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【荒野行動】 Player's Chain No.4 『αD Aves 61ue』


黎明期から荒野界隈を牽引する“天才

荒野の光

この言葉が似合う選手はそういない

第2回荒野の光,総合優勝
DvS、αDと強豪チームに所属

彼は“”を纏ってその歩を進めてきた


今回紹介する選手は、

αDAves 61ue 選手

61ue選手1


連載記事~Player’s Chain
選手から選手へバトンを繋ぎ、
その絆で創られた“”を描く。

第3回のXeNo/AVALONミニ毛選手よりバトンを受け取ったのは、αD61ue選手。

この二人の“鎖”を辿って過去を覗いた時、
その強固な絆が見えてきた。

―――Fennelかにさんが、”二人はライバル関係にある”と話していたのですが、本当ですか?

はい。そうだと思います!
昔、ミニ毛がまだ全然有名じゃなかった頃、僕がルームでミニ毛にマンションの立ち回りとかいろいろ教えていたんですよ。7stars(7s)の時に。
で、7sが解散してそれをしなくなったんですが、解散してちょっとしたらミニ毛がすごい事になってて、これは負けてられない!ってなって、ライバル的な感じになりましたね!

荒野界を代表する2人が師弟関係にあり、ライバルとして切磋琢磨してきた事を知る人はどれほどいただろうか。

61ue選手に迫っていく中で、
このような”人との関わり”が見えてきた。

一体誰と出会い、どのような選択をしてきたのか…


61ue選手の言葉と共に迫る。


【61ue選手の遍歴】


まずは61ue選手の経歴を振り返ってみよう。


2017.11 Wr 所属

2017.xx 時鳥 所属
    (現AVALON金花さんらが所属)
2018.01 DvS 入隊

2018.08 7stars 入隊

2018.09 DvS 脱退

2018.09 αD 加入

2018.10 7stars 解散

2020.03 FFLseason7 総合優勝

2020.09 FFLseazon13 総合優勝


3年以上もの間、
荒野の“”として輝き続けてきた61ue選手。

FFL・KWLで毎月のように優勝争いを繰り広げているαDをまとめ上げる彼は、これまでどのような歴史を歩んできたのだろうか…


荒野行動に本格的に力を入れ始めたのはDvSに所属していた頃だという。

もともとずっと遊びでやってたんですよね。
で、DvSに入ってe-sportについて学んで、
それからちょっとして、e-sportsを盛り上げたい!と思い始めて、その頃に本格的に力を入れ始めました。

荒野プロチームの始祖とも言われている“DvS”
一体どういう経緯で加入が決まったのだろうか。

金花さんの勧誘で入りました。
で、そこでももさたさんと知り合ったって感じですね。


きっかけは、DvSの前に所属してた“時鳥”時代の戦友“金花さん”からの誘い。
ここにも意外な”繋がり”があった。

そこで半年以上もの間、e-sportsについて、荒野行動について学んだ61ue選手。

次に選んだ道が彼の人生を大きく動かす。

αD加入だ。

―――αD加入も大きなターニングポイントだったと思うのですが、こちらの経緯も詳しくお聞きしてもよろしいでしょうか?

最初は、無課金さんから“チーム作りたいんだけどe-sportsって何?”みたいな感じで聞かれてたんですよね。
荒野に関してとかe-sportsに関して、
猛者の意見を聞きたかったんだと思います。
それで色々と相談に乗ってて、誰を入れた方が良いと思う?とか聞かれてて、そうやって話していくうちにですね!


7sの監督として活動していた
現αD代表超無課金さん。

彼とは7sで活動していた頃に知り合い、
話を重ねていくうちにαD加入が決まった。

また、DvSからαDに移籍する事となった背景にも彼の存在があったという。

―――αDはDvSからの移籍だったと思いますが、
移籍を決めた理由って何だったのでしょうか?

