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狩猟日記 2020.11.28

朝7時過ぎ3人で猟に出てみる。

一つ目の池にコガモがついているのでアプローチ。

空気銃と散弾でやってみる。散弾撃ちがこの辺かなというところに待機。それが確認できたのでこちらもアプローチを開始。

ゆっくりと池に近づいて行ってみる。

池に近づく道が悪いがなんとか近づく。スッと動くコガモのメス。距離は30メートル。依託できる場所がないので座って撃つかなと考えて、できるだけコガモから体が見えないような位置に座る。しかし、コガモの姿を見失う。まだ飛んではいないと思うのだけど。

なんだか周りの木にはキジバトやヒヨドリがついているらしく、そいつら飛び出すたびに飛ばれたかとドキッとしてしまう。

双眼鏡で覗いてみるけど 見つけられない。エアライフル単独なら、池をそっと離れて遠くから獲物を確認し直して……と、アプローチし直すということもできるけど、散弾持ちもいるのでいいや、カモ飛ばしちゃおうと池に近づいてみる。いいやと言いながらも別に撃ちたくないわけじゃないので、できるだけそっと池に近づく。

するとコガモが池にせり出した木の枝の下から飛び立った。そこにいたのか。それじゃあこちらからは見えない。自分の影が怪しかったので逃げ込んでしまっていたようだ。うまいようにはいかず散弾持ちの方へは行かずに飛び立ってしまった。

次へ。

いくつか池を回るのも見当たらない。

猟期初日にキジを見たという場所を目指してみる。そうそうこの辺でキジを見たのだよねというところで車を停めたところ、畑の隅に何やら黒い影。その黒い影は一心不乱に畑を突いている。カラスに見えなくもないがその地面を突く動作がせわしない。ニワトリやハトを連想させるその動きに胸が高鳴る。

双眼鏡で覗くとオスキジ2羽だった。

アプローチをしてみる。

隠れるところもない開けた田んぼなので仕方がない。自分も同じ田んぼに入ってみる。こちらを警戒し、徐々に遠ざかっていくキジ。距離は70メートルほど。2羽が連れ立って移動していってしまう。近づこうとしても離れていってしまい、これでは構えてるうちに100 M は離れてしまい狙えない。案の定距離を縮めさせてくれることもなく、それでもこの辺に立ってくれればというところまで追い詰めたがボサに入られてしまった。

キジがボサの中からこちらを伺っていないかとも思ったがいない。散弾持ちにが藪漕ぎしてキジが飛べばと期待したがそれもなく逃げられてしまった。

午後2時、風が強い中出かける。

風が強い時のフィールドは獲物の動きも変わるので、また違った感じが楽しい。今回いる場所が比較的開けたフィールドなので風が強い時には不利なのが残念だ。できればコガモ達が篭りたくなるような場所で攻めてみたいがこればかりは仕方がない。今ある条件で頑張ってみる。

猟期初日行けなかった場所へ足を運んでみる。

土手の上に車を止めると、猟奇初日に入り口にてハンターと思わしき人が止まった理由が分かった。河川敷に大掛かりな工事が入っている。以前の川の様子がガラリと変わった。オオバン親子がいた場所も埋め立てられてしまっている。

仕方ない。川自体も生き物みたいなもので、あちこち削られたり、埋まったりしながら形を変えていく。でもそうやって自然のままに変わっていってしまってはこちらも困る。ガンガン整備しなければ今の状態を保てない。次へ。

発砲注意の看板を見ながらカモいないかなーと探すいない。次。

今日も風が強いが暖かい。窓を開けて散策できるというのはいい。

鳩がよくいる場所へ到着。サギを横目に田んぼの中を確認。今日もメガネを忘れているが、キジバトが一羽畑に降り、続いてもう一羽同じところに降りる。多分仲間がもうすでに畑にいるのだろう。近くの木から移ってきているんだろう。双眼鏡を覗く。

キジバト発見。5羽程度はいるのだろうか。刈ったあとの稲の根本の間に見え隠れする。狙えるかと双眼鏡をおろす。鳩が見えない。今日もメガネを忘れている。双眼鏡でもう一度確認。うんうん、ハトハト。双眼鏡をおろす。ハトハト……どこ?双眼鏡を……と距離は60メートルほどなのだが、裸眼ではハトが見つけられない。

ちなみに両目とも裸眼で0.7、メガネありで1.0である。狩猟免許的には0.7以上で裸眼オッケーなので、合格ラインは突破している。それでもメガネをかけるのはこんなことがあるからだ。見えるの大事。

銃に持ち替えてハトが見つけられないと困る。隣の田んぼに目をやる。先のほうにキジバト発見。こっちのほうが見やすいじゃないか。こちらに鞍替え。距離を50メートルまでつめる。キジバトは一生懸命畑をつついている。

銃を構える。風が強い。少し風に煽られる。銃をしっかりホールド。こちらのキジバトも5羽ほど。どこかで2羽重なるタイミングを狙って……て狙えない。なぜかキジバト達は止まることなく餌をつついている。

キジバトのイメージだと、餌をつつきながら歩き数歩進むと顔を上げて周り観察、また餌をつつくと繰り返す。しかしスコープ内のキジバト達は顔を上げることなく、動きが止まることもなく餌をつつく。なのでフォルムがみなまん丸で可愛い。

多分風が強いせいでまん丸のままで一生懸命餌をつついているのかもしれない。

ワンショットツーキルは諦め一羽のキジバトに狙いを定める。まんまるフォルムの真ん中の顔を狙い一発。ヒット。周りのハトが飛ぶ。

ふぅとひと息、周りにハトがいないことを確認。一旦車に戻り、ハトの近くに移動しようと扉をバタンとしめた。その音にびっくりしたハトが30メートル脇で飛立つ。いたのか……。やはり風の強い日のキジバトは空気銃の発砲音程度で飛ばない。

まあいい。今期初のキジバトだ。自分の中で季節の味になりつつあるキジバト。

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