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ギターのコードと耳コピの話 その2

前の記事の続きです。

耳コピの例を上げて、僕の耳(脳みそ)が どのように音を捉えているのか綴ってみたいと思います。

尾崎豊さんの「15の夜」を題材にします。
(※Uフレット等とはわざと解釈を変えています)

「C」盗んだバイクで
「Em」走り出す
「Am」行く先も
「G」わからぬまま
「F」暗い夜のとばり
「G」の中へ
「C」
「G」 

こういうコードになりますが、僕の頭の中では こう聞こえています。

「ド」盗んだバイクで
「低いミ」 走り出す
「ラ」行く先も
「ソ」わからぬまま
「ファ」 暗い夜のとばり
「ソ」の中へ
「ド」
「ソ」

この「ド」とか「ファ」というのは、各コードのルート(基音)となっています。

例えばCなら「ドミソ」の「ド」、Fなら「ファラド」の「ファ」、Gなら「ソシレ」の「ソ」です。

これを曲のどこから聞きとっているかというと、ほとんどの場合、ベースの音(エレキベースの音)から無意識に拾っています。

もちろん コードがたとえGであっても、G音(ソ)がベースにより鳴らされているとは限りませんし、ベースラインもメロディー同様に動きます。
また いわゆる「オンコード」については承知していますが、煩雑になるため 本記事では触れません。

脱線しました。

ギターが手元にある方は、以下のように音を出してみると伝わりやすいかもしれません。

「5弦3フレット」盗んだバイクで
「6弦開放」 走り出す
「5弦開放」行く先も
「6弦3フレット」わからぬまま
「6弦1フレット」 暗い夜のとばり
「6弦3フレット」の中へ
「5弦3フレット」
「6弦3フレット」

文字にすると分かりにくいなぁ…
自分で書いててそう思います(失礼)。

先の記事の「123456」との関連付けについては、音階理論とからめて また別記事を書くつもりです。

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