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『行為の中の省察(reflection-in-action)』(D・A・ショーン)
仕事における「わざ(art)」は、自分の行為に驚きを感じ、批判的にふりかえる(省察する)という自問自答の繰り返しの中で習得され、磨きがかかっていくものだとショーンはいいます。
たとえば、朝礼などで、ある人に、前日のよかった、あるいは、思い通りにいかなかった行動をふりかえり、そのときの様子や思いを言葉に出してもらう。それに対してあなたは興味をもって素朴な質問を投げかけてみる。それでどうしたの?そのときどう思ったの?このひとことで省察は促され、何事かに気づき、結果として行動が変容して「わざ(art)」が身についていく。なんとなく習慣となった朝礼のひとときも、こんな見方をすれば有意義な学びの時間となるかもしれません。
参照:Donald A. Schön, 1983,” The Reflective Practitioner: How Professionals Think in Action” (柳沢昌一・三輪建二, 2009,『省察的実践とは何か プロフェッショナルの行為と思考』鳳書房)
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