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新潟ワイン「田園 新潟シャルドネ2019」

フェルミエより新しいシリーズのワインリリースのお知らせです。
“新潟ワイン”シリーズを白赤それぞれ1種類ずつリリースします。
7月22日に白ワイン「田園 新潟シャルドネ2019」を先行してリリースしました。

フェルミエはぶどうが育つその土地の自然を尊重し、その土地の自然が素直に表れるワイン造りを目指します。

新潟の太陽や、新潟の豊かな自然の恵みを受けて育まれたぶどうから醸すワイン「新潟シャルドネ」。”日本一の米どころ新潟”の越後平野を日本一の大河 信濃川が流れます。シャルドネはこの信濃川流域の新潟県を代表する歴史ある果樹栽培地帯(新潟市南区)で栽培されます。シャルドネから生まれるワインの銘醸地ブルゴーニュは石灰粘土質土壌で、ぶどうが生育するために土壌から吸い上げる地下水もミネラル分が強い硬水ですが、日本の地下水は軟水です。私達が日本人であるように、日本で育まれるぶどうから醸すワインは日本ワインであり、このワインは新潟ワインです。穏やかで優しく芳醇な新潟のシャルドネの個性をお届けします。

(海に近く水はけが良い砂地土壌のフェルミエのワイナリー周辺の畑とは違い、信濃川流域のこのエリアは地力が強く水持ちも良い豊かな土壌です。)

新潟で暮らす皆様が親しみやすく、県外から新潟へお越しのお客様へのおもてなしにもご利用いただける、また、新潟を離れて暮らす皆様の故郷新潟への郷愁も満たす、そんなワインが出来ればという気持ちでこのワインの醸造に取り組んできました。新潟の醸し人が、新潟の自然をリスペクトし、新潟のぶどうから造る新潟ワインです。同じ風土で育った新潟の食材との相性なども探求頂ければ造り手として望外の幸せです。

エチケットには、新潟を象徴する風景の一つである弥彦山と角田山を背景に黄金色の稲穂がたなびく田園風景を描きました。貼り絵画家の深町めいしゅうさんにお願いして、このワインのために新潟で生まれ育った僕の心象風景をリクエストして描き(貼り?)下ろしていただきました。原画をよく見ていただくと細かい紙片が一片ずつ貼り重ねられている様子がわかります。原画はフェルミエのワインショップ/レストランに常設展示します。ご観覧無料(笑)ですのでワイナリーにも是非お越しください。

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このシリーズは従来のフェルミエのワインよりも少し値ごろ感のある価格設定(オープン価格、ワイナリー直販価格は税別3,600円)です。フェルミエ店頭及びWebショップ https://fermier.jp/?p=1956 で販売しております。お取り扱いにご興味をお持ちの酒販店さん、飲食店さんなどもお気軽にメールinfo@fermier.jpでお問い合わせ下さい。
同じシリーズの赤ワインは8月リリース予定です。
宜しくお願い致します。

【テクニカルデータほか】

ぶどう/栽培

・ぶどう品種(割合):シャルドネ 100%
・ぶどう産地    :新潟市南区東萱場
・栽培方法     :垣根仕立
・収穫日      :2019年9月4日

醸造

選果(バイブレーションテーブル)後に除梗。除梗後も目視で選果。
軽く破砕してプレス。
フリーラン、プレスランともに果汁をステンレスタンクにて3日間低温で自然に清澄(デブルバージュ)。
清澄した果汁を小樽(75%)とステンレスタンク(25%)に分けて低温発酵させ、発酵終了後にブレンドして小樽でMLF。新樽使用比率25%。
MLF終了後も瓶詰め時まで澱引きせず、2週間に1度の頻度で3ヶ月間バトナージュ(シュール・リー)。フレンチオーク樽で約8か月間熟成。
瓶詰め前に澱引き。無清澄・無濾過。
・瓶詰日  :2020年6月20日
・瓶詰め本数:1,184本

Data
・Alc.:12.37%
・pH:3.47
・TA:5.12g/ℓ(リンゴ酸0.0g/ℓ 乳酸2.9g/ℓ)
・残糖:1.0g/ℓ
・総亜硫酸添加量:35ppm

【テイスティングコメント】

淡い黄色、穏やかな酸
洋ナシ、みかん、リンゴ、ハチミツ、ミント、くるみ、干し草
バニラ、キャラメル(樽由来)
バター、乳酸(MLF由来)

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