雑に扱われるから、とても心が削れる。
そういうのが続くと、人と関わるのが少しずつ嫌になる。

尊重されたい いつもそう思う。けど、世界中全部の悪意が自分に向いてるような気さえする。
被害妄想とわかっていたって、自分自身じゃどうすることもできないんだよなこれ。

きっと、何も悪くない。俺も、お前もなにも。
でも俺もお前も、いっつもほんの些細な棘を、自分自身の悪意で大切に大切に育てて大きくする。
大きくして、傷口を深くする。

どうすることもできないよなぁ。その悪意の栄養を枯らすために日がな一生懸命錠剤の形をした除草剤を撒いてんのに。ミントみたいなばかげた繁殖力で、簡単にそれを上回って止まってくれない。

大切にされたい。誰だってそうなはず。それを願うことは、決して罪でも悪でもないはず。なのに。
なぁ、いつまで俺らはこうしてりゃいいんだろうな。

だから、必要最低限の繋がり以外全部捨てて、月数万いくらの聖域にできる限り引きこもっている。
進退はない。変化も。それでいい。それが必要な時はそれでいいよ。
それを、バカな奴らは貶してくるかもしれないけど、それでいいだろ。外には棘だらけで、俺たちはただの些細なものさえそれを育ててしまうのに。ガスマスク無しで硫黄の垂れ流されている火山口にいくようなもんだ。自分から、死にに行くことはない。

大事なのは、いつだって自分だろ。それを守るために取る行動は、何もかも尊重されるべきで、それを雑に扱われることなんて誰が何を言ったって絶対に間違っているから。

大切にされたいと願うおおよその誰かがそうしてくれなくても。誰かからの大切を、脳みそが不感症になっているせいで受け止めて飲み込むことができない精神でも。
そういうときに、何が自分を守ってくれるよ。大切にしてくれるかって、そりゃ、きっと自分以外この世には何一つとして存在しちゃいないんだよなぁ。

無理しないでね。これから春先が終わるまで季節としてもしんどい時期が続くけど。
俺たちは一年のうち半分くらいしかまともに生存できなくても。残り半分は死んでいるのと同然だとしても。
そんな地獄のような場所で、ちゃんと生きてるよ。生きてるから。
十分だろ、それで。
誰がそれを奪えるっていうんだ。

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