子どもは、ママを選んで生まれてくる?
子どもってね、生まれる前の記憶、持ってるんですよ。
その「胎内記憶」に関しては、産婦人科医の池川明先生がたくさん本を出しています。
私も子どもたちに聞きました。
喋れるようになり、意思の疎通ができるようになった頃。
(その時はまだ、池川先生の本に出会っていませんでしたが)
長男が2歳の時だったかな?私が
「Tくんは、なんでママのところにきたの?」
と聞くと、ごく当たり前のように話し出した。
(長男)
「あのね、雲の上にいてね。テレビが3つあってね。ママが一番優しそうだから、ママのところに来たの」
どうやらあちらの世で、テレビ(のようなもの)で3つの人生を見せられ、どのママがいいか選んだ、という事らしい。
そういえば、私が子育てで「キーッ」てなって、感情のままに長男を怒鳴りつけた時、言われたことがある。
「ママが優しそうだからママのとこにきたのに、ママのばかーっ!!」って。
さすがにハッとして、猛省いたしました(^_^;)
子どもって、すごい・・・
その後も、何度か同じことを聞いてみた。すると後の方になると、
「3人の中に、金髪のお母さんもいた」
などという新情報も飛び出して、なかなかに楽しませてもらった。
(ちなみに現在は、そんな事を言ったことすら覚えていません)
その話を聞いていた夫は、次男がしゃべれるようになった時、
「Yくんは、どうしておうちにきたの?」
と聞いたらしい。
すると
「知らないおじいさんと手を繋いで、長ーい階段を降りて、ママのところにきた」
と言ったそうだ。
驚くことに、「長男談」と「次男談」のこの2パターン、池川先生の本にまんま載っています。
先程の夫の話を聞いて、今度は私が次男を寝かしつける時に、同じ質問をしてみた。
そしたら次男、突然布団からガバっと立ち上がり、
「あのね、
おそと出て〜
たまごちょうだい、言って〜
たまごパッカンしてきたの」
と、身振り手振り付きで、嬉しそーに話してくれた。
これ、言ってみれば
↓
「精子が外に出て
卵を求めて突進し
卵子にたどり着いて、パッカーンと入った」
ということ。
この時次男は「精子目線」だったんですね。実際このように話す子どももいるようです。
と、いかん、いかん。
自分で好きで書いておいて、ダーダーと涙がでてしまった。
もう次男がいないことに、すっかり慣れたつもりが。9年経っても・・・きっと死ぬまで、悲しみは消えないんだろうなぁ。
でも、私のところに生まれてくることが決まっていたのなら、彼が10年でこちらの生を終えることも、きっと決まっていたのだろう。
起きることしか、起きていないのだし。
あ、ちなみに。
長男がなにかと言うんですよ。
「オレは西洋人に生まれたかった。鼻が高くて彫りの深い顔に生まれたかった」と。
いやいや、今や西洋人がKpopアイドルに憧れて、アジア人の顔に整形なんぞしてしまう時代よ。
それにあなた、雲の上でお母さんを選ぶとき、金髪のお母さんもいたって言ってたじゃん(笑) そう言うと
「そんなこと、もう覚えとらん。」
と、しらをきる長男なのでした😁
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