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ヘルマンヘッセ著 シッダールタ

ドイツ人のヘルマンヘッセの「車輪の下」とならぶ代表作「シッダールタ」

ここでいうシッダールタは、仏陀と同じ名前のまるで別の人。架空のシッダールタがどう悟りに至るかのお話。
終盤には、私も悟ってしまうんではないか?と錯覚してしまうくらい丁寧に語られている。

仏陀といえば、手塚治虫の「ブッタ」がある。こちらはその名の通りのシッダールタが主人公だが、やはり最期の方は悟りに向かうブッタの思考が描かれていて、その表現を比べるのもおもしろい。

ヘルマンヘッセにもどるが、気をつけたいのが日本語訳者。それぞれに癖があるので、読むときは訳者の文体を比べてみることをおすすめしたい。

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