味の素冷凍食品公式フライパンnote

ギョーザが張りついたフライパンを研究し、商品の永久改良につなげていく味の素冷凍食品のプロジェクトnoteです。 https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/frypan

味の素冷凍食品公式フライパンnote

ギョーザが張りついたフライパンを研究し、商品の永久改良につなげていく味の素冷凍食品のプロジェクトnoteです。 https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/frypan

最近の記事

3Dスキャンから感じたこと

ギョーザ調理の際、熱の伝わり方が焼き上がりの品質に大きく関係することがわかっています。例えば、IH調理は熱源が中央にあるため、フライパンの中央と端で焼き目の付き方が異なることがあります。また、5個以下の少量調理の際は、”弱火”で蒸し焼きとパッケージの調理方法の部分にも記載しています。 3Dスキャナーでいくつものフライパンを撮影しました。一つひとつの画像から、張り付きが多いフライパンの類似点と感じているのは下記2点です。 ・フライパンに歪みやへこみが生じている。 ・焦げ付き

    • このようなものを用意しました!

      この春の『冷凍餃子フライパンチャレンジpresents みんなの、新「ギョーザ」焼き体験会』を開催した際に、焼け上げた「ギョーザ」の記念写真用に紙のランチョンマットシートをつくりました。ちょっとした遊びごころでした。   最近では、弊社の工場見学に来ていただいた小学生の方々にもお土産として配布しています。 先日ご来場いただきました小学校の児童のご家族から、「これがなかなかおもしろく、ただの焼き餃子がものすごい迫力に。。。笑 我が家は餃子が好きなので、また餃子の日には使いたい

      • 私とフライパンチャレンジ④

        広報Nです。 私とフライパンチャレンジの始まりは、まさに広報の部署に配属が決まり、2023年6月に引き継ぎで初めて本社に行った時でした。 ドキドキしながらフロアを訪れ、「7月よりよろしくお願いします」と挨拶した瞬間、直属の上司から「初めまして!ごめん!今日は引き継ぎできないけど、ちょっと手伝って!」と連れて行かれた先が、本社で一番大きな会議室。   そこには既に山になりかけている荷物のそばから、さらに次々と台車で荷物が。何事だ?と思いながら、そこからダンボールの開梱作業が始ま

        • 私とフライパンチャレンジ③

          昨年の秋、私が学生時代に食品関係の学校に通っていたこともあり、いつも食卓でお世話になっている企業名だったので、その企業に興味を持ちました。  大手なら働く環境もしっかりしていて、研究所だと資料整理や調理補助かなという印象で求人募集に申し込みましたが、面接の時、「普段料理しますか?冷凍庫入れますか?」と聞かれてどんな職場だろうと思いました。 入社4日目から「ギョーザ」を大量調理し、きつね色のおいしそうなギョーザを焼くコツを教わりました。 その後、お客さまから届いた山のようなフ

          「生姜」 から 「しょうが」へ!リニューアルの開発裏話

          今回は8月11日リニューアル発売する「しょうがギョーザ」の開発裏話をお届けします。特に、羽根の素の技術改良について重点的にご紹介します。 この技術のおかげで、この餃子は一段と調理しやすくなりました。また、「ギョーザ」に比べて「しょうがギョーザ」のリニューアルが半年遅れた理由についてもお話します。   技術の応用と改良 まず、今回の「しょうがギョーザ」には、2024年春の「ギョーザ」リニューアルで高い評価を得た「剥がれやすい羽根の素」の技術が大きく活かされています。 ただし、こ

          「生姜」 から 「しょうが」へ!リニューアルの開発裏話

          ご報告②

          大変おまたせいたしました!フライパンチャレンジからご報告です。春の「ギョーザ」リニューアルでご評価いただきました「羽根の素」の技術を、他の製品にも展開いたします。 今回、「しょうがギョーザ」と「黒胡椒にんにく餃子」をリニューアルし、大袋の「ギョーザ 標準30個入り」を2024年8月11日(日)より全国で発売します。 新しくなった「しょうがギョーザ」 寒い季節にピッタリの温かみある「しょうがギョーザ」は、その香り高い生姜の風味が特徴です。従来品よりしょうがの辛みを抑えてさ

          フライパンの洗浄方法でギョーザの焼け方は変わるか?

          ライオン㈱さんと共同で取り組みを開始して、はや半年が経ちました。 今回は、フライパンの洗浄方法を工夫したらギョーザが張りついてしまうフライパンでも張りつきが抑えられるか?を検証した結果を報告します。 事の発端は、1月にライオンさんと一緒に検証していたとき。私たちがギョーザの調理検証に使用したフライパンを、ライオンさんに洗浄していただいた結果、ギョーザの張りつきが少なくなるフライパンがありました。 このフライパンチャレンジを始めたとき、フライパン会社の方からも「フライパン表

          フライパンの洗浄方法でギョーザの焼け方は変わるか?

