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通信制大学で教員免許を取得する

本ノートをご覧の皆さんこんにちは。大吉です。
私は、2020年4月に通信制大学に編入学し、単位を落とすことなく、2021年の秋に数学の中学校教諭二種を取得しました。
現在も一種免許に向けて勉強中です。
本ノートでは、通信制大学の特徴や、私なりの勉強方法などもあわせて公開いたします。

通信制大学とは

通信制大学とは、通学制の大学とは異なり、自宅学習を中心に勉強を進めます。自分のペースにあわせて学習できるため、働きながらでも学習することが一番のメリットではないでしょう?しかしながら、実情はかなりハードです。私が一番苦労したのは、わからない事があった際に担当教授に直ぐに質問できなかったことや、質問に対しての回答に時間がかかったことです。また、通信制というと一切通学がないと想像される方も多いと思いますが、多くの通信制大学ではスクーリングと言って、大学の本キャンパスや指定の会場に行って受ける実技系の授業もあります。私は、入学後3ヶ月経った頃、スクーリングで初めてクラスメイトと出会いましたw
教員免許が取得できる通信制の大学は全国にありますので、取得したい科目と照らし合わせて探してください。取得できる免許の種類が豊富なのは、【関東では明星大学】【関西では佛教大学】です。こちらの2校は歴史があり、在校生やOB・OGのSNSなどのコミュニティも存在しているので、課題やテストについて気軽に質問できるかもしれませんね。私は、中国地方在住で、スクーリングのことや取得したい免許を考慮して環太平洋大学の通信教育課程へ編入しました。

履修科目と単位

教員免許を取得するためには、免許法で定められている単位を取得しなくてはなりません。もう既に大学を卒業していて、該当する単位があれば単位互換して免除になる場合もあります。私は、10年前に教育とは全く無縁の学科を卒業していたので、教員免許に使えた単位は全くありませんでした。
【大学に入学していない】【大学に入学したが中退した】という人は教員免許を申請するために大卒の学位が必須になるので通信制大学の卒業単位を取る必要があります。

学習ツール

多くの通信制大学で独自の学習ツールが用意されています。私が在籍していた環太平洋大学では、ユニバーサルパスポートという独自の学生用サイトがあり、シラバスを閲覧できたり、教科の登録や、科目習得試験の申し込み、スクーリングの申し込みなどもWEB上でおこなっておりました。大学からのお知らせや、各種書類の様式などもWEB上で確認できたのでとても便利でした。

学習方法

通信制大学に通学せず、どのように学びを進めていくかというと、多くの通信制大学の流れで解説すると、シラバスに掲載されているテキストを購入し、レポート課題をクリアする→科目習得試験をクリアするという流れになります。レポート課題に関して、学校によっては手書きで作成する、WEB上に提出するなど様々です。詳細は次の項目で説明します。
私が在籍していた環太平洋大学では、レポート課題はパソコン(ワード)を使って作成し、決まった様式で封筒で大学に送付していました。レポート提出1〜2週間後に担当教員からレポートの評価が返ってきますが、合格の評価が貰えないと再提出しなければいけません。テストの申し込み期間が迫っていて、評価に時間がかかる教員に当たった場合は、焦りしかありませんでした。ただ、どの教授もじっくりとレポートを読んで添削してくれていたように記憶しています。

レポート(R)

メインの学習方法です。
レポートの学習のみで単位を取得するというものです。
1単位ごとにレポート課題が1つ出されます。多くの科目が2単位ですので、基本レポート課題は2つ提出することになります。レポート課題の詳細については学校ごとの「シラバス」に載っています。
課題レポートは第1課題合格後、第2課題を提出するものもありますが、同時に2つ提出してもいい場合もありますので、シラバスを熟読しましょう。
レポート提出後は添削を待ちます。
返却されたレポートに評価が付けられています。不合格であれば、教員評価欄のアドバイスに従って書き直します。
全ての課題がクリアできれば、いよいよ単位認定の試験を受けることができます。もちろん試験に合格できなければ、単位にはなりません。レポート課題合格している限り何度でも再試験を受ける事ができますので、頑張って勉強しましょう。

スクーリングレポート(SR)

これは、スクーリングとレポートを合わせた科目です。どの学校でも数科目しかないみたいです。上記にあるように1課題のみレポートがあり、合格後にスクーリングを申し込む流れになります。スクーリングに関しても、半日のみの参加でOKになるものが多いみたいですね。

スクーリング(S)

スクーリングは、実際に大学に行って対面での授業です。
教科によっては、事前に課題を作成しておく必要があるものもあります。教材、課題などがメールで送られてくるものもありました。スクーリングは、集中講義形式で行われる事が多く、ゴールデンウィークや夏休みや冬休みなどの長期休暇中に3日続けて行われる事が多かったです。スクーリングの最後には、レポートや試験があるものもあります。

これから通信制大学で教員免許をとってみようという方へ

通信制大学の魅力である自分のペースで勉強できる。という文言は、メリットに感じる方も多いと思いますが、気軽に相談できる人が近くにいないなど、とても苦労することも多いかと思います。
最短で教員免許を取得した私からのアドバイスです。

①在校生、OBOGと繋がるコミュニティに参加し、相談できる相手を見つけましょう。
②参考にできる文献(レポート)を見つけましょう。
③レポート提出はなるべく早くしましょう。
④常に、自分が教員になったらこうしたいなど、ビジョンを描いておく。


①について、スクーリングは同級と繋がることのできる数少ない機会です。ペアワークをする時間もあるはずですので、積極的に繋がりましょう!私もスクーリングで知り合った仲間と繋がったおかげで修了できたと思っています。
②について、インターネット上に多く情報が載っていますので、活用しましょう。ただし、丸写しは教員にバレます。大事なことなのでもう一度言います。バレます!!これまで何人も評価してきた先生に丸写しは通用しません。あくまで参考程度にしましょう。最近では、レポートを掲載しているサイト(ハッピーキャンパス)やレポートをフリマサイトで販売しているものもあるそうです。w
③について、前にも記述しましたが、担当教授によっては、評価が遅い人もます。私はスケジュール管理アプリを活用し、修了試験申し込み期日を意識して課題を提出していました。また、スクーリングに関してもあらかじめ開催日程を把握し、事前課題や自身の予定をチェックするようにしておきましょう。
④レポートにも関係しますが、ただ課題に論述するのみのレポートは評価が低かったです。自分が教師だったら、こういう風に対応したい。こう取り組みたいなど、教師としての関わり方を交えたレポートは評価が良かったです。また、自分のモチベーションを高く保ち続けるためにも、将来の自分を見据え、未来を考えることはとても大切です。


私の体験が、今後学びを深めたい方への役に立てば嬉しく思います。
質問がありましたら、お気軽にコメントください。
最後までご覧いただきありがとうございました。

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