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デザインアカデミーとの衝撃の出会い

それは2019年7月20日頃のこと。

facebookのページを開けたら、ニュースフィードに気になる投稿。

「ふるさとデザインアカデミーichi」

普段はスルーすることも多いんだけど、すごく気になって、リンク先をポチリ。

引き込まれるように、そのページを読み耽った。

「ふるさとデザインアカデミーは、
デザインと経営の両面から地域課題を解決する
「デザインプロデュースができる人材」を
実践型研修および各地域での自走サポートにより育成し、
地域の事業者によるデザイン経営や効果的なデザイン活用を促すことで、
地域経済の活性化や地域課題の解決につなげることを
目的としています。」

ふるさとデザインアカデミーは、経済産業省・中小企業庁 「令和元年度ローカルデザイナー育成支援に関する委託事業」を株式会社ジェイアール東日本企画が受託し、運営しております。実施にあたってのカリキュラム及び教材は経済産業省・特許庁「産業競争力とデザインを考える研究会」の報告書『「デザイン経営」宣言』の考え方をもとに、作成しております。

デザイン経営宣言については、こちらをご確認ください。
https://www.meti.go.jp/press/2018/05/20180523002/20180523002-1.pdf

なんですと!!

めちゃくちゃええやん!!

大学でグラフィックデザインを学び、印刷会社の企画室でバブル期にデザインの現場で叩き込まれ、出産退職・岡山に転居して子育てしながら在宅ワーカーを経て、地元のWEB制作会社でお世話になり、満を持して独立。

そして8年目を目前にしていた当時。

ワンオーナーの個人事業主様から家族経営の商店様、製造メーカーや福祉事業所の支援、行政の専門家として、さまざまなクライアントのデザインの課題に向き合ってきて、マーケティングの重要性に気づき、経営面、事業者としてのヴィジョンが、デザインに重要なことをひしひしと感じていた頃だっただけに、ものすごく響いた。

この変化の激しい時代だからこそ、もっと根本から、デザインと経営を学びたかった。

そして、地方の企業が、単独1社で自社の経営課題を解決することは限界がある、と感じていたのだ。

「地域ブランディング」

「地域の特産品開発」

「アンテナショップ」

「6次産業化」

こんな言葉がとても身近にあって、でも、その手法というか、取り組み方や目線に、多少なりとも「違和感」を感じていたので、これは一つの大きな道標になる!という「予感」がした。

貪るようにスケジュールや募集要項を読んだ。

盆休みなんて、頭から取るつもりは無かったので、

どんなスケジュールでもこなす、と決めていた。

二日間の基礎研修とワークショップは、単独での受講。

このアカデミーが素晴らしかったのは、「デザインプロデュース
プログラム」というOJTプログラムがあったこと。

半年間かけて、専門家の現地実習が受けられるのだ。

これがすごいと思った。

座学やワークショップでいくら回数重ねても、「使えなければ意味がない」

「知る」「わかる」と「できる」の間には、深〜〜い谷がある。

このプログラムに応募するには、ただ一つ、条件があった。

それは、誰かと一緒に申し込むこと。

デザインプロデュースを志す「支援者」が私。

支援される「事業者」と共同申し込みが条件だったのだ。

さて、誰と?

上っ面のデザインだけではなく、「経営」についても掘り下げるので、「経営」の数字を開示していただかないといけない。

半年間もの時間と、東京でのセミナーや展示会での評価実習。

受講料は無料!という破格の条件ではあるものの、相当の時間を費やしてもらわないといけない。

本気度がないと続かない。

それと信頼関係。

数年前に、アグリフードEXPOの出店サポートで東京展示会を2年連続ご一緒させていただいたある事業者が浮かんだ。

パッケージデザイン・社内報などで、かれこれ5年以上お世話になっている。

「有限会社 阪本鶏卵」

気がついたら、阪本社長にメッセンジャーを送っていた。

続く。。。