見出し画像

AI英会話のロールプレイを比較してみた。Praktikaとスピーク

ChatGPTがリリースされて以来、AI英会話をいろいろチェックしていますが、現在使っているのはPraktikaとスピークです。どちらにも、AIと会話ができる機能がついています。その違いを簡単にまとめてみました。


どちらが好きか、と言われたらPraktikaが好き

結論から言うと、AIと会話するならPraktikaが優秀だなあと思います。理由はいろいろあるんですが、まず、Praktikaでは、話す相手を複数のアバターから選ぶことができます。米国、英国、オーストラリアなど、異なる発音を選ぶことができます。一方、スピークは任意のスピーカーが割り当てられるので、男性か女性(AIに性別を求めるのもおかしな話ですが)も話始めるまでわかりません。発音は米国英語のみです。

どちらも、話した内容はテキストでやり取りが残ってアプリ上で確認できますが、Praktikaの場合は、PDFに出力してシェアすることができます。

自分が話した英語に添削が入った場合は、アプリ上ではどちらも、話している最中でも、アーカイブでも添削内容を確認できますが、PraktikaのPDFには出力されません。

自分が話した英語に対する添削やレビューについては、Praktikaもスピークもあまり違いはありません。

ただ、会話のリズムというか、話していて自然だな、と思うのはPraktikaの方です。これは感覚的なところもあるので、好みの違いかもしれません。

また、AI会話はシナリオが用意されたロールプレイと、フリー会話の2パターンあります。これはPraktikaもスピークも同様です。用意されたシナリオはPraktikaもスピークもあまり違いはない印象です。ただ、スピークの場合、用意されたシナリオには3つのミッションがあり、ミッションをクリアすると、王冠のアイコンがもらえます。集めても何もありませんが・・・。

フリー会話の方は大きく異なります。スピークの場合、AIの役割と自分の役割、シチュエーションを設定できますが、いろいろ書いても、その通り動くことはあまりありません。一方、Praktikaも同じように、AIの役割と自分の役割、シチュエーションを設定できて、基本的に、書いた通りに会話が進みます。

先日も紹介した通り、Praktikaのシチュエーションには、ニュース記事をそのままコピペできるので、ニュース記事に関したレッスンを行ってもらうこともできますが、スピークのシチュエーションにニュース記事を貼り付けても、どうやら、文字制限があるのか、ニュースに関するディスカッションはできませんでした。

Praktikaはシチュエーションに貼り付けてニュース記事を読んで、とお願いすると全文読んでくれます。

そういうこともあって、Praktikaの方に軍配があがるかな、と思います。

それでもスピークが捨てれない理由

Praktikaの方がいろいろいいこともあるんですが、唯一、スピークがまさってるのが、カスタムレッスンです。スピークの場合、ロールプレイが終わったら、その日、自分が話した英語の中から覚えたほうがよさそうなフレーズを3つピックアップして、カスタムレッスンを作ってくれるのです。このカスタムレッスンというのが、パターンプラクティスみたいな感じで、最初に例文を全文出して、リピートして、徐々に、単語が隠れていく感じです。AIチューターという機能では、このカスタムレッスンを、自分の指定したフレーズで作ってもくれます。これは、他のどのアプリにもない機能で、覚えたいフレーズがある場合、とても便利です。

まあ、ただ、スピークのカスタムレッスンのようにテンポよく複数のパターンプラクティスをやらずに、先生と会話しながらであれば、Praktikaでも、指定のフレーズの練習はやってくれるので、代替できなくもなくはないんですが・・・。ただ、本当に、カスタムレッスンのテンポの良さは捨て難いですね。というか、あの機能だけでいいんだけどw





サポートは記事のベースとなるサービスや製品購入に利用させていただきます。