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「すぐそばにあるムーブメント」 -なぜ私は気候危機に取り組むのか。Vol.6

いやぁ~、ようやく秋って感じですね。
初めまして、Fridays For Future Tokyo/Japan(以下、FFF)のやまだいです!
東京都内在住の高校二年生、まだ選挙権は持っていません。コロナによる休校期間中真っただ中の今年5月に入った比較的新しいメンバーです。


今回は、普通の一人の高校生として、どのように気候危機と向き合っているのか。今までの自分の生活を振り返りながら正直に書いていきます。

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(たくさんの生き物が暮らす川沿いを散歩)

小学生時代~高校一年生

生まれも育ちも東京。公立の小・中学校に通って今は都立の高校に元気に通っています。

昔から探求心が強かったのか、幼いころから自然科学に強いあこがれを抱いていました。
「将来は宇宙物理学者になって万物の理論を完成してみせる!」
小学生の時の夢です。

環境問題?深刻そうだよね、どうにか解決したいけどねー、でも僕にどうこうできることじゃないな。そう、思っていました。


中学生。興味から、生徒会に入りました。ここでの経験は現在の自分にも大きく生かされています。


高校一年生。教育に興味を持つようになりました。学校教育に対する不信感が大きくなっていたからです(そう思う人は少なくないと思う)。
「将来は日本の教育を変えて、学生の笑顔を増やし、社会全体の笑顔を増やしたい」

世界では貧困や差別、紛争、環境汚染などによってたくさんの命が簡単に消えている。それを見て見ぬふりなどできないのに、そういった社会問題への教育があまりにも足りないし間違いが多い。これは絶対にあってはならないことだと思います。


でもじゃあ、具体的にどうやってこの目標を達成すればよいのか。僕にはまだその時分かりませんでした。

高校一年生~コロナ禍

去年のちょうど今頃のことです。学校のホームステイプログラムに参加しました。交流国はインドネシア。12月に受け入れをして、2月にはこっちが行く流れでした。初めての海外経験。帰ってきてからは国際交流への興味が湧くようになりました。

4月。コロナで休校になり、何かしたいと思った僕は「SDGsの会」という(学校の)サークルに入って社会問題に触れるようになりました。そこにいたメンバーの一人に、FFFの人がいたのです。巡り合いでしょうね(笑)。

僕は、ずっと自分の中で無視してきた、「気候変動問題」という大きな大きな問題と正面から向き合うことを決めました。

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(Climate Strike Online)

気候危機の緊急性

あなたの周りに、高校生の環境活動家はいますか?おそらくほぼいないでしょう。

なぜ?

「高校卒業後が社会進出の最初の一歩」という概念がかなり染み込んでいるように思います。たしかにそうでしょう。
じゃあ僕はどうして、高校卒業や進学を待たずにFFFに入ったのでしょうか。

答えは簡単です

気候危機を止めるのに時間の猶予など一秒もないからです。今この瞬間にも森林が焼け、大雨が降り、干ばつが起き、海水面が上昇しています。有効な対策などほとんど実行されないまま。

世界の気候危機の状況が刻一刻と変わっていく中で、のんびりしている暇などないと判断しました。この判断は正解でした。来年に延期されたCOP、そしてそこまでの日本の気候変動対策。ここが1つの勝負所になります。そこに全力を注ぐ決意をしたのです。

若者のムーブメント

数十年前から気候危機に取り組んでこられた大人たちがいる中で、なぜ今若者が声を上げるのか。それは、僕たち若者世代がこの先の未来に最も被害を受ける世代であり、今後の気候危機対策を左右する世代だからです。これは僕たちが主人公の物語なのです。

若者が気候危機を
①知り
➁考え
③行動する
ことが、命を救うことになるのです。

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(Climate Strike Online)

最後に(同世代へ)

もしこれを読んでくれている同世代がいたら、伝えたいことが2つあります。


1つ目

初めから知識やスキルがある必要なんてない。あなたの「気づき」と「行動」が大きなうねりを作り出す。

2つ目

環境活動は、あなたの生活を彩る。人生の意味の1つになると思う。


FFFには中学生もいます。あなたや、あなたの大切な人や生まれてくる子供たちのために、若者として胸を張ってムーブメントに参加してみませんか?

世界気候アクション0925はまもなくです。SNS発信をしてみたり、友達や家族との会話の一つにあげてみたり。そこからムーブメントは始まります。今回は書きませんでしたが、そこから具体的な政策やビジョンも見えてくるのです。

ムーブメントはあなたのすぐそばにあります。

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