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第50回ハセサムデイ参加レポート 『ヒスイヌメルゴンVSTAR』使用

お久しぶりです。ふみです。

日頃お世話になっている「ハセサムデイ」の第50回大会に参加してきたので、そちらのレポートとなります。

●大会形式


「参加者32人、予選スイスドロー4回戦、上位8名が決勝トーナメント」という形式でした。
普段と違って、より競技シーンに近い形での大会となっていました。
また、会場も普段の「Card&Cafe Dorim」での大会ではなく、「ハーモニープラザ仙川」での開催でした。スペースも広く32人で大会をやるにはちょうどよかったです。
外の暑さに対して建物の設備が古くやや暑かったのはどうしようもなさそうでした、今年の夏は厳しそうです。

●大会結果

大会の結果としては、予選3-1で5位抜け、準優勝でした。
目標を「予選抜け」としていたため、大健闘と言えると思います。
マッチングについては、下記の通りです。

マッチング

簡単に書く対戦の振り返りです。

・1回戦:ミュウVmax 
「ヒスイヌメルゴンVSTAR」の耐久準備が出来ましたが、「穴抜けの紐」→「ボスの指令」の流れに屈する形に。
雑に出した「かがやくサーナイト」が負け筋になることを学びました。

・2回戦:アルセウスVSTAR+ドラパルトVmax
後1マリィで「ヒスイヌメルゴンVSTAR」2枚と「ハイパーボール」が沈み、なかなか進化することが出来ずに苦しみました。
相手の打点が低く、「ヒスイヌメルゴンV」で誤魔化しが効いたため、VSTARが間に合い勝てた試合です。
山を混ぜるカードが少ないので、マリィで事故る可能性が高いことがわかりました。

・3回戦:パルキアVSTAR+裏工作
1番重く見ていた「パルキアVSTAR」との対戦。
この対戦は、「ヒスイヌメルゴンVSTAR」単騎の状態を作ればダメージが通らないので、そこを目標にしています。
この試合は、相手が事故気味だったこと、こちらが「ススキ」3連打により後3で耐久準備が完了し、投了を頂きました。
このデッキにおけるススキは強い!

・4回戦:ヒスイゾロアークVSTAR
MAX350を押し付けてくるデッキなので非常にやりづらい。
この対戦では、相手がバトル場の「かがやくサーナイト」を逃す為の選択を間違えたため、最終的に山切れによるLO勝ちとなりました。
また、相手が「ダメージポンプ」でバトル場の「かがやくサーナイト」にダメカンを移した際に、「エール団の応援タオル」でそれを回復させるという使い方が、相手の打点計算を狂わせることに繋がり、光るプレイだったと思います。

・決勝トーナメント1回戦:パルキアVSTAR
先2で「頂への雪道」+「マリィ」されたのでそこで終わるかと思いました。ドローサポートとしては、「博士の研究」が採用されることが多い為、「マリィ」飛んだきた時は冷や汗ものでした。
また、「エイチ湖」が沈んだので「頂への雪道」を割れず苦しみましたが、相手もマリィ後の周りが悪く、「トレーニングコート」で「頂への雪道」を割ってくれる展開に。
結果、こちらのドローが噛み合ったこともあり、「ヒスイヌメルゴンVSTAR」を用意でき、勝ち切れました。
「クロススイッチャー」+「ボスの指令」を合わせられない限りは、耐久が効くのでデッキ相性として有利だと改めて実感しました。

・決勝トーナメント2回戦:ムゲンダイナVmax+ヒスイダイケンキVSTAR+ガラルマタドガス
300連打できるデッキは、本当に大変。
また、この試合は、「かがやくサーナイト」スタートだった為、弱い「ススキ」を2回使用してしまいました。
「かがやくサーナイト」の気絶ターンをズラす為に、「エール団の応援タオル」を使用したことで、「ヒスイヌメルゴンVSTAR」が技宣言出来たのが大きかったです。
また、直前で採用を考えた「ポケモンセンターのお姉さん」が輝きました。このカードのおかげで、毒を解除し、耐久準備が整ったと言えます。
その後は、300ダメージの「ドレッドエンド」を宣言した返しに、「セイボリー」を使用して打点を落とすなどして勝ちました。
「ポケモンセンターのお姉さん」採用してなかったら負けてかもしれない対戦でした。

