2019年5月マンスリー

① BIN(ボカロP)

YouTubeの関連動画をきっかけに知った音楽です。若者の大人への反面教師感が全体的に出てる曲だなって思いました。でもそれと同時に、自分もこういう風に思うこともあって、「八つ当たりなら他所でやってくれ/イライラならどっかに仕舞え」とか「不毛な努力で心が磨り減る/嫌だ何だかんだ逃げ場が無いんだ」って部分が、凄く沁みました。
この人今すごく僕に八つ当たりしてるなあとか、言いたいことあってもどうせ変に言いくるめられちゃうから面倒臭いし言わないけど、でもなんでこんな不毛なことしなきゃいけないんだろうとか思ったりもします。
結局大人って呼ばれる人間ってなんだかんだ言い訳つけて、自分を正当化したいだけだし、年齢と共に無駄なプライドばっかり増して、間違っていることを素直に謝ることもできなくなるだけだし、考えないといけないことも増えるしで、頭が狂いそうになります。そういうのを全部吐き出してくれていると思います。

② amy in a room(神戸)

神戸を拠点に活動しているバンドです。ROJACKの1月に入賞しているのをきっかけに知りました。
「scorn」を聴いてとても気になっています。全体的にガシャガシャしているんですけど、そういう変拍子でやっちゃうんだっていう、良い意味での心の突っ掛かりがあって、しかもこの感じでちょっと未練残っている恋愛っぽい歌詞にしちゃうんだっていう面白さと、偏屈具合が個人的にグッときました。
綺麗な失恋ソングって大体言ってること一緒で飽きちゃうし、どうせそんな綺麗な思い出ばっかりじゃねえだろ!って思ってしまいます。
今、じわじわきてるオルタナ系のバンド(時速36km、CRYAMY、 Hue'sとか)好きな人が聞いたら、結構好きになるんじゃないかなって思います。


③ lowthemanhattan(大阪)

大阪を拠点に活動しているバンドです。好きな音楽ジャンルのバンドの、対バンの対バン・・・って辿っていた時に、たまたま見つけました。バンド名も知らなかったんですが、ここにもアップしている「境界線」という楽曲を聞いた時に、ただただ興奮しました。純粋にどタイプすぎて、今一番、一緒にイベントをやってみたいバンドと言っても過言ではないです。
真っ暗闇の世界で光の差さない世界で死んでいく人の、終末を描いた絵本みたいな音楽だなと思いました。全体的には破滅的だし、狂気的ではあるけど、どこかに人間が捨て切れない、未練みたいなのが消化しきれず残ってる、儚さが感じられるような気がします。
ポストロック、オルタナ、シューゲイザーが好きな人に是非聴いてもらいたいです。


④ Yorimichi(岩手)

岩手を拠点に活動しているバンドです。Eggsをきっかけに見つけたバンドで、以前イベントにも出演してもらいました。岩手にこんなに良いバンドが居たのにびっくりしたし、それを見つけられて、凄く嬉しかったです。
勿論音楽が好きで誘って、個人的にギターロックっぽいバンドのイメージが強くって。でも実際ポストロック、オルタナ感もあって、色んな人が興味を持ってくれる音楽なんじゃないかなって思います。
ライブも実際に見て、こういうジャンルにありがちな寒いMCとかじゃなくて、ちゃんとそのライブ一本に対しての姿勢とか、今どういう風に感じていて、こうでありたいっていう理想に近づくためにどうしたらいいか、それをちゃんと自分たちで考えて、ライブをしているバンドだと思います。
1番最後の曲が終わってからボーカルの泉田くんが「またここに戻ってくるわ。」って終わらせたんですけど、その一言にその日の全てが詰まっているような気がして、格好良かったし、だからこそ不思議と次も見たいという気持ちも抱かせてくれました。
この先どういう風に成長していくのか興味があるし、純粋にとてもいいバンドになると思うので、その成長過程のどこかで関わっていきたいなと勝手に思っています。


最近、1ヶ月前に無くした傘が見つかって、少し嬉しかったです。

しゅっしゅ 


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