指す将順位戦9th A級1組第2局 vsLink0905さん(千日手指し直し局)


こんにちは。フェローチェです。


先日、6/26にLink0905さんと指す順2回戦を戦いました。

ここでは、その対局について振り返っていきたいと思います。


対局内容

 本局は千日手指し直し局ということで、早2での対局となることが決まっていました。
持ち時間の短い対局となるので、経験のない将棋になるのを避けるべく、何があっても飛車を振ろう、ということだけは決めて臨みました。
私は相振り飛車も得意とは言えないので、不安もありましたが、そこは仕方ないと腹を括りました。


戦型は予想通り相振り飛車に。
ここでLinkさんは54銀と上がりましたが、本譜すかさず35歩と突いたのが良かったようです。


以下、43金に36銀と立って陣形を押し上げていきます。相振り飛車において、こういう自陣の押し上げは私の好きな将棋です。

36銀に対しては、34歩と合わせてくる手が見えるところです。以下、同歩同金35歩に同角と取って、同銀同金と進める手です。

ただ、そこで13角と打てば受かっていると読んでいました。ここまで読めていたのは我ながら冴えていましたね。


ということで、16歩同歩と突き捨てて12飛と回ってきましたが、そこで26歩と突き上げたのがなかなか良い手だったようです。


ただ、正直、この26歩は自信があって指したというよりは、他に手が浮かばなくて指した、という側面も大きかったです。なので、これが良い手だったのは展開にも恵まれていた感はあります。

本譜は以下数手進んで、相手の攻撃陣を完全に封じ込めることに成功し、優勢になりました。


これでこのまま寄せて勝っていれば格好良いのですが、本譜は寄せ損ねることを過剰に恐れた結果、入玉を志し、終局までに200手ほどを要する結果となってしまいました。


色々寄せにいくタイミングはありましたが、さすがに上図では73歩と叩いて寄せに行くべきでした。
75桂や85桂などと、基本的に桂馬と歩で攻めていけるので駒を渡す恐れもなく、わかりやすかったと思います。

この将棋を寄せて勝てなかったのは、普段の24での対局姿勢が原因だと思います。
私は終盤に自信がなく、その中でレートを上げるために、寄せに行かずに勝てるなら寄せにいかない、ということを徹底していました。
ただ、普段その考え方で指していると、こういう時に困ってしまうので、これからは寄せの練習と思って、普段の将棋から寄せて勝つことを意識しようと思います。
結果勝ちはしたものの、この点は反省します。


総括

酷い勝ち方をしてしまいましたが、相手の攻撃陣を責める順がうまく行き、早々と優勢に持っていけた所は良かったです。

これで2連勝と幸先のよいスタートを切れたので、ひとまず上を見て戦えそうです。今後も頑張ります。

それでは今回はこの辺で。ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

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