          焼き上がりで拍手喝采👏ギョーザ焼き体験のご報告

          以前「3月8日は「ギョーザの日」!」の記事でもご紹介した『冷凍餃子フライパンチャレンジpresents みんなの、新「ギョーザ」焼き体験会』の模様を少し詳しくお話しします。 事前に応募いただいた方の中から 56 名の方にご参加いただき、実際にこの春リニューアルした「ギョーザ」の焼き体験をしていただきました。 また、当日はライオン(株)の皆さまにもご参加いただき、フライパンの洗い方講座・体験を実施しました。 お客様の中には、実際にフライパンをお送りいただいた方にもご参加してい

          焼き上がりで拍手喝采👏ギョーザ焼き体験のご報告

          私とフライパンチャレンジ②

          ある日、友人から「フライパン送ろうと思うんだ!」と連絡が入り、SNS上で話題になっていことを知りました。 正直、このフライパンチャレンジのプロジェクトについては、何となく知っていましが、リテール(家庭用)営業部向けの企画と考えていたので、フードサービス(業務用)営業部の私としては、詳細までは把握していませんでした。 そしてある日曜日の夜、テレビ番組で本プロジェクトが取り上げられ、私もリアルタイムで見ていました。 翌日朝一でお取引先の商品部部長様よりお電話をいただきき、「昨日

          私とフライパンチャレンジ②

          科学で解明!張りつかない餃子

          私のところに商品開発担当のIさんから相談があったのは23年の夏の終わり頃でした。 「餃子がフライパンに張りついてしまい、お客様が困っている。誰が焼いても失敗しないギョーザに進化させるため、餃子がフライパンに張りつくメカニズムを解明してもらえないか?」 話を聞くと、餃子の張りつきに困っているお客様から、3000個以上のフライパンが送られてきているとのことでした。これは何とかしなければ!とそこから私たちも一緒に検討を進めることになりました。 私の部署は、科学的なメカニズムに基

          科学で解明!張りつかない餃子

          私とフライパンチャレンジ①

          私の所属する関東工場は群馬県にある当社の中でも最も歴史が古い工場です。 私はここで環境に関する仕事をしています。環境の中でも生産過程で生じる廃棄に関わる仕事がメインです。   廃棄物管理が日常の私にとって、フライパンが送られてきた日は1年の中で最も刺激的な一日になりました。今でもフライパンで一杯になった荷受け場の光景を鮮明に覚えています。 「フライパンが届くので応援をお願いします」と声を掛けられた時は、よくわからないまま荷受場へ集合しました。そして次々に到着するトラックを見

          私とフライパンチャレンジ①

          ギョーザの張りつきを抑制するための焼き方のコツ

          皆さまからお送りいただいた多くのフライパンやたくさんのギョーザを研究し、試行錯誤を繰り返すことで、2月11日よりこれまでよりキレイに焼ける「ギョーザ」のリニューアル品が発売されています!   しかし、お送りいただいたフライパンの中には長年大切にご使用されており、傷やフッ素樹脂の剥がれ付きなどがひどく、リニューアル品でもまだ張り付きが生じてしまうものもあります…。   お客様の中にはちょっと使い勝手は悪くなってきたけれど、使用しているフライパンに愛着があり、買い替えたくない!と

          ギョーザの張りつきを抑制するための焼き方のコツ

          3月8日は「ギョーザの日」!

          当社は1972年3月8日家庭用冷凍食品市場に12品の冷凍食品を発売しました。そのひとつに「ギョーザ」がありました、今年で52年目です。 リニューアルした「ギョーザ」を発売して、ひと月が経ちました。店頭でも概ね「パリッと」のパッケージのリニューアル品に切り替わり、皆さまにも新しい「ギョーザ」が届いている頃と思います。 今年の3月8日「ギョーザの日」は、日用品メーカーのライオン(株)さんと合同で記者発表会を行い、昨年5月から始まった「冷凍餃子フライパンチャレンジ」の活動をご報

          3月8日は「ギョーザの日」!

          わかりにくくてごめんなさい

          いよいよ店頭発売に向けて、リニューアルした「ギョーザ」の出荷を開始しました。流通上の在庫もあるので、店頭に並ぶまでには少しお時間をいただきますが、ぜひ皆さまのフライパンで試してみてください。 そしてもう一点。今回のリニューアルですが、パッケージのデザインがほとんど変わっていません。   少しでも早くひとりでも多くの方に、改良した「ギョーザ」を体験していただき、「ギョーザ」をキレイに焼けた「感動」で「笑顔」をお届けしたく、 急遽発売を決定したため、パッケージデザインの変更が間

          わかりにくくてごめんなさい

          張りつき改善した「ギョーザ」メディア体験会

          都内某所で1月末日、「ギョーザ」のメディア向け焼き体験会を実施しました。 皆さまからお送りいただいたフライパンで、張りつき改善した「ギョーザ」を実際に焼いていいただくというイベントです。 初めての社外の方へのお披露目、メディアの方々には客観的な立場で評価をいただけるはず。 舞台上では、R&Dの担当者が現行品の「ギョーザ」を調理して張りつき具合を再現し、メディアの方々にはリニューアル品を焼き体験いただきました。 まずはフライパンを手に取っていただき、外観をご覧いただき、横に

          張りつき改善した「ギョーザ」メディア体験会

          開発苦労秘話

          2023年の夏、初めてお送りいただいたフライパンで餃子を調理した時、正直、ここまで張りつくものかと驚きつつ、これを改善するのは相当な難易度だと覚悟しました。   最速でお客様に改良品をお届けするためには、スケジュールの都合上、できるだけ早く張りつき改善レシピを確立する必要がありました。 そのため、ただちに餃子の社内の有識者を集めて、張りつく原因が何か、どのように改善すれば剥がれやすくなるかを相談しました。 しかし、今までここまで張りつくことを把握していなかったこともあり、ヒン