え?まさか?~予想外の病気が判明した日

最初に何を書こうかと少し悩んだのですが、
まずは、一番インパクトが大きいだろうものにしようと思います。

私は現在47歳。丁度3年前にびっくりする出来事があったのです。

元々、私は無茶苦茶体が強い方ではありません。
小さい頃はよく熱をだしたり、吐いたりして毎年入院したりもしていました。
でも、中学校、高校と進んでいくにつれ、体力も付いてきて病院にかかる事も少なくなってきました。

皆が皆ではありませんが、結構色んな人が通ってくる道だと思いますし、
成人してからは、一度腹痛と熱が収まらないな、と思って、
歩いて病院にかかったら、そのまま緊急手術になった虫垂炎(29歳)以外は
大して大病はしないで過ごしてきました。

そんな中で、40歳を超えて、ふと思い出したのが父親のこと。
私の父親は、47歳に、心筋梗塞を起こして一命はとりとめたものの
高次脳機能障害となり、徒歩も会話も不自由になりました。
高血圧は常々言われていたものの、通院を怠って病気となった感じです。

私も職場の健康診断で高血圧は指摘されており、
近隣の内科で良い先生を見つけたので、通って血圧コントロールを続けていました。
なので、そこまで心配はしていなかったのですが、ふと父親の事を思い出して、
『普通の健康診断から、もう一歩踏み込んでもいいかもしれないな。もういい年だし』
と思い立ち、脳ドックを受信することにしたのです。

脳ドックを申込み、受診して結果が出るまでの間、
私は『まぁ、父親の事もあるし、小さい脳梗塞位なら見つかるかもしれないなぁ』と考えていました。
何かしら引っかかるだろうと心構えはしていたのです。

そして届いた検査結果。
開いてまず目に入った総合判定は……『G(要受診)』
あぁ、やっぱり何か見つかったか、とどこか納得した気持ちで詳しく中を読み進めて行ったら

『……はぁ!?』

そこには、「多発性硬化症の所見を認める」の文言が。
完全に予想外の病名がありました。

多発性硬化症と言えば、難病指定されており四肢に障害が出たりする病気。
でも、私は四肢に違和感すらありませんでした。

流石にこれは誤診じゃないか?
いや、でもそんな無責任な診断を送ってくることは無いだろう。
とりあえず、仕事に余裕が出る頃に大きい病院への紹介状を書いてもらうことにして……と、半ばパニックに近い状態。

あまりにも不安がピークを越えて、紹介状が出来上がる日に休みを取って、
直ぐに通院することにしました。
もう、頭の中もごちゃごちゃするし、色々考えすぎて体調も悪くなるしで
まったく余裕がなくなっていたんですよね。

そして、今も通っている病院……娘が生まれる時にお世話になった病院だったのですが、
大きな総合病院でほとんどの診療科がある所でした。
娘のお産の時、スタッフの皆さんの印象が良かったので、そこにしようと考えた訳です。

受付をして、落ち着かない状態のまま順番を待って、ようやく呼び出され、
先生に紹介状と一緒に持ってきたMRI画像を見てもらい……
結果は、やはり多発性硬化症の疑いが非常に強く、ほぼ間違いないだろうという事でした。

この続きは、次の機会に。
次回:確定診断と治療方針~腹が座れば迷わなかった

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