αDに可能性を感じたからです。
その時は出来たばかりで、
伸びるかどうかもわからない状況だったけど。
無課金さんと話して、なんか可能性を感じましたね(笑)

61ue選手を語る上で切っても切り離せない人物
αD代表超無課金

61ue選手から見て一体どんな人物なのだろうか

人生を変えてくれた人です。
いい意味でも悪い意味でも(笑)

恥ずかしがりながらも語る61ue選手の言葉と表情が、2人の間にある強固なを物語った。


αD加入後、
61ue選手の輝きはより一層磨きがかかった。

そこから2年以上もの間、αD61ueとして活躍。
この長い道のりでどのような経験をしたのだろうか。

そして、一体どのようにしてαDを常勝軍団へと導いたのだろうか。

ここからは、
αD61ueとしての側面に迫ってみよう。


【αDでの活動】


61ue選手2

61ue選手はαDのチームリーダーとして設立当初より活動してきた。

―――αDに加入してからはリーダーとして活動してきたと思うのですが、αDという大きなチームをまとめていく事に対するプレッシャーとか苦悩ってありましたか?

プレッシャーとか苦悩……感じましたね。
リーダーみたいな立場をもらったのがその時が初めてだったって事もありますし。
その頃はαDは本当に弱かったし、今のαDを変えないといけないと思いました。
活動時間を増やしたり、ミーティンの時間を増やしたり、色々やりましたね…


荒野界隈に存在するどのようなチームでも
リーダーというのは重責を担う。

しかし、
ことαDリーダーとなると話が変わってくる。
計り知れないプレッシャーがまだ若武者だった彼の肩にのしかかっていたのではないだろうか。

そんな61ue選手と共に、成長を続けてきたαD。
設立当時、
お世辞にも強いとは言えなかったチームが
今やFFL・KWLで毎月優勝争いをする強豪チームへと成長を遂げた。

チームを強くする上で大切にしてきたことはあったのだろうか。

αDの特徴というか長所っていうんですかね。
雰囲気がすごく大事なんですよ!
ずっと試合中とかも喧嘩してたんですけど、
“俺ら波に乗ったら強くね?”って気が付いて。
そこからは雰囲気を大事にしてきましたね。
良い雰囲気の中でプレーできるように。

一朝一夕では変えられないチームの”雰囲気
これを変えられたのは61ue選手の人柄があってこそだったのではないだろうか。

インタビューを通して彼の”優しさ”や”決意”、
αDへの想い”は言葉の節々から伝わってきた。

αDを変えたい”という熱い想いと、
彼の優しさが導いたαDの常勝街道。

変革を遂げたαDが常勝街道を突き進んでいた時、
61ue選手自身この3年間で一番印象深かったという戦いが起こる。

今年5月に勃発した“Ak”とのあの死闘だ。

――― 一番印象に残っている試合とか大会ってありますか?

Chanpionnshipですね…

5戦を戦って僅か1キル分のポイント差で勝敗が喫したあの伝説の試合だ。
最終戦で61ue選手が魅せたプレーに心動かされた視聴者は少なくないはず。

―――本当に凄い試合でしたよね。61ueさんの最後の2キル、僕も鮮明に覚えています。

んー…
あれは一生忘れない。
試合の最初から最後までどこで何をして、そこで何を話したか覚えているくらいです。
1試合目から”絶対勝つぞ”って気合入ってましたね…

言葉の節々から“悔しさ”が伝わってきた。

あの戦いがあったからこそ、
今のαDがあると言っても過言ではない。

そんな雪辱を味わったαD。
彼らが目指すところはどこにあるのだろうか。

61ue選手に聞いてみた。

全制覇。リーグ戦、公式大会とか全部ですね。

今はリーグ戦もたくさんあるし、
安地の運とかもあって、
一番を決めにくいのが荒野だと思うんです。
それでも、誰に聞いても”αDが一番”って言われるようになりたいですね!

