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festa!導入校の実践に学ぶ!生徒の継続的な取り組みを支える2つのポイントとは?③

前回の記事に引き続き、あるfesta!導入校様での実践例をご紹介させていただきます。

今回の記事では、先生のお話の中から見えてきた「生徒の継続的な取り組みを支えるポイント」のうちの1つを解説します。

まず、生徒の継続的な取り組みを支えるポイントになると感じたのは、生徒に「チェック」されているという実感を持たせることです。

festa!を生徒に導入し、「自宅での音読練習に使ってください。」と大まかに指示を出すと、最初の頃は物珍しさからある程度のログが残りますが、それを継続することは難しいでしょう。

ですので、最初にはっきりと「成績(平常点)に加味する」と伝えた上で、目的意識を持たせた上で取り組ませることが重要になってきます。

また、先生は定期考査の中に、festa!での音読練習とリンクする要素を設けることで、音読練習のスモールゴールを設定しているともお話されていました。

このように、成績や定期考査といった生徒が取り組まざるを得ない要素をfesta!に結びつけることで、音読に取り組む目的を作り出すことが重要なのだと思います。

他にも、先生は、定期的に生徒たちの取り組みを「チェックしている」ことをアピールするようにしているとお話されていました。

というのも、前回の記事でご紹介したように、先生は生徒に取り組んだページのPDFファイルを書き出させて、それを提出するような仕組みをとっています。

ただ、この仕組みにしたことで、現場では予想外のことが起こったと仰られていました。

みなさんはどんなこと起きたと想像しますか?

実は、PDFでの確認だと、生徒の音声を聞かずに評価をすることになるので、それを逆手にとって、Google翻訳などの自動読み上げ機能を使って、不正を働く生徒が現れたようです。

そのため、授業中の音読の様子を観察し、実態と提出したPDFファイルの内容に乖離がある場合は、生徒を個別に呼び出して、先生の目の前で音読させた上で、不正を指摘するようにしているといいます。

こうした先生の「チェック」の目を定期的に意識させることによって、誠実に音読に練習に取り組む必要があることを理解させ、生徒の継続的な取り組みを担保しているとのことでした。

今回の記事のまとめです。

◎生徒に「チェック」されているという実感を持たせる
→成績や定期考査への加味など、festa!に取り組む必要がある状況を作る
→定期的に生徒の取り組みを先生が「チェック」していることを意識させる

festa!を今後活用していく際のご参考になれば幸いです。

次回の記事では、もう1つの「生徒の継続的な取り組みを支えるポイント」をご紹介させていただきます。


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