決勝戦:ディアルガVSTAR
最速で「スタークロノス」を宣言できるタイプのデッキでした。
先1、先2でベンチを展開することが出来ず。「ボスの指令」で縛る展開を狙いましたが、後2「スタークロノス」→「メタルブラスト」に屈しました。
耐久をさせて貰えないという点で、この日1番の不利マッチだったと思います。

以上、各対戦の振り返りでした。
予選4回戦あたりから波に乗っていましたが、最後の最後に力尽きました。

●デッキ選択

今回の大会参加にあたっての目標を「予選抜け」としていました。
予選で当たる可能性のあるデッキとして、PJCSで猛威を奮った「パルキアVSTAR」に不利ではないデッキを使いたいと考えました。
また、「ポケモンGO」の発売以降、「非ルール」のポケモンを主にしたデッキのパワーが上がっており、多様化してる様に感じました。
そこで今回は、「パルキアVSTAR」と「非ルール」に強いことを前提にしてデッキを作成しようと考えました。

レシリザ ツインファイヤー

候補として上がったのが、「アメイジングレシラム」と「かがやくリザードン」を組み合わせたデッキです。
詳しい説明は省きますが、このデッキは、「ターボ雷パルキア」に弱く見送りました。

最終的には、手札事故による負けの可能性が捨て切れないが、盤面形成さえ間違えなければ「パルキアVSTAR」にほぼ負けない「ヒスイヌメルゴンVSTAR」を使用しました。

耐久性が高いため、「非ルール」のポケモンから倒され難いのも当初の要件を満たしていると思います。

大会後に発表されたデッキ分布を見ても、「パルキアVSTAR」が全体の1/4を占めており重く見るのは正解でした。
予選抜けたデッキの中だと「非ルール」が2種上がっていたので、デッキ選択に間違いはなさそうです。

また、雷タイプのデッキも3種類存在しているため、後述する「ポケモンセンターのお姉さん」は正しい選択だったと思います。

●デッキ紹介

使用デッキ

今回使用したデッキになります。
デッキコード:JGxc88-yDn0Zh-8c88xa

「かがやくサーナイト」を採用した「ヒスイヌメルゴンVSTAR」です。
PJCSでジュニアで結果を残していたものを参考にしました。
参考にしたものを回して、自分なりにいくつか変更して、この形になりました。
主に変更した点は、サポートとエネルギー配分です。
進化して、エネルギーを毎ターン手張りして技が言えれば大体負けないので、そこはかなり意識しました。
各カードについては、以下になります。

●ポケモン:9枚
・ヒスイヌメルゴンV、VSTAR:4-4
VSTARを3枚使う可能性を考え、最大枚数。
減らす理由がないです
VSTARパワーをどのタイミングで切るかは重要です。
基本的には、先殴りをして、殴り返しをされた後にVSTARパワーで回復をしますが、グッズによる回復が間に合うときは、使用しません。

後続を立てる余裕がないときは、割り切って単騎で勝負を仕掛けることもあります。

・かがやくサーナイト:1
雑に出すと負け筋になるので注意。
出さない方が強い場面も存在すふ。
「エイチ湖」と一緒に使うのが強い。

●サポート:17枚
・ススキ:4枚
無条件4ドローみたいなもん。
このデッキでこそ輝くカード。
優勝したらSRにしてた。

・メロン:3枚
2ターン目「アイアンローリング」を可能にするカード。水エネルギーをトラッシュする手段が限られてる為、そんな都合よくいかない。
「すごいきずぐすり」でトラッシュした後のリカバリーがメイン。

