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滞仏日誌

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Aug/2023 〜July/2024
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2023年10月の記事一覧

10/28

うっすら夜明けのキャンパスにライトが灯る、お気に入りの時間帯。 朝一番で大学に足を運んで、予約した席でまっさらな木造りの机を前に座った時の心地よさときたら。 (こういうこと書いてるから友達に"You'd make a good poet"って言われるんだろうな笑) 夜10時に寝て朝5時30分に目を覚ます生活リズムが体に合いすぎて、もはやアラームとかいらなくて、自分は本当に朝型だなあと再認識する今日この頃。 もうすぐイギリス旅行なのだけれど、その前に秋休み明け2連発ディベ

10/24

大学のカフェテリアで論文を読んでたら不意に、「本当にこんな風にずっと勉強していたいな」っていう気持ちが染み出してきた。 私は本当に心の底から学ぶことが好きだなあって。 でもこのまま一生勉強しているのもそれはそれで飽きがくると思うし、自分で手足を動かして何かをしたいと思い始めるに違いない。というかもう既にそういう気持ちも十分に溜まっている。 あと、私が好きなのは多分やっぱり知の消費であって創造ではないのかもしれないと思う、もちろん自ら知を編み出していく営みができれば最高に

10/20

すっかり日の入りも早くなって、朝と晩に雨が降ることが多くなってきた。かの有名なヨーロッパの冬がやってくる。 今のところあまり天気に左右されることなく、むしろ雨に濡れるパリを街灯のオレンジが艶やかに照らす様も粋だなんて思う心の余裕を持って暮らせている。 昨日は念願の日本人の方が経営するパン屋さんに行ってきた。ものすごい量を買い込んでしまったけれど、どれも本当に感動の美味しさだった。monthly visiterのおかげで気持ちが沈みがちな期間、家でたくさんのパンたちが私を待

10/13

え、なんか家のwifiが動かない。まあ良いや、メモに書いて後で貼ろう。 官僚制の授業がついに面白くなってきたのだ、、、!!! 今までは官僚制が出来上がる前の政治体制だったり特定の役職について書かれたニッチすぎる法律文書を読んできたけど、今週からはやっとこさ官僚制が登場したのです!(授業も折り返し地点に来てここで初めての登場) 今週のリーディングは、かの有名なフランスを代表する作家、Honoré de Balzac(バルザック)によるその名も”Bureaucracy”とい

10/4

たのしい。授業が、たのしい。 今日の授業中に、履修している授業どうしの関係が突然ものすごくクリアになる瞬間が訪れて、脳フル回転アドレナリン大放出って感じだった(笑) "Comparative Politics"という大講義+ディスカッションのセミナー2コマで構成される授業では、「データとモデルに基づいた今どきのPolitical Scienceをやる!」という感じで、decision makingやらauthoritarian regimeやらelectionやらについて