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『夢中と努力は使い分けないといけない』

まずは明らかに自分の考えに変化が出来ている事をお伝えしたい。
数ヶ月前までの自分は努力するより、夢中になれば努力なんて必要ないのではないのか。そう考えていた。現在は年長、小学生、中学生、高校生と指導をし、多くの選手と触れ合える機会があります。
サッカーを始めるきっかけ(グラスルーツ活動)から、競技志向でプロサッカー選手、冬の高校選手権を目指すケースと幅が広い。

自分も高校時代、選手権、国体を経験し、高校卒業後プロサッカー選手の道を歩き出しました。周りは口を揃えるように、努力をしたからプロ選手になれた。あいつは一人でボールを蹴っていた。と、よく言われるのですが、当の本人は努力した感覚が無く、サッカーが好きで、楽しくて、一人でボールを蹴って、何か一つでもできる事が増えたり、マラドーナの真似をして少しでも近づけてるような感覚を本当に楽しんでいただけだと思います。
それを大人や周りの人々が努力と自分に吹き込んだおかげで自分は努力が出来る人間なんだと、勘違いしていました。
最近、努力について真剣に考えました。
『努力=自分に勝つ』
という風に捉える事に行きつきました。
他人より何が出来て、何が出来ないかという事では無く。自分の意思決定に対して行動が出来ているのか。他人が嫌がる事を率先してできるのか、ではなく、自分自身が嫌がる事(自分に勝つ事)を率先し行動が出来るのか。
そう考えると、自分は好きな事しかやらない。都合の良い風にしか物事を捉えられない、凄く楽観的な人間であり、努力が出来ない人間だと気付きました。
プロサッカー選手として大して成功しなかったのも、今まで交通事故や自分の人間性のせいにしている自分がいました。しかし、実際は違うという事に気付きました。
もう40歳を前にという時にです。
そうです。努力が出来なかったからです。
プロサッカー選手までは好きな事をとことんやってきた結果であり、努力した結果ではありませんでした。
今思えば、プロサッカー選手になって努力という努力は出来ていなかったのも、他人のせいや、周りのせいにしてた自分がいたからです。
しかし、今は会社経営やクラブ経営を行う上で、お金の事や人間関係。大変な事、やりたくない事、逃げ出したくなる事、言い訳が出来ない状況がそれは沢山あります。
ここで努力出来る人は、嫌な事、面倒くさい事でも自分自身の意思決定に勝ち、行動を出来る人だと思います。
色んな状況で、自分自身窮地に立った事で気付いたのかもしれません。
そして、ありがたい事に非常に大切な事に気付く事が出来た。
本当に強い人はポジティブとネガティブな要素を併せ持ち、楽観的にも悲観的にも客観的にも物事を捉えれる人です。
これからは努力(自分に勝つ)出来る人間、
自分に勝ち続けるメンタリティ(努力し続ける)を身につけていこうと決心しました。
この文章を読んで何か気付き、1人でも行動が変わり、未来が良い方向に変わる事があれば幸いです。
最後まで拝読してくださりありがとうございました。

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