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現役ドラフトと投手不足問題

お久しぶりです。今回は現役ドラフトで加入した梅野雄吾選手と、鈴木博志選手を出したことなどによるイニング不足問題について書いていこうと思います。

梅野雄吾選手について

まずは加入する梅野選手について書いていこうと思います。ストレートとフォークを武器にする、現代野球の中継ぎの典型例のようなピッチャーです。このタイプはバンテリンドームとの相性がよく、打高球場である神宮からバンテリンドームへの移籍ということもあり、リリーフとして一定の働きを期待できると思います。

懸念点としては、2019年に高卒3年目ながら68登板していることと、それ以降平均球速が落ちていることが挙げられます。なので、これからのことも考え、しっかりメディカルチェックを行い、登板間隔や登板数を配慮することで、長くリリーバーとしての活躍を期待できるのではないかと思います。若い選手なので、来年だけでなくその後も考えた起用法をしてほしい選手ですね。個人的にはかなり登板が楽しみです。

投手不足問題について

ここからは、オフシーズンの投手放出に伴う不足問題について話していこうと思います。まず、今年中日ドラゴンズからいなくなった選手の2軍で投げたイニング数を計算してみましょう。

鈴木博志(66 1/3)、岡野雄一郎(65)、谷元圭介(29)、山本拓実(11)、松田亘哲(10 1/3)と計 181 2/3 イニングとなりました。鈴木博志選手、岡野選手、山本拓実選手に 関しては1軍で投げたイニングもありますが、そこはシーズン初めからいる大野雄大選手、メヒア選手、フェリス選手で埋められると考えても問題ないと思います。

では、入ってくる投手も確認していきましょう。草加勝福田幸之介土生翔太加藤竜馬菊田翔友 の5人です。草加選手、福田選手は先発候補ですが、他の選手はリリーフとして見ていると思います。福田選手を初年度から2軍のローテーションに入れるのは、怪我をしてしまい育成になった森山選手の二の舞となるので、流石にしないでしょう。個人的には、高卒投手は1イニングも投げないと計算するくらいでいいと思っています。

また、草加選手に関しては、同じ大卒ドラ1である仲地選手を例に見ていきましょう。2軍で 49 1/3 イニング、1軍で 43 1/3 イニングと、合計で 92 2/3イニングを投げていました。怪我で離脱したのがあってこのイニングなので、草加選手も90イニングは計算に入れても問題ないかなと思いました。これで残り 91 2/3 イニングです。

土生選手、加藤選手、菊田選手に関しては、リリーフでかつルーキーということで、イニング数に関しては多くを計算するのは酷だと思います。今年 56 2/3 イニングを投げた松山選手は外れ値と言っていいと思います。もちろん理想はこの3人の中からネクスト松山晋也選手が出てくることですが、作戦に夢と理想を詰め込んではいけません。新しい環境で怪我のリスクも高まることを考えると、そんなにイニングを投げることは考えにくいでしょう。他でイニングを埋める手段を探すべきです。

手っ取り早く埋める方法としては、やはり外部からの補強でしょう。ただ、もう移籍先が決まっている選手も多く、今からはそこまで期待できないでしょう。
そうなると、今中継ぎをしている選手を先発転向するというのが出てきます。1軍だと藤嶋選手や清水選手、2軍だと福島選手や森選手、橋本侑樹選手などが候補にあがってくるでしょう。西武の平良選手のように、先発転向が成功すれば、チームへの貢献度も大きく上がります。さらに、梅野選手や、ドラフトで確保したリリーフ陣で、この選手たちが元々投げていた中継ぎでのイニング数をいくらかは補填できると思います。
ただ、今までより長いイニングを投げることで、体への負担は大きくなりますし、単純にイニング数が増えると計算するのは危険です。手っ取り早く投手の数を増やすのが1番でしょう。

まとめ

現役ドラフトで獲得した梅野選手は、過去の登板過多という懸念点はあるものの、バンテリンドームと相性が良さそうな投球スタイルであり、年齢も若くこれからのブルペンに期待が持てる選手だと思います。
また、2軍のイニング数問題に関しては、まずは今できる先発転向で多少穴を埋めつつ、それでできた穴は梅野選手やルーキーで多少補填し、シーズンが始まったあとも投手の補強を絶やさず、怪我の心配ができるだけ少なくなるような環境づくりをしていくべきだと思いました。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

データ引用
One Point Zero Two|1.02 (1point02.jp)


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