5年間山村留学してました。
僕が一番誇れる事は小5から中3までの5年間山村留学をしていたことです。
実は一番書きたかったことなんだけど、一緒に山村留学してた人に見られると恥ずかしいなーとか思って書いてませんでした笑
でもよく考えると(よく考えなくても)どうせ見ないし見たとしても他人のことなんかに興味ないという事に気づいたので書いていこうと思います。
また、書きたいことが多すぎてとんでもない量になってしまうので何回かに分けて投稿しようと思います。今日は山村留学とは何かっていうのと通学路について書こうと思います。
山村留学って何?
これを見てる人のほとんどが、山村留学を知らないと思うのでまず山村留学とは、どういったものなのか紹介しようと思います。
山村留学とは小中学生が親元を離れて一年間集団生活をしながら自然の中で様々な体験をするというものです。
僕が行ってたのは育てる会八坂美麻学園というところです。
八坂美麻学園では、センターと呼ばれる建物でみんなで過ごすのと、4人ずつくらいに分かれて地域の農家さんにホームステイするのを2週間ずつくらいで交互で行き来するという感じでした。学校は地域の学校に通います。
具体的な活動は、畑作業、米作り、登山、キャンプ、スキーなど自然でしかできない事が様々あります。
活動の詳しい内容やリアルな感想などは他の記事で書いていこうと思います。
育てる会ホームページ
通学路は片道5キロ
学校までの通学路は片道5キロほど自然の中を歩きます。小中学生の通学路にしては長いと思います。これほど長い距離を歩くのは山村留学では歩くことを大切にしていらからです。
毎日歩くことで、足腰が鍛えられるのはもちろん、四季の変化など豊かな自然を五感で感じることができます。
例えば気温の変化や、草木の変化、山の色の変化、棚田の色の変化などを感じることができます。
また、都会ではできない様々な楽しみがあります。
山菜を取ったり、自分の畑で育てた野菜を取ったり、動物を見かけたり、虫を取ったり、雪の日は坂道をそりで滑ったり、
挙げていけばキリが無いほど楽しみがあります。
僕が特に楽しかったのは蛇を捕まえる事ですね。
夏になると道路の壁のパイプ穴の中に蛇がいるので木の枝で引っ張り出して捕まえます。
普段はしばらく蛇で遊んだ後、満足して逃すのですが、帰ってから時間がある時は捌いて、七輪で焼いてみんなで食べたりもしました。マムシは鳥肉に近い風味と食感で、まあまあ美味しけどそれ以外は微妙でした。
僕も5年間毎日歩いてきたといえども、やっぱり5キロはキツイです。それでも暑い夏の日に道中にある冷た〜い湧水のあの味は一生忘れられません。
それより何より通学路で疲れきった後の晩飯は別格です。毎日のように食事に感謝していました。今では1日2食の僕でも、あの頃はご飯5杯以上は余裕でしたね。
また、僕が今健康なのもいっぱい歩いたおかげだと思っています。
5年間で歩いた距離を計算してみると、1年で学校に行く日数が200日だとして5年間で1000日、往復10キロを1000日なので10000キロ!?
すごいですね。
もちろん、ぶっちゃけあの頃は
「何でこんなに歩かされるんだよ」
とか思ってました。
でも今では本当によかったなと思っています。
毎日歩くことで、昔の人はどれだけ大変だったのか、車や自転車がどれだけ便利かを実感できました。
それに、暑い中の湧水のおいしさや疲れきった後の晩御飯のおいしさはあれほど歩かなければ得られないものでした。
歩くのって最高ですね!
今日は通学路の事を書きましたが、これからも山村留学で体験した色々なことを書いていこうと思うので、ぜひそっちの記事も読んでみてください。
最後まで読んでくれてありがとうございます🥺