確かに、荒野行動は様々なリーグがあるからこそ一番を決めるのは容易ではない。

しかし、そんな荒野行動で”絶対的”なチームになるべく活動しているという。
昨今の活躍を見れば、αDが“一番”に最も近いチームの1つであることは明白。

彼らが荒野の覇権を握りしめた時、
61ue選手はどんな表情をしているのだろうか。
αDに対する熱い思いが伝わってきたからこそ、
気になってしまう筆者がいた。

最強の称号を得た時、
また彼の話を聞きたいと思わされた瞬間だった。



【荒野を照らす碧光】

61ueサムネ

眩いほどの光の中、
その歩みを進めてきた61ue選手。

そんな彼がもたらした
荒野界隈へのファーストインパクトは…

そう、“5本指操作”ではないだろうか。

今でこそ、選手それぞれが考え自分に適した本数で操作をしているが、はじめに5本指操作を始めたのは彼。

一体どのような経緯で始めたのだろうか。

―――まず、61ueさんと言えば、5本指操作のパイオニアという一面があると思うのですが、5本指に至った経緯ってどういう感じだったんですか?

元々、荒野をはじめる前に別ゲームをしていて、4本でやってたんですよ。
で、荒野やってみたら
“荒野行動、手忙しくね?”って思って、
“指増やしたらいいじゃん!”
って単純な理由です(笑)
そしたら周りの人がすごい!
って言い始めたって感じですね!


この5本指操作からはじまり、
荒野の荒波に呑まれる事なく
活躍し続けた61ue選手。

長年にわたるその活躍の秘訣が聞けたのは、
彼自身の強みを伺ったときの事だった。


―――選手としての61ueさんについてお伺いしたいのですが、ご自身が思う61ueさんの強みってどういったところなのでしょうか?

んー強みか……何でもできる。
何かに特化している人は多いと思いますが、
僕は何をしても中の上でプレーできます。
よく言えば”オールラウンダー”
悪く言えば”中途半端”って感じです(笑)

そう謙遜していた61ue選手だが、
間違いなく彼の全技術が荒野トップレベル。

チームを指揮する指令塔から始まり、
要所要所で魅せる火力
全てので我々ファンを魅了してきた。

まさに“珠玉の天才

変化し続ける“メタ”に対応し順応し続けられ、技術が飽和していく中でも全ての技術の底上げを行ってこられたからこそ、3年間という長い期間トップで活躍し続けてこれたのではないだろうか。

また、歴戦の猛者が”引退”という形で荒野界隈を去っていくなか、3年間続けてこられた秘訣も語ってくれた。

――― 荒野を辞めたいと思った事はありませんでしたか?

面白くないと思って辞めたいと思った事は何回もあります。
変化がないゲームって”自分が変化”しないと飽きてきたりするんですよね。
ただ、FFLとか公式大会とかで勝ったりして、それでモチベーションが上がって続けてこれたって感じです。

61ue選手の”変化がないゲームって自分が変化しないと飽きてきたりするんですよね
という言葉に彼の凄みを感じた。

荒野に限らず、日々の生活にも通ずるこの考えは彼の成長を加速させた。

そんな彼が目指す理想の選手像とは
一体どのような物なのだろうか。

荒野の地平線に彼が見る光とは…


61ue選手の未来の断片に触れてみよう



【61ue選手が描く未来】


第二回の”荒野の光”で総合優勝を果たし、名実共に荒野界隈トップであることを証明した61ue選手。

現在もαDAvesのリーダーとして活動し、
彼の活躍を見ない日はない。

そんな彼の将来について迫ってみた。

――― 61ueさんが目指す理想の選手像ってありますか?

