第221回 aint

【生と死。光と闇。小さな希望を。】


福岡発男女混成4人組ツインボーカルバンド。
福岡を拠点に活動中のaint(エイント)。

2016年4月15日1stミニアルバム「ハナノアト」をリリース。

闇で生き続ける少女は、朝日を怖がる。彼女の居場所は建物の影、地下。
それは人々の眼差しが真っすぐ自分自身に刺さるような感覚に似ていて、前を向いて歩く事が出来ないから。雨が降らない日だって、日よけ用に見せかけた黒い傘は人々の眼差しから逃げるため。それでも少女は欲しがる、日の当たるあの場所で人々を魅了出来る、人々から向けられる笑顔の先の道化師のような温かい場所。叶いもしないとわかっていても、望んでしまった。
理性と欲望の間で揺らぐ、破壊的な少女の叫び。本当の言葉が舞う世界の音楽。

#aint #音楽


このバンドを知ったきっかけはfulusu、the ciboの対バンツアーの福岡編に出演していたことからです。そのライブを見に行ったわけではないのですが、僕は福岡にいるバンドはあまり詳しくないので発掘していけたらいいなあという思いから、YouTubeで音源を聞きました。
僕は普段美メロ、歌モノ、日々の憂鬱、どうしようもない感情の行き場を与えてくれる音楽が好きです。なので、こういうバンドを聴くイメージが無い方もいたと思いますが、なんでしょう、オルタナティブ系も結構好きです。吐き出せないことって溜まっていくんですよね。特に僕は学生時代の事は未だに溜まったままで、いつまでも呪縛のように日々思い出して、逃れられないんです。どうしてあの時一生懸命生きなかったんだろうとか、あの選択をしてしまったんだろうかとか。そういう取り繕えないものを代わりに吐き出してくれているような気がして、僕は時々救われています。ギャーギャー言っていてあまり好きじゃないという方もそういう捉え方をすれば少し見方が変わってくるかもしれません。と言っても僕の考え方なので受け止められなくても仕方ないんですけどね。

しゅっしゅ こと がうち

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