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開発苦労秘話

2023年の夏、初めてお送りいただいたフライパンで餃子を調理した時、正直、ここまで張りつくものかと驚きつつ、これを改善するのは相当な難易度だと覚悟しました。
 
最速でお客様に改良品をお届けするためには、スケジュールの都合上、できるだけ早く張りつき改善レシピを確立する必要がありました。
そのため、ただちに餃子の社内の有識者を集めて、張りつく原因が何か、どのように改善すれば剥がれやすくなるかを相談しました。
しかし、今までここまで張りつくことを把握していなかったこともあり、ヒントが少なく手探りの状態から開発が始まりました。

いろいろな開発担当者にも声をかけ、張りつく原因の仮説を出し、すぐさま検証。これを繰り返した結果、張りつきを改善できるポイントが少しずつではありますが、見えてきました。
そして30回目で、遂に剥がれやすいサンプルを作成することができました。この時、実験室で一人叫びながらガッツポーズをしたのを覚えています。(笑)

これまでの製品だと12個張りついてしまうようなフライパンを使った検証では、張りつきがゼロになる割合が26%、1個以上張りつきが減ったものが46%、残念ながら12個張りついたままのものが28%と、7割以上のフライパンで改善が見られました。
ただし私たちとしては12個すべてが、破れずに剥がれることにこだわりたく、我々の挑戦は継続中です。
 
この結果を受けて、2月よりこれまでよりおいしくきれいに焼ける餃子のリニューアル品の販売が決定しました。是非、リニューアル品でこの感動を体感してください!
 
R&Dチーム I

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