んー難しいですね……
その人がいないといけないって存在。
どんな世界にもいるじゃないですか。
そんな必要不可欠な存在になりたいです。

現在の彼の選手としての強み”何でもできる”は、
この”必要不可欠な存在”になるために最適な技術なのではないだろうか。

どのような戦況でも柔軟に対応できる技術と、
窮地でも動じないメンタル。
61ue選手なりの”強さ”を追求することで、
彼の目指す”理想”に一歩ずつ着実に近づいている。

いや、既にそんな”必要不可欠な存在”になれているのではないかとさえ感じる…

では今後、選手・ストリーマーなどすべてを含めた”61ue”としての展望はどう見ているのだろうか。

――― 今後の61ueさん個人の展望・目標ってありますか。

別に選手でずっとやりたいと思っていなくて
ストリーマーとしてもずっとやっていく気はないんですよね。
やってて楽しいことをやりたいと思っています。

今はリスナーさんの応援が嬉しいからストリーマーをやってるし、
一位取って興奮して、リーグ戦勝ってアドレナリンが”バー”っとでて。それが快感だから、選手をやってます。
これからも、”これやりたい!”って思ったらそれを全力でやりたいです。

3年もの間、活躍し続けてこれた裏には彼の
やっていて楽しい事を全力でやる
という精神があった。

以前取材させて頂いたMantisEra選手も
選手として活躍し続ける秘訣を聞いた時、
このような事を話していた。
”楽しくやるのが一番!楽しくプレー出来ている時が一番うまくなると思います”、と。

この3年間、61ue選手が”楽しく””全力で”荒野行動と向き合ってきたからこそ、今の実力と人気があるのではないだろうか。

61ue選手が纏う眩いほどの””は、
彼自身が”楽しむ”という揺ぎ無い光源から放たれていた。


意気揚々と語る61ue選手の声に、
αDが、61ue選手が、
ここからどのような進化を遂げるのか、
その光をこれからも追い続けたいと思わされた。


珠玉の天才
”αD61ue”

様々な出会い選択

それが彼の意志を形成した

その意志
αDを唯一無二の存在へと導き

天下統一を成す



【バトンが紡ぐ物語】


新連載記事”Player's Chain”。

選手と選手の繋がり、過去の軌跡を追うために始まった。

そこには、選手から選手へバトンを”繋ぐ”ことにより、切磋琢磨しながら築かれた選手間の強固な””を、記事という形でファンの皆さんにお届けしたいという思いがある。


61ue選手からバトンを受け取るのは、

祝祭たこぉ選手

祝祭たこぉ



祝祭たこぉ選手?

いまいち繋がりがつかめなかったので、
選んだ理由について聞いてみた。

―――どうして”たこぉ選手”を選んだのですか?

TwitterがFF(相互フォロー)なだけで、一緒にゲリラに出たこともなければ話したこともありません。
最近凄い活躍していますし、
どんな記事になるのか気になったので選びました!

なるほど…
これまでになかったバトンの繋ぎ方だ。

祝祭たこぉ選手に印象については、

すごいストイックな方なのかなと思ってます。

と、話していた。

一体どんな記事が出来上がるのか、
筆者も楽しみに待ちたいと思う。


荒野史に描かれる新たな1ページ。

選手間の絆で創られた””で描かれる。



【編集後記】

個人的に衝撃的だったのはミニ毛選手との関係でした。
”Player'sChain”という連載記事だったからこそ聞けた話ではないかな、と思っています。

インタビュー後には、

なかなかこういう事話したことないですね!
貴重な時間を頂きありがとうございました!

と、61ue選手。
なんて素晴らしい方なんだ、と只々関心しておりました。

僕自身、楽しい時間を過ごさせて頂きましたし、どんな質問にも気さくに答えて頂き、感謝しかありません!
なぜ彼が人気なのか。
その秘訣の一角が見えた気がします。
また、ニコニコと話すその裏に隠れた太い“芯”も垣間見えた気がして、大変充実したインタビューでした。

KWL直前の大事な時間だったにも関わらず、丁寧に、にこやかに応答して頂きありがとうございました!
αD、61ue選手の更なるご活躍を陰ながら応援しています!

【筆者:ぼと郎


61ue選手Twitterアカウント
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