味の素冷凍食品公式フライパンnote

ギョーザが焦げついたフライパンを研究し、商品の永久改良につなげていく味の素冷凍食品のプ…

味の素冷凍食品公式フライパンnote

ギョーザが焦げついたフライパンを研究し、商品の永久改良につなげていく味の素冷凍食品のプロジェクトnoteです。 https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/frypan

最近の記事

私とフライパンチャレンジ①

私の所属する関東工場は群馬県にある当社の中でも最も歴史が古い工場です。 私はここで環境に関する仕事をしています。環境の中でも生産過程で生じる廃棄に関わる仕事がメインです。 廃棄物管理が日常の私にとって、フライパンが送られてきた日は1年の中で最も刺激的な一日になりました。今でもフライパンで一杯になった荷受け場の光景を鮮明に覚えています。 「フライパンが届くので応援をお願いします」と声を掛けられた時は、よくわからないまま荷受場へ集合しました。そして次々に到着するトラックを見

    • ギョーザの張りつきを抑制するための焼き方のコツ

      皆さまからお送りいただいた多くのフライパンやたくさんのギョーザを研究し、試行錯誤を繰り返すことで、2月11日よりこれまでよりキレイに焼ける「ギョーザ」のリニューアル品が発売されています! しかし、お送りいただいたフライパンの中には長年大切にご使用されており、傷やフッ素樹脂の剥がれ付きなどがひどく、リニューアル品でもまだ張り付きが生じてしまうものもあります…。 お客様の中にはちょっと使い勝手は悪くなってきたけれど、使用しているフライパンに愛着があり、買い替えたくない!と

      • 3月8日は「ギョーザの日」!

        当社は1972年3月8日家庭用冷凍食品市場に12品の冷凍食品を発売しました。そのひとつに「ギョーザ」がありました、今年で52年目です。 リニューアルした「ギョーザ」を発売して、ひと月が経ちました。店頭でも概ね「パリッと」のパッケージのリニューアル品に切り替わり、皆さまにも新しい「ギョーザ」が届いている頃と思います。 今年の3月8日「ギョーザの日」は、日用品メーカーのライオン(株)さんと合同で記者発表会を行い、昨年5月から始まった「冷凍餃子フライパンチャレンジ」の活動をご報

        • わかりにくくてごめんなさい

          いよいよ店頭発売に向けて、リニューアルした「ギョーザ」の出荷を開始しました。流通上の在庫もあるので、店頭に並ぶまでには少しお時間をいただきますが、ぜひ皆さまのフライパンで試してみてください。 そしてもう一点。今回のリニューアルですが、パッケージのデザインがほとんど変わっていません。 少しでも早くひとりでも多くの方に、改良した「ギョーザ」を体験していただき、「ギョーザ」をキレイに焼けた「感動」で「笑顔」をお届けしたく、 急遽発売を決定したため、パッケージデザインの変更が間

        私とフライパンチャレンジ①

          張りつき改善した「ギョーザ」メディア体験会

          都内某所で1月末日、「ギョーザ」のメディア向け焼き体験会を実施しました。 皆さまからお送りいただいたフライパンで、張りつき改善した「ギョーザ」を実際に焼いていいただくというイベントです。 初めての社外の方へのお披露目、メディアの方々には客観的な立場で評価をいただけるはず。 舞台上では、R&Dの担当者が現行品の「ギョーザ」を調理して張りつき具合を再現し、メディアの方々にはリニューアル品を焼き体験いただきました。 まずはフライパンを手に取っていただき、外観をご覧いただき、横に

          張りつき改善した「ギョーザ」メディア体験会

          開発苦労秘話

          2023年の夏、初めてお送りいただいたフライパンで餃子を調理した時、正直、ここまで張りつくものかと驚きつつ、これを改善するのは相当な難易度だと覚悟しました。 最速でお客様に改良品をお届けするためには、スケジュールの都合上、できるだけ早く張りつき改善レシピを確立する必要がありました。 そのため、ただちに餃子の社内の有識者を集めて、張りつく原因が何か、どのように改善すれば剥がれやすくなるかを相談しました。 しかし、今までここまで張りつくことを把握していなかったこともあり、ヒン

          ギョーザ リニューアル品開発の裏側

          先日ギョーザのリニューアル品を発表させて頂きましたが、開発の裏話を少しご紹介させてください。 フライパンが集まり始めた7月、この頃からギョーザ改訂品への検証はスタートしていました。 初期は、とにかくギョーザを焼いてみることに専念。noteに記した通り、焼いては洗ってを繰り返し、一日中コンロとシンクを行ったり来たり。。。 その過程で、フライパンには表面のキズや剥がれ、焦げの付着などが見受けられました。しかし、中には洗うことで焼き状態が改善するものもあり、焦げを取り除くこと

          ギョーザ リニューアル品開発の裏側

          ご報告

          この半年間フライパンと向き合ってきましたが、少しでも早く、ひとりでも多くの方にギョーザの焼き体験、焼き上がりの感動を伝えたく、本日リニューアル品の発売を発表いたしました! 数百枚のフライパンを1つ1つ調理検証し、1パック(12個)ベッタリ張り付いてしまうフライパンを選出しました。 そのうち、26%のフライパンにおいて、1パック(12個)全てがキレイに焼けるようになりました。 まだまだ完璧ではありませんが、数か月間、張りつきやすいフライパンでもキレイにギョーザが焼けるよ

          張り付き改善取り組み中!

