厚真町の漢字でない地名の漢字表記を勝手に考えてみた

整理とはいえど、やはりアイヌ語由来が消えていくのは悲しいものですね。というわけで今回は厚真町をやっていこうと思います。あくまで "とある漢字好き人間のちょっとしたお遊び" として見てくれると幸いです。

字名については現行でアイヌ語由来のカタカナ字名が存在しないため、『北海道と青森県の字』を基にしています。

https://wiki3.jp/nukanan8/page/1498

既存の漢字表記の地名

  • ホロナイ / 幌内(ホロナイハビウ、上ホロナイ、ホロナイ奥、ホロナイ、ポロナイ、幌内)

  • ハビウ / 頗美宇(ハビウ、ハヒウ、頗美宇)

  • メナ / 芽奈野(メナホロナイ、メナ)

  • トニカ / 当仁加(トニカ、トンニカ)

  • ニタツホロ / 仁達幌

  • オイカルマイ / 老軽舞(老軽舞、ヲイカルマイ、西老軽舞、オイカルマイ、西ヲイカルマイ、東ヲイカルマイ)

  • チカエップ / 近悦府(チカエツプ、チカヱツプ、ツカヨツプ、チカヱツプ)

  • フレナイ / 振内(フレライ※、フレナイ、下振内、振内)

  • フレオイ / 振老(振老)

  • チケップ / 知決辺(読:ちけっぺ)(チケップ、知決辺)

  • ウクルブト / 宇久留太(

  • アビラ / 安平(下安平、下アビラ)

  • モンベツ / 紋別(モベツ、モンベツ)

  • オバウシ / 姨失(オバウシ、ヲバウスナイ

  • カルマイ / 軽舞(カルマイ、カルマイ原野、カルマヰ、軽舞)

  • トウマナイ / 当麻内(当麻内、トーマナイ、トウマナイ

  • ノヤスベ / 野安部(ノヤスベブト、ノヤスベ太、野安部太、ノヤスベ、野安部、ノヤシベ、

  • シュブン / 周文(読:しゅうぶん)(シュブン、シュブンコタン、シュブン、シブン、シプン、周文、シュプン、上周文

  • ウシシベツ / 牛志別(ウシシベツ、牛志別)

  • イルシカベツ / 入鹿別(入鹿別、イルシカベツ)

  • ハマ / 浜(ハマ、浜)

  • ニナルカ / 仁成花

  • トウアツマ / 東厚真 / 遠厚真(トウアツマ、トアツマ、トアズマ、東厚真、トアヅマ、遠厚真)

※フレオイの可能性もあり

カタカナ名の地名を勝手に漢字表記にしてみる

  • カビツ / 黴津
    ・・・何もわかりません。

  • チルコ / 散古
    ・・・何もわかりません。

  • ヒラツト / 平津渡
    ・・・何もわかりません。

  • キウスナイ / 希臼内
    ・・・何もわかりません。

  • ヒラケップ / 平欠布
    ・・・旧地名マップによると、厚真川の左岸、楢山橋のところから西方向に少し行ったところが「ヒラケップ」、その南隣が「ヒラツプ」とのことです。
    他:ヒラツプ

  • ケヨマナイ / 計与真内 / 計与(読:けいよ)
    ・・・何もわかりません。

  • ケラウスナイ / 京良臼内 / 京良牛(読:けらうし)
    ・・・何もわかりません。

  • タンネノタップ / 丹根達布 / 達布(読:たっぷ)
    ・・・現在は字朝日に変わってしまったようです。
    他:タン子ノタツプ

  • フシコベツ / 伏古別
    ・・・よくわかりません。
    他:フルシコベツ

  • タプコブ / 多府古府
    ・・・何もわかりません。
    他:タツプコツプ

  • モセムタープ / 申霧多府 / 申霧(読:もせむ)
    ・・・現在の厚真神社がある高台が「モセムタープ丘陵」と呼ばれるそうです。現在は新町に変わってしまったようです。

  • トウブト / 東太
    ・・・現在は新町に変わってしまったようです。
    他:トーブツトーブト

  • シナイ / 志内
    ・・・現在は新町に変わってしまったようです。

  • トップ / 徳府
    ・・・厚真川の左岸、浜厚真橋のあるところに存在したという小字です。

  • ニタツナイ / 仁達内
    ・・・道道10号と道道1046号の間にある、入鹿別川右岸沿いの道にある小字のようです。

  • シゲウシ / 繁牛
    ・・・大沼野営場の近くにある長沼の南にある沼(名前がわからなかったので知ってる方いたら教えてくれると幸いです)の南東側にあった小字のようです。
    他:シケウシシゲウヂ

  • ラウンナイ / 羅運内
    ・・・朝日沼のすぐ横の町道を挟んだ反対側に「ラウンナイ」という小字があったそうです。

  • フブシト / 富節登
    ・・・何もわかりません。

おわりに

根室は「珸瑤瑁」、深川は「須广馬内」、そして厚真は「頗美宇」、時々珍しい漢字が出てきて面白いですね。小字自体はかなり多かったのですが、その分漢字表記も多く、何らかの形で残ってるようでした。さて次回は洞爺湖町をやる予定です。最後にもう一度言いますが、あくまで "とある漢字好き人間のちょっとしたお遊び" として見てくれると幸いです。

「この情報違う」や「この漢字の方がいいと思う」などあれば、コメント欄に書いてくれると幸いです。

読んでくれてありがとうございました。

参考文献など

https://www.town.atsuma.lg.jp/office/pdf/politics/process01.pdf

https://www.town.atsuma.lg.jp/office/pdf/reception/koho/1808.pdf


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