FF14グラフィックアップデートのお気持ち表明

FF14というゲームが大好きでした。
コロナ禍がはじまり、家に居るしかない状況が増え、その頃になんとなくはじめたゲームでした。
キャラクリエイトは決して充実しているとは言えないけれど、アニメ寄りの顔は私好みで。
かなり好みのキャラクターを作り、満足してプレイをはじめました。
進めているとすぐに装備が、いわゆる初期のあまりオシャレではないものに変わってしまい、先輩プレイヤーに嘆いていたところ、ミラプリという機能を教えてもらいました。
すぐに解放し、教えてもらうままにマーケットに走り、たくさんのオシャレな服が存在していることを知りました。
はじめたての初心者には高すぎるオシャレ装備達は、どれもとても魅力的に見え、コツコツギルを貯めては装備を買ったりヘアカタログを買っていました。
この頃からずっと、わたしにとってFF14は、自由度が高く理想的な着せ替えゲームとなりました。
毎日ネットで装備を検索しては、次はこれが欲しい、これも魅力的だとうっとり眺めていました。
武器もかなり凝ったデザインの魅力的なものが多く、欲しい装備を見つけては、極や零式と呼ばれる高難易度コンテンツにも挑戦をはじめました。
ポイントで交換出来る装備を求めて、PvPにも通い始めました。
マウントと呼ばれる乗り物やハウジングも、着せ替えの一要素として、集めたりこだわって作ったりしていました。
そのうちに、もっと幅を増やしたいからと何人もサブキャラを増やし、メインサブ問わず課金装備を買い、カッコイイコートを求めてPvPに通いつめたり、憧れの武器を求めて絶という更に難易度が高いPvEにも挑戦をはじめました。
制作武器と言われるコンテンツにもハマり、過去のもの含めて半分くらいは作ったと思います。
どれもこれも極めたわけではなく、エンジョイ勢という感じでしたが、触れるコンテンツはどれも楽しく、充実して毎日たくさんプレイしておりました。
色々なことで遊ぶ中でフレンドも増え、ゲームのフレンドの枠を超えて、友達だと呼べるほどの人もできました。

6月28日、新しい拡張のアーリーアクセスがはじまりました。
今回の拡張はグラフィックアップデートが目玉の1つで、フィールドも装備も、そしてキャラクターも、すべて一新するという話でした。
私自身はPS5でプレイしていたため、PCのフレンドにお願いして、自分のキャラクターがどう変わるのか、確認して貰っていました。
その時点で違和感は感じていたのですが、表情も背景も限られた環境での確認だったので、動かしたら変わるかもしれないと自分に言い聞かせ、どうしてもという箇所だけフィードバックを送って拡張を待ちわびていました。
当然わたしも発表されてすぐに予約をしていたため、緊張しながらログインしました。
変わってしまった自分のキャラクターがそこにいました。
気に入っていた目が、口が、まつ毛が、すべて別の形のパーツになってしまいました。
フィードバックに対応しようとしてくれた形跡は感じましたが、とても十分とは言えません。
更には、最後の希望だと思っていた表情でさえ、ボーンが変わったのかぎこちなく味気ないものに変わっていました。
表情によっては、「人の顔の動きとしてありえない」と思えるものさえありました。
動かせば動かすほど「違う」と感じ、つらくなる。楽しいと感じていたコンテンツがすべて楽しめなくなり、自分で思っていた以上に、わたしのFF14はキャラクターが中心にいたのだと実感しました。
あんなに楽しみに確認し、胸躍らせていた装備も、着せたいキャラがどこにも居なくなって、一気に無意味なものになりました。
綺麗なフィールドも、装備も、マウントも、無意味で味気ないものにしか見えません。
Xを見ると、自分のキャラクターがよくなった、新しい装備が好みだ、とはしゃぐフレンド達がそこにはいて、自分もそちら側でいたかったと余計に悲しくなりました。

そもそもグラフィックアップデートというのは、こんなに急いでしなければならなかったのでしょうか?
全てのコンテンツを作り上げて、更にグラフィックも、というのは、リリーススケジュール的に無理があったのではないのでしょうか?
すべてを変えるのは大変だから、今回の拡張ではフィールドを変えて、キャラクターは2年でも3年でもかけてじっくり、ではダメだったのでしょうか? 
つらくなるゲームを続ける意味はないので、休止の準備ははじめています。
月額せいぜい2000円程度のゲームに求めすぎと言われるとは思います。
ですが、こんなにたくさん費やしたゲームが、少しの変更で、こんなに受け入れ難いものになるのか、と思わずにはいられません。
今はただ、グラフィックアップデートは失敗だったと運営に思っていて欲しいです。
失敗だった、早急だった、もっとユーザーの気持ちを考えるべきだったと思っていて欲しいです。
このノートが万が一にでも、吉田Pをはじめとする運営の目に留まり、小さなトゲになって欲しいと思います。
Xではこんなこと言えないので、呪いのようなこのノートを最後に吐き出して離れようと思います。本当に大好きでした。
このようなことをしておいて、ユーザーに寄り添ったゲームだなどと、二度と言って欲しくないです。グラフィックアップデートがもっと大コケしますように。

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