自分の知らない世界を知る
今日は人生で初めて......
“美術館”に行ってきた
午前中に仕事で大阪に立ち寄り、
お昼頃には終わったので
さあ、次はどうしようかなー
と思った結果
あ、美術館に行ってみよう。と思い
ググってみた。
うーん....
美術館未経験者にとってどれかいいのかわからない。
そう思いじゃあ近くで開催されている
所にまずは行ってみよう。
と思い見つけたのが
『絹谷幸二 天空美術館』
おーー!この人か!!
と最初はならず....
全く知らない。この人は誰だ?から始まり
現在地から美術館まで徒歩15分。
それまでにこの人について調べてみた。
【絹谷幸二とはどんな人物?】
絹谷 幸二(きぬたに こうじ、1943年生まれ)は、日本の画家。東京藝術大学を経て1971年のイタリア留学によってアフレスコ(壁画技法)をさらに深め、帰国後、歴代最年少にて画家の登龍門である安井賞を受賞。多彩な技法を駆使し、エネルギーに満ちあふれた独自の画風を確立した。現在はシュルレアリスムと抽象表現主義を総合したような画面構成に漫画的吹き出しを組み込む事で、現代的な具象画の探求を行っている。1997年には長野冬季オリンピック・ポスターの原画制作、2008年には渋谷駅の壁面にパブリック・アートを設置、2014年には文化功労者に選出され、美術と社会を結びつける幅広い活動も行っている。
お、おおーーー!!!
な、なんか目に留まったからここにしよう。
と思ったが結構凄い人なんじゃないのか??
調べながらこんな事を思い、
さあ、到着!!
入り口からなんか雰囲気があって
言葉にできないがす、すごい。
中では基本的に撮影NG
言葉にできないが臨場感溢れる
作品ばかりで終始ドキドキしていた。笑
いざ、美術館へ
チケットを買ってまず見えるのが
シンボルゾーン/3D映像演出
天空をイメージさせる幻想的なプロローグ空間。象徴的な作品でみなさまを絹谷ワールドへ
なんとも言えない空気感。
絵画を間近で見るのは本当に初めてだったけどいざ目の前にするとこの立体感溢れる
絵を描く時はどんな景色でどのようなイメージをして描いたんだろう?
とあれやこれやと頭の中で
色々と想像が膨らんで気がつけば...
3Dシアターの幕が開き
『お待たせしました。こちらへどうぞ。』
と案内されてシアタールームに。
スクリーンが大画面であり、
丸い椅子が20席くらいだろうか?
その中で1人でその空間の中で1人きり...
え、美術館ってこんなのあるの??
だって美術館っていったら
描かれた絵画をぼーーっと眺めながら楽しむものなのかと思っていたから
え、ここで何するの!?
しかも10分弱1人きりで見るの???
とソワソワしていた。笑
部屋が真っ暗になりショータイム!!
3Dメガネをかけてちょっと緊張気味に座ると
目の前の大画面のスクリーンから
躍動感溢れる龍が舞い、戦国時代の描写
沢山の歴史的なシーンがスクリーン全体に広がり、
思わず引き込まれるように
前のめりで見ていた。
言葉には表せないが一つの絵という作品が
まさか3D化してしかもそれを
見るだけではなくシアターとなり
楽しませるようなものになったのか....
と唖然とした。
最初は美術館のことなんか全く
分からないけどなんとこの天空美術館の
3D映画体験は世界で初!!
の試みのようでまさか初めて行く美術館が
そんなにも素晴らしいものだったとは...と
後で知ることになりました。
そして気がつけば2時間程美術館内の
絹谷さんの作品を見ており、
初体験ながら楽しんでいた自分がいた。
特に絹谷幸二が描く描写法
“アフレスコ古典技法”
フレスコとは、砂と石灰を混ぜて作ったモルタルで壁を塗って、その上に水だけで溶いた顔料で、絵を描く方法
でこの描写法は石灰が乾く24時間以内に
絵を仕上げないと石灰が固まってしまう。
というとても難しい技法を使い描く作品の数々。
美術館の中には絵を描く時に使われる
アトリエにも入ることができた。
この中には実際に絹谷幸二の生い立ちや
その技法の細かい内容...
実際にどのような世界で生きてきたのか?
事細かに書かれていたので
この2時間で絹谷幸二の生き方や歩み方
私とは全く違う世界で生きてきた
絹谷幸二という人間そのものにとても興味が湧くものでした。
美術館の最後には
実際に作品や梅田スカイビルの27Fから見える景色を堪能するスペースなども
あったので結構ここはオススメでした。
ちなみに絹谷幸二の作品も
購入ができるとかなんとか...笑
とても濃い2時間を過ごしてみて
やはり自分の知らない世界を見るのは
とても面白く、これからもどんどん
知らない世界を知っていこうと感じた日でした。
次はどんな体験をしてみようかな。