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【連載】怪我をしないために③

スポーツには怪我はつきもの、多くの方がそう思っていますし、我々もそのように考えています。でも怪我をする確率を減らすことはできるとも考えています。今回はこの怪我について4つの原因に分けて連載していこうと思っています。

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2種類の怪我がある

ケガはいきなりやってきます。しかし、そうではないケガがあります。ケガは大きく分けて2つあると我々は考えます。

(1)防ぎようのないケガ
(2)限りなく防げる、もしケガをしても軽度で済むケガ

試合や練習中、不可抗力で起こるケガは(1)にあたります。この場合、ケガをしたら早期回復できるようにリハビリと食事を組み合わせる必要があります。

それでは(2)はどうでしょう? (2)でケガが起きた場合、私は「自分で作ってしまったケガ」と言う説明をします。ケガは日々のアスリートとしての生活から起きてしまうからです。ではどんな原因があるか?

練習のしすぎ
動きが悪い
食事が偏っている
睡眠が足りない

これら4つの原因が考えられます。今回は「練習のしすぎ」によってどう怪我を予防していくかをみていきましょう。つまり、休みの大切さについて今回はお伝えします。

練習量だけ追えば成長するならみんな金メダル

練習量は大事です、しかし練習量だけで競技力が向上するならば誰しもが金メダルとなります。でもそうではない。ここにはいろんな要素が絡み合います。前回の記事では正しい動作が怪我予防につながるとお伝えしました。

この正しい動作は競技力向上にも直結します。この正しい動作は練習量を増やしても怪我をしにくいという効果もあります。

この時点で、練習量だけを追えばいいのではないことは明白ですね。

では、なぜ多くの指導者は練習量を増やせ!もっとがんばれ!という指導をするのでしょうか?それはきっと・・・


練習を増やせば、頑張れば、努力すれば報われる


ということを信じたいのではないでしょうか?そして自分自身の過去の努力を肯定したいのではないでしょうか?僕は、そう思えてなりません。しかし、時代によってトレーニングは進化し続けます。もちろん、本質は変わりませんが、解釈が変わったり、より洗練化していくのです。

過去と同じだけの時間と労力をかけなければならないということは、変わっていないということなのです。

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