          フライパンの奥深さを感じながら 少しずつではありますが、当社としてできる事考えているうちに 早いもので、もう師走です。 ひとりでも多くの方に、ギョーザを焼く楽しさ 食べるおいしさを伝えたいと思いながら、製品の改良に繋がるアイデアを試しに試しまくっています! 100%全てのフライパンできれいに焼けます! と言うには乗り越えなくてはいけない課題も多く、とても難しいと感じる反面、少しずつでも調理で困るお客様が減ることを目標に製品改善に全力で取り組んでいます。 R&Dチー

          張り付き改善取り組み中!

          フライパンチャレンジを支えていただいている皆さま

          たくさんのフライパンが届いてから、早いものでもう半年が過ぎました。これまでの活動では様々なプロの方々に助けていただきました。 「冷凍餃子フライパンチャレンジ」プロジェクトサイトのspecial thanksにも掲載させていただいている皆さまを紹介します。 ひとつのフライパンは決して大きくも無く、重たいものでもありませんが、10個、100個、500個となると手軽に動かすことはできません。 ヤマト運輸さま、日本郵便さま、佐川急便さま、F-LINEさま皆さまにひとつひとつ丁

          フライパンチャレンジを支えていただいている皆さま

          ギョーザ調理検証中!

          100個のフライパン検証で、見た目と張りつきの相関が低そうなことは推測されましたが、フライパンの状態と張りつき具合に本当に何かしらの関係がないか調査するためにフライパンの重さ、傷の程度、焦げ付きの程度で分類することから始めました。 分類した300個以上のフライパンを使って、R&Dチーム総出でそれぞれ実際に餃子を焼いて張りつきを確認しました。 パッケージに記載の調理法で検証した結果、約4割はキレイに焼けた一方で約6割のフライパンは何らかの張りつきがみられましたが、 やはりフ

          デジタルアーカイブに挑戦

          お送りいただいたフライパンの情報を整理するために、全量写真撮影を計画しました。 3000個に挑むとなると、1週間から10日は必要になるのではと想像し、2週間の作業計画を立てました。 研究所での検証状況では、表面の見た目の状態と「ギョーザ」焼き上がりの相関関係がなかなかつかめないとの情報もあり、単純に表面撮影だけでは後々情報が不足するかもと感じました。 実際にフライパンを見ると、歪みや、片側や一部の焦げ付きなどその表情はさまざまです。 そこで、立体映像のアイデアが浮かびまし

          デジタルアーカイブに挑戦

          100個のフライパンでギョーザを焼いてみました

          今回は、お送りいただいたさまざまなフライパンを使ってギョーザを焼いてみました。 見た目はきれいでも、実際に焼いてみると張り付くものや、傷や剥がれがあっても張り付かないもの、そして一部分だけが強く張り付くものまで、結構なバリエーションがありました。 フライパンを送付の際にお手紙を添えていただいている方も多かったので、 使っていた方が普段はこのフライパンでどんな料理をしていたのかなぁなど、100個のフライパンを焼く中で色んな思いをはせてしまいました。 張り付いてしまった

          100個のフライパンでギョーザを焼いてみました

          マイクロスコープで覗いてみました

          R&Dからの要請で、普段はお客様からのご提起品などの分析作業に活用している顕微鏡(マイクロスコープ、電子顕微鏡)を使って、フライパン表面を見て欲しいと依頼を受けました。 確かにこれまでフライパンの表面を見ることはなく、そもそもフライパンが、分析機器に入るのか?など思いながら、挑んでみました。 顕微鏡は、マイクロメートルレベルで見ることができるのですが、フライパン表面の一点しか見えず、150倍で約1.5cm四方の範囲を見ることになるので、全体を捉えることが難しく、まさに

          マイクロスコープで覗いてみました

          大変お待たせいたしました

          当初の予定より1ヶ月以上遅れ、8月下旬からフライパンを送付いただいた皆さまに冷凍餃子詰め合わせを発送しました。 この間に引っ越しされた方、夏休みに入りお出かけになられた方など、ご面倒をおかけしましたが、無事ギョーザ3種類をお送りしました。 皆さま、新しいフライパンでおいしく焼かれていることと思います。 弊社でも、お送りいただいたフライパンで、しっかり検証進めてまいりますので、結果はもう少しお待ちお待ちください。 広報Q

          大変お待たせいたしました

          2日間のダンボール開梱作業

          本社から転送された大量のフライパンが群馬県の事業所に集まりました。 その時点では、正確な数は把握できず、約3000個のダンボールや、紙袋で丁寧に梱包されたものなど様々です。 まずはこれらから、ひとつずつフライパンを取り出して付番(ナンバリング)する作業を計画しました。 私たち広報チームのメンバーだけでは手が回らないと考え、隣接する関東工場に応援を頼みました。 総務や品質管理などのスタッフや、製造現場、工務のメンバーなどが、時間調整を行い、午前と午後を4つに分けて2チームで作

          2日間のダンボール開梱作業