「真夜中、コンビニの駐車場で」

「わたしとポッドキャスト」というタグを見つけたので、筆を執った。
ポッドキャストは、推しが出演しているなら聴くぐらいの感覚だったが、ここ最近聴くようになった番組が今回の記事の主役だ。

私がおすすめしたいポッドキャストは、「真夜中、コンビニの駐車場で」。
この番組は、NHK「ドキュメント72時間」が大好きな2人の男性が番組の内容や感想を語り合うという30分ほどの番組である。
Spotifyは毎週金曜23時、YouTubeは火曜と金曜更新。

きっかけは、確か去年末頃に単なる好奇心からSpotifyで「ドキュメント72時間」と検索欄に入力したこと。
何となく気になって聴いてみたら、気に入ってしまったのでフォローして、最新回が出たら通知が来るので、なるべく早めに聴いている。

私は、Spotifyで聴いているのだが、YouTubeでも聴くことが出来る。
同じ20代なのに、凄く視野が広く、ホントに同じ20代なのか疑ってしまう。
語彙力も強く、批判めいている訳でも褒めちぎる訳でもなく、素直に自身が感じたこと、そこから見えた自分を取り巻く日本の現状を語り合っている。
そして、その感想に共感、唸りしかなく、毎回頷きながら聴いている。
語り合いたい。無理?知ってる。
メモを取りながら見ているそうだが、私にはそれが出来ない。
だからこそ素直に凄いと思う。
取材した人だけでなく、編集等、「そんな所まで!!?」という観点・視点の鋭さを持っている。

各回のタイトルの付け方にも惹き付ける物がある。
例えば(72時間タイトル→ポッドキャストタイトル)、
「能登半島 桜咲く無人駅で」→「桜咲く無人駅、そこにある朝ドラ」
「大型古着店 私らしい一着で」→「大型古着店、ファッションリーダーは私」
と秀逸だ。
「番組を見なくても楽しめる番組を心がけている」ため、たまに見ている・見たことない人でも聴きたくなるだろう(が、番組本編を見た方が面白いとは思っている)。

また、その回のテーマに沿ったトークも展開される。
例えば、昨年放送の「文房具店 この手紙をあなたに」では手紙・年賀状について。
お2人がどんな方なのかも垣間見えて良い一幕だ。

そういえば、1つ気になっている所がある。
タイトル通り「真夜中」に「コンビニの駐車場で」収録しているんだろうか。
ホントにそうなら、何故この時間帯に?
違うのなら、このタイトルの由来は何なのだろう。


また、ライターの吉田潮さんが「読む72時間」というものを書いているので、気になったら検索してほしい。

見る、聴く、読む。
持つ感想は人それぞれ。
「ドキュメント72時間」は、色んな角度から楽しめ、考えさせられる番組だと思った。
彼らにはこの先もラジオを続けてほしい。

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