・ヒガナの決意:2枚
水エネルギーをトラッシュする手段兼縦引きとして採用。
同様の役割として、「ヤロー」や「オニオン」も検討したが、最大6枚引けるこちらを採用。

・ボスの指令:2枚
1回使う想定で2枚採用。1枚採用は流石に無さそう。

・マリィ:1枚
このデッキで1番信用してないが、山札を増やす面では優秀。不要なカードだけを沈められる「カトレア」と悩んだ。

・ツツジ:1枚
終盤まで縺れた時に相手の要求を上げられる為採用。
こちらの手札がリフレッシュされてしまうので使うかは慎重に考える必要がある。

・セイボリー:1枚
ベンチ広げて強いデッキが多いので採用。
純粋3ドローもこのデッキからすると悪くない。

・フウロ:1枚
「すごいきずぐすり」を触るのが主な役割。
似たカードとして、「キバナ」があるがデッキの性質上、上手く使える場面が少なかった為、いつでも使える「フウロ」を採用。

・シマボシ:1枚
「すごいきずぐすり」や「エール団の応援タオル」、「キャンセルコロン」なんかを使い回す為に採用。

・ポケモンセンターのお姉さん:1枚
「ポケモンいれかえ」を採用していない為、特殊状態による負け筋があると考えて採用。
「アロマのお姉さん」と選択だと思うが回復手段にもなる為、「ポケモンセンターのお姉さん」を採用。

●グッズ
・クイックボール、ハイパーボール:3-3
最低限の6枚。
2-4の採用ラインは検討しても良かったかもしれない。

・すごいきずぐすり、エール団の応援タオル:3-3
回復手段は、6枚。
相手のダメージ量に合わせて使う枚数が増えるので、手札に溜め込みたいカード。
いつ使うかの見極めも重要。
「当たりつきアイス」も考えたが裏が出た時や「40回復」によってズレる範囲の検討まで至らなかったので、不採用。

・おおきなおまもり:2枚
3枚は過剰なので2枚。

・ピックパラソル:1枚
「レジアイス」や「ヒスイゾロアーク」などの対策カード。
無いと詰むので必須。

・キャンセルコロン:1枚
「ミルタンク」倒す用のカード。但し、1枚あったところで勝てる気はしないので、思い切って抜くのもありだった。

・たっぷりバケツ、エネルギー転送:1-1
エネルギーに触れるカード。
当初は、「たっぷりバケツ」が2枚だったが鋼エネルギーに触らない場面にストレスを感じ、「エネルギー転送」と散らす形に落ち着いた。
「フウロ」からエネルギーに触れる点もいい。

●スタジアム:3枚
・結晶の洞窟:1枚
回復できるカード。
採用しない理由も特になかった。

・エイチ湖:2枚
回復できるよりダメージ減らす方が強い為、こちらを2枚

「ポケストップ」も採用を考えましたが、グッズでデッキが回るわけではなかった為、不採用。
「ヒスイヌメルゴンVSTAR」が準備出来た後だと強いのは強かった。

●エネルギー:13枚
・基本水、鋼:6-5
「手張り出来ない=負け」と考え多めに採用。

・ダブルターボエネルギー:2枚
「すごいきずぐすり」でトラッシュする用。
打点が減るデメリットは少ないが、「ゲノセクトV」が倒せないのは致命的だった。

以上、デッキ60枚の採用理由になります。
併せて、採用を検討したカードも記載させて頂きました。

●立ち回り(6/28 追記)

理想は、「メロン」を使用して2ターン目「アイアンローリング」ですが、そんな都合よく行かないです。
なので、自分が意識していた点を記載しておきます。

・基本の動き
基本的には、「ススキ」や「ヒガナの決意」により縦引きをしていき、エネの手張りと進化をしていきます。
「メロン」が使える場面は積極的に使用します。
その際、1匹を守り続けるのか後続を立てるのかは対面次第で判断します。耐久計算の部分で耐久が難しい場合は、後続を立てる方針を取ることが多いです。

・VSTARパワー
「VSTARパワー」の切りところですが、後続が立つ目処が立たない時は、最初の「ヒスイヌメルゴンVSTAR」から使います。
後続が立ちそうな場合は、2枚目以降で使用します。
先殴りされ手負いとなった場合に使いたくなりますが、手札の回復カードと「-80」による軽減を加味して考えます。
ダメージが大きい相手に対しては、1回耐えてから使いたいです。

