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新人からも管理職が魅力的には見えない!  管理職が陥る失われた30年の残像!


インターン生が感じている「管理職って元気なさそう」


FBで興味深いタイトルが目に飛び込んできた!

今の管理職が疲れているのは、

昔はなかった「ジレンマ」があるから


若い人が管理職に魅力を感じない本質的な理由

まずは、建前だけで会社に対して美辞麗句を話す管理職がつまらないそうです

だから、○○事業部の△△役員とか××統括部長とかが、ドヤ顔で美辞麗句を並べ立てるような話を語っていても、学生たちは「ふーん」って感じで聞き流しています(笑)。そんなことよりももっと身近で、もっと自分に近い人の生の声を聞きたいと言います。

さらに、管理職は、大変な割に得られるもの(処遇)も少ない。

 経営幹部からは「現業は現業としてきちんと着実に成果を残しながら、新しいビジネスを作れ」と求められるんですよ。その割に、給料も徐々にしか上がらない。30年働き続けて、経営幹部になれるのは少数。

 それならと、メガバンクなど大企業に就職しても、優秀な社員ほど、3年以内に辞めてしまう。ベンチャー企業で死ぬほど働いて、短期間でグローバルに求められるスキルと経験を身につけられる。数年で、40年の退職金に相当するお金もストックオプションで数年で手に入るチャンスもある。

 私から見ると、今の若い人の方が将来を真剣に見通していると思う。40代・50代の方が、高度成長時代の上位下達の軍隊式の組織の論理に染まっている。この先の不安も感じながらも、経営幹部と若い人の間に挟まれて、苦悩している。


私も40代で安定した企業の管理職には魅力を失った!

 私は、石油会社に入社した。石油がなくなるので、大きく変わる必要があり、面白い仕事ができると思ったからだ。社風もそこで働く人も魅力的なので、理系の大学を出て、事務系で就職した。

 20代・30代は、面白い仕事がたくさんできた。若い人に仕事を任せる社風でいろんな挑戦ができた。IT部門なので、パソコン・インターネット・ERP・AIなど社会の最先端の風を感じることができた。

 それが、40代で管理職になった途端に、面白くなくなった。仕事と人のマネジメントが増えた。会社は、石油事業が安定していたので、大きな変革はなかった。

 だから、45歳で思い切って、起業しようと試みた。
結果は、失敗して、サラリーマンに出戻った。
しかし、サラリーマンとしての処遇に苦しむことに!!

3ランクダウンの処遇に、価値と興味の狭間で揺らいだ!

出戻った会社では、私のポジションは3ランクダウンです。
簡単に言うと、10年前のポジションに戻りました。
給料も減り、仕事も実務的な仕事も多くなりました。

保険関連の子会社に出向したのですが、
社長からは3つの企画・推進を期待されました。

1)老朽化したシステムの再構築
2)団塊世代の退職者向けのサービス充実と販売促進
3)新規事業の企画・立ち上げ

1年目は、1・2)を自分自身で企画・推進し、成果を出す
2年目は、全社でメンバー中心で改善・推進する
3年目は、3)を同業他社への展開・M&Aで新規事業へとスタート

子会社で裁量が大きく、私にとっては難易度が高くないので、
かなり、自由に面白く、同僚とも楽しく、仕事が出来ました。
そして、順調に成果を出して、子会社・人事部では成果・実力とも認めてもらいました。

他人任せの人事評価に揺れた4年に心が折れる

しかし、出戻りへの人事評価の目は厳しかったです。
毎年2月、人事評価が発表になるたびに、
自分のポジションが据え置かれました。

この時、強烈に自分の中で葛藤が起きました。

・成果を出したのだから、ポジションを上げて欲しい。

・社内(同僚・同期・関係先)・対外(保険会社)から見て、
 低い肩書きに卑屈になる自分がいる。

毎年、据え置かれる度に、
もっと、成果を出して認めてもらおうと、
頑張り続けました。

他社評価(会社)の発表がある2月末になるたびに、

「会社はどう自分を評価するのだろうか?」

「私が推進したプロジェクトの成果で上司も同僚も評価が上がる」

「一方で、出戻りの自分は何をやっても、人事評価は変わらないのか?」

こんな葛藤を4年も繰り返しているうちに、
仕事の成果の基準が自己評価よりも他者評価に移ってしまいました。

そして、ついに、4年目の異動の季節で
自分の部下が自分の上になる配置を見て、
心がポキッと折れました。

・何をやっても報われないんだ

・違う部署の同期には恥ずかしくて会えない

・部下の昇進を素直に喜べない

などなど、頭の思考、心の感情がグルグル回りました。
その日は、会社の席に座ってられませんでした。
ほぼ仲間の上司に相談して、早退して、
昼から酒を飲んで、泥酔して、頭の思考を麻痺させました。

そんな私への同僚・上司達の目は、優しかったです。

「あんなに成果を出しているのに、ひどい処遇だ!」

「畔柳を活かす道を考えよう」
 ※他社出資比率の高い合弁会社に転籍する

などなどです。しかし、そんな優しも、
私には、惨めな自分にしか思えなかったのです。

当時の新入社員が見ていたら、

「面白い仕事が出来ているのだから羨ましい」

「昇進できないことがそんなに惨めなのか」

などと、魅力のない管理職に映っていたかもしれないですね!


一社専属の他者評価中心のサラリーマンの悲哀ですね!!

自由を求めて起業しようとしたのに、
サラリーマンに戻ったら、
他者評価の奴隷に成り下がる。
本当に、惨めでした。

私が、今の環境で、46才だったら、
本業にポジションを求めず、成果を出し、
副業で自分のやりたいことを実現する。

そんな経済自由サラリーマンを目指していたと思います。

経済環境は厳しくなりましたが、
サラリーマンとしての自由度は上がったと思います。

サラリーマンの社会常識から脱却して、経済自由サラリーマンへ!


サラリーマンが会社の他者評価のみに依存することなく、自分基準・自己評価中心に仕事をしつつ、人生を2倍楽しメル経済自由サラリーマンへの歩を進めましょう。

経済自由サラリーマンへの8つの診断を作成しています。その中の一項目として、キャリアも入っています。自己診断して良い振り返りになります。興味のある方は、コメントください。


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