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WBCをファイターズ目線で語る

WBC lovefighters 目線①

 
★WBCで日本が優勝した年、
北海道日本ハム・ファイターズ はリーグ優勝する

 
2006年:
3月21日にジャパンV(王監督)。
わずか4日後にパのシーズン開幕。2004年に北海道移転した日本ハムにとって、初めて開幕戦を本拠地・札幌ドームで迎えた年だった。
日本ハムから唯一WBCメンバーに選ばれ、全8試合に先発出場し7打点を挙げる活躍をした小笠原道大が、帰国早々の開幕戦(3番一塁)、初回に先制本塁打を放ち開幕を飾った。

その年、結局、移転後初、チーム25年ぶりのリーグ優勝を達成している。
さらに、(前身の東映フライヤーズ以来)44年ぶりの日本一にもなって、SHINJOは涙の引退。
 
2009年:
WBC優勝(原監督)の瞬間、マウンド上で仁王立ちしたのは、抑え登板し勝利投手となったファイターズのエース、ダルビッシュ有だった(3勝松坂に次ぐ2勝目)。イチローが延長10回表に挙げた勝ち越し点を守り切った。
 
この年、ペナントレースではファイターズは5月から首位独走。
しかし、8月末から9月にかけ、新型インフルに見舞われ、選手の大量離脱による連敗続き(5連敗、5連敗、4連敗)。ダルも故障の大ピンチ。
だが、それを乗り切ってリーグ優勝。
クライマックス・シリーズⅡ、初戦のスレッジの逆転満塁サヨナラ本塁打(9x対8)は忘れられない。
 

WBC lovefighters 目線②

 
★近年の日本代表はファイターズ色だ
 
今大会、侍ジャパンのファイターズ所属選手は伊藤大海投手のみだが、今回の中核、ダルビッシュ有大谷翔平もファイターズ出身だ(ちなみに2人とも高校からドラフト1位での入団だが、ともに競合なしの単独指名)。
高出塁率で繋ぎ役を果たすホークスの近藤健介も、昨シーズンまではファイターズの選手(FA移籍)。
 
さらに、特筆すべきは首脳陣だ。
栗山監督、白井ヘッドコーチ、吉井投手コーチ、厚澤ブルペン担当コーチ、城石内野守備・走塁・作戦コーチ。
いずれもファイターズで監督やコーチを務め、白井、厚澤、城石の3人は現役時代もファイターズの選手。
 
加えて、一昨年、金メダルを獲得した東京五輪も、首脳陣は、いずれもファイターズの主力選手だった。
稲葉監督、金子ヘッド兼打撃コーチ、建山投手コーチ。
 
かつてはG出身の選手が代表チームや各球団の監督等を務めるケースが少なくなかったが、近年は日本ハム出身者が球界の主要な地位を占める傾向が目立つ。


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