドレスを入力して[続ける]をクリックするか、[Google で続ける]などをクリックする。

メールアドレスを入力して[続ける]をクリックするか、[Google で続ける]などをクリックする。

メールが届いたら、[Verify email address] をクリックする。

2. 支払い情報の設定

Would you like to set up automatic recharge? ( オートチャージを設定しますか？ ) はお好みで。私は怖いからオフにした。

3. SECRET KEYの取得

4. FileMaker Pro でカスタム App を作成

カスタム関数の作成 (任意)

CF_API_KEY というカスタム関数を作成する。中身は、SECRET KEY の値を""の間に入れておく。カスタム関数は [ファイル] > [管理] > カスタム関数… で作成できる。( カスタム関数… が選択肢に出てこないときは、[環境設定] > [一般] > [高度なツールを使用する] にチェックをつけて、FileMaker Pro を再起動する。)

スクリプトの作成

# 画像を認識させるスクリプト in file 画像を認識させる

# ChatGPT に画像を判断してもらう。
# 20240426 p388cell
# 
# 
ウインドウの固定
ユーザによる強制終了を許可 [ オン ]
# 
変数を設定 [ $json ; 値: Get ( スクリプト引数 ) ] 
変数を設定 [ $prompt ; 値: JSONGetElement ( $json ; "prompt" ) ] 
変数を設定 [ $field_name ; 値: JSONGetElement ( $json ; "field_name" ) ] 
変数を設定 [ $base64 ; 値: JSONGetElement ( $json ; "base64" ) ] 
変数を設定 [ $OPENAI_API_KEY ; 値: CF_API_KEY ] 
# 
変数を設定 [ $model ; 値: "gpt-4-vision-preview" ] 
変数を設定 [ $temperature ; 値: .7 ] 
変数を設定 [ $role ; 値: "user" ] 
変数を設定 [ $extension ; 値: Let( 	[ 		~filename = 		GetContainerAttribute( 			画像を認識させる::画像ファイル; 			"filename" 		) 	]; 	GetValue( 		Substitute( ~filename; "."; ¶); 		PatternCount( ~filename; ".") + 1 	) ) ] 
# 
# 
# 
If [ IsEmpty ( $json ) ] 
	カスタムダイアログを表示 [ "確認" ; "スクリプト引数が設定されていません。" ] 
	現在のスクリプト終了 [ テキスト結果: False ] 
Else If [ IsEmpty ( $prompt ) ] 
	カスタムダイアログを表示 [ "確認" ; "プロンプトが設定されていません。" ] 
	現在のスクリプト終了 [ テキスト結果: False ] 
Else If [ IsEmpty ( $field_name ) ] 
	カスタムダイアログを表示 [ "確認" ; "結果を格納するフィールドが指定されていません。" ] 
	現在のスクリプト終了 [ テキスト結果: False ] 
End If
# 
Loop [ フラッシュ: 常に ]
	Exit Loop If [ not IsEmpty ( $OPENAI_API_KEY ) or $last_message_choice = 2 ] 
	カスタムダイアログを表示 [ "確認" ; "OPENAI_API_KEYが設定されていません。openai のサイトに移動して、API  key を取得してください。" ; $OPENAI_API_KEY ] 
	変数を設定 [ $last_message_choice ; 値: Get ( 最終メッセージ選択 ) ] 
End Loop
# 
If [ $last_message_choice = 2 ] 
	現在のスクリプト終了 [ テキスト結果: False ] 
End If
# 
変数を設定 [ $url ; 値: "https://api.openai.com/v1/chat/completions" ] 
変数を設定 [ $payload ; 値: JSONSetElement( $payload; 	[ 		"model"; 		$model; 		JSONString 	]) ] 
変数を設定 [ $payload ; 値: JSONSetElement( $payload;[ 		"temperature"; 		$temperature; 		JSONNumber 	]) ] 
If [ IsEmpty ( $base64 ) ] 
	変数を設定 [ $payload ; 値: JSONSetElement( 	$payload; 	[ 		"messages[0]role"; 		$role; 		JSONString 	]; 	[ 		"messages[0]content"; 		$prompt; 		JSONString 	] ) ] 
Else
	変数を設定 [ $payload ; 値: JSONSetElement( 	$payload; 	[ 		"messages[0]role"; 		$role; 		JSONString 	]; 	[ 		"messages[0]content[0]type"; 		"text"; 		JSONString 	]; 	[ 		"messages[0]content[0]text"; 		$prompt; 		JSONString 	]; 	[ 		"messages[0]content[1]type"; 		"image_url"; 		JSO… ] 
End If
# 
テキストを挿入 [ 選択 ; ターゲット: $cURL ; 「curl --location --request POST 'https://api.openai.com/v1/completions' \ --header "Content-Type: application/json" \ --header "Authorization: Bearer $OPENAI_API_KEY" \ -d @$payload」 ] 
変数を設定 [ $cURL ; 値: Substitute( 	$cURL; 	[ 		"$OPENAI_API_KEY"; 		$OPENAI_API_KEY 	]; 	[ 		"_____prompt_____"; 		$prompt 	] ) ] 
URL から挿入 [ 選択 ; ダイアログあり: オフ ; ターゲット: $result ; $url ; cURL オプション: $cURL ] 
# 
変数を設定 [ $error ; 値: JSONGetElement ( $result ; "error.message" ) ] 
# 
If [ not IsEmpty ( $error ) ] 
	カスタムダイアログを表示 [ $error ] 
	現在のスクリプト終了 [ テキスト結果: False ] 
End If
# 
フィールドを名前で設定 [ $field_name ; JSONGetElement ( $result ; "choices[0].message.content" ) ] 
# 
レコード/検索条件確定 [ ダイアログあり: オフ ] 
# 
現在のスクリプト終了 [ テキスト結果: True ] 
# 
# 
# 
# 
# 
# 
# 
#

引数は次のように渡します。

JSONSetElement(
	"";
	[
		"prompt";
		"この画像について説明してください。";
		JSONString
	];
	[
		"field_name";
		GetFieldName( 画像を認識させる::結果);
		JSONString
	];
	[
		"base64";
		Base64Encode( 画像を認識させる::画像ファイル);
		JSONString
	]
)

サンプル

SECRET KEY は自分のものを利用してください。

参考にさせていただいたサイト

その後見つけた情報

ドンピシャ(ChatGPTとFileMakerと画像の連携)の情報でした。

お金

まだ少ししか試していない。意外とコストは低いかもしれない?

以上、備忘録でした。

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