・かがやくサーナイト
「対パルキアVSTAR」以外は即出していいです。
「穴抜けの紐→ボスの指令」による負け筋になりますが、序盤は出して損しないので、出します。
「対パルキアVSTAR」は、「頂への雪見」が無くなった後に出します。そうしないと「+20」の対象となります。

・耐久計算
デッキ相性のところでも載せていますが、「280」が耐久する上でのラインです。
今回は、「かがやくサーナイト」や「エイチ湖」などを考慮しない例を記載します。
基本は、「すごいきずぐすり」を使う前提となっています。

A.ダメージが270の場合。
1.受けるダメージ:270-80=190
2.回復後HP:190-120=70 (すごいきずぐすり)
軽減と回復を挟むことで2回攻撃を受けられます。

B.ダメージが280以上の場合(280で記載)
1.受けるダメージ:280-80=200
2.回復後HP:200-120=80 (すごいきずぐすり)
軽減と回復込みで次の攻撃が受けられません。
「すごいきずぐすり」と他の回復を併せて使えない場合は、「VSTARパワー」を使うかを状況によって判断します。

ダメージ計算をする時は、相手の加減算をした後に「-80」してました。
また、回復するかの判断は、相手の次ターンの最大打点を声出し確認してました。
1回の計算ミスで対戦が終わる可能性も十分にあり得るので、細心の注意を払っています。

余談ですが、耐久デッキのため時間との戦いになります。
ですが、基本的には、ターン初めとサポートによるドロー以外で手札が変わらないので、自分のターンでは、基本的に時間は掛かりません。
慣れてくれば、相手ターン中に大筋の行動が決められる様になります。

●デッキ相性

・有利
「パルキアVSTAR」、「ミュウツーVSTAR」、「アルセウスVSTAR」など
※ダメージのラインが270以下のデッキ全般

・不利
「ディアルガVSTAR」、「ジュラルドンVmax」、「ヒスイゾロアークVSTAR」、「ミュウVmax」、「ムゲンダイナVmax」など
※ダメージのラインが280以上のデッキ全般

基本的に、ダメージのラインが280以上の場合は、「すごいきずぐすり」1枚では、2パンをされてしまう為不利と考えています。

「非ルール」の中で280以上を出し続けられそうなデッキは、「マッドパーティ」くらいだと思ったので、「非ルール」には有利が取れてると感じています。
※「ルナトーン」など瞬間火力が高いデッキが存在するが、毎回出せるのかは疑問が残った為、有利としました。検討不足の可能性は否定出来ません。

・不明
「ロストアビス」で登場する「ギラティナVSTAR」については、恐らく不利寄りです。
ただ、「こだわりベルト」の採用有無や「ツールジャマー」次第かなと思います。
「こだわりベルト」が無ければ「かがやくサーナイト」込みで数ターンは耐久可能な気がしていて、そうなると相手のエネルギーが先に無くなると思います。
また、「スターレクイエム」は「ピックパラソル」で防ぐ事が出来るので、それをケアした「ツールジャマー」がどれくらい入るのかによると思います。
「ヒスイヌメルゴンVSTAR」に愛着も湧いたので発売後に試してみようと思います。

●終わりに

今回は、普段参加させて頂いている「ハセサムデイ」の第50回大会のレポートになりました。
ポケカ始めた当初からお世話になっている大会ということもあり、結果を残す事が出来てよかったです。
予選抜けを目標にデッキを組むことを、限られた時間の中でやるのは大変でしたが今後の参考になりそうです。(直近のシティよりも悩んだ気がします。)
今回勝てた要因は、恐らくですが60枚の言語化が出来ていることだと思います。
デッキの軸がわかりやすい為、何をどう使うかがハッキリしていたの大きかったです。

最後になりますが、「第50回ハセサムデイ」お疲れ様でした。久々に外出ポケモンカードを遊べて楽しかったです!
主催のハセサムさん、協賛の「Card&Cafe Dorim」さん本当にありがとうございました!

以上、ここまでお読み頂いた方はありがとうございました。(ふみ)

何かありましたら、当方Twitterまでご連絡下さい。

画像引用元:https://www.pokemon-card.com/

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