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梅毒について

皆さんこんにちは

産婦人科医の内田美穂です。

皆さんの疑問に思っていることにお答えしていきながら、産婦人科を身近に感じていただくことでかかりつけの婦人科を探す際のご参考にお役に立てればと思っています。

今回は、ここ最近増加している「梅毒」についてお話したいと思います。



検査時期について


検査はセックスをしてから早くても1か月あけてから検査することをお勧めします。
長いと3か月程かかることもあります。

一度検査して陰性に出ても後から陽性に出ることがあるので、状況によっては期間を開けて再検査をしてください。

症状は外陰部、子宮頚部、唇や口腔内にできものができたり、手足や全身に皮疹がでることがありますが、気付かれないまま経過していることもあります

また、これらの症状は治癒していないにもかかわらず知らないうちに消えてしまいます。

したがって自覚症状がなくても感染していることがあるので、心配な場合は症状の有り無しにかかわらず検査を受けて下さい。


検査方法について


検査方法は血液検査で「RPR」「TP抗体」の2項目を調べます。

検査結果の見方は次のとおりです。

梅毒感染をしている人は、同時にHIVにも感染していることがあるので、HIV検査も検討してください。

HIVはセックスをしてから3~4週間程度あけて検査をすることをお勧めします。

最後に、梅毒もHIVも一度の検査で陽性に出ないこともあります。
陰性であっても、場合によっては間をあけて再検査することを検討してください。


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