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公務員だから身につけたい「やさしい日本語」開催!

2020年1月24日に公務員向けのやさしい日本語講座を行いました!

今回は平日の夜に開催
8名の方に来ていただきました。

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当日はこんな感じでした!

今回のやさしい日本語講座

内容
・やさしい日本語とは?
・やさしい日本語の必要性
・日本語の難しさ
・やさしい日本語のポイント
・実践ワークショップ(2回)

今回、日本語教師のお仕事というより、「そもそもやさしい日本語とはなんなのか?」というところを大切にしました。
そして、新しい試みで外国人サポーターにワークショップで自分が作った「やさしい日本語」は本当に伝わるのか!という体験も!

ちょうど三年前に教えていた卒業生(ベトナム人)をゲストに呼びました!「日本語の何が難しいの?」
「日本に来た時、市役所はどうだった?」と参加者の方も質問していました。

私が日本語の難しさを伝えるよりも「当事者」が伝える方がより伝わる。
やさしい日本語の講座になくてはならない存在だと思います。

市役所は対面応対で問題を解決したり、必ず何か対応する場所です。
そこで「わからなかった。」「解決しなかった」では、ダメなんです。

外国人がまず頼る先は、「同じ国の人」です。
ですが、そこで広まっているルールや話が間違った解釈だった場合、問題が起きます。
同じ国の人でも、初めての人は市役所へ行きます。
そこで対応が曖昧だったり、言葉ができないからと追い返したり、通訳が間違ったりしていてもダメです。

言葉が違っても、お互いに自信を思って伝える力が必要になります。

やさしい日本語は、何もなかった選択肢、一つしかない選択肢を増やしてくれます。一つしか選択肢がなかった場合、人は誰でも戸惑います。

相手が話す言葉を理解しようと努力すると、相手もあなたが話す言葉を一生懸命に理解しようとしてくれます。


異業種の方が「私に必要です!」と。

今回は公務員の方の他に営業をされている方が参加されていました。  

首が取れるんじゃないかというくらい、頷いてくれたり、
ワークも真剣にされていました。

その方が
「営業マンに必要なスキル。」
「営業マンこそ身につけるべきスキルだ。」
と話されていました。

営業マンは、人に自分の会社の商品を伝え、買ってもらったり
取引まで持っていくのが仕事。
相手に話が伝わらなければ意味がない。

今回のやさしい日本語は「外国人のための日本語」でしたが
目の前にいる日本人に伝わる日本語を話さなければ
取引にはつながらない。

「私にすごく必要なスキルでした!」
といい表情を見せてくれました!

必要な人に必要な物・ことを届けるには
専門用語を羅列するのではなく、
わかりやすい言葉に言い換え、組み立てることが大切です。

人に何かを言葉で伝える人には必要なスキルだと
私は思っています。


やさしい町市原

今回の開催場所は「千葉県 市原市 」でした。
私が思い入れのある場所なんです。

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新しい市原市役所の第1庁舎です。

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第1庁舎にある案内板が「ひらがな」が書かれています。

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大きく、漢字の上にはひらがな、英語の案内も。

3年前に、千葉にある「千葉ラボ」というところで開催されていた、「LT発表会」というのに参加し、発表しました。 

「Let's speak JAPANESE!-日本語の先生からのお手紙-」というテーマで
外国人の状況ややさしい日本語を使ってくださいということを話しました。

そのとき、市原市役所の方が私の発表を聞いて、案内板や表示の漢字にひらがなをつけようと提案してくださりました。

その発表がきっかけで、私ももっとやさしい日本語を広めていこうと決めたのです。

やっと新しい庁舎を見にいくことができました。

市原市のような取り組みが、全国で行われ、
「行きやすい市役所」になってほしいと切に願います。

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