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浮遊感と儚さの共鳴  ART-SCHOOL 「bug」

こんばんは!
昨日から仕事始めで、忙しさで早くもパンク寸前になってますzumi1616です。
長期休暇中はダーツやお酒を飲み、好きな事ばかりやっていたので日常に戻るのも一苦労です😭
noteを書こうと思い立ったものの、いつの間にか1:00を過ぎており、非常に焦ってます笑

さて、今日は好きな曲について紹介していこうと思います!
紹介するのは、私が昨年1番多く聞いたART-SCHOOL の「bug」です。
昨年発表された10枚目のアルバム「luminous」のリード曲で、各メディアで耳にした方もいるのではないでしょうか。
聞いたことない方は是非一聴してみて下さい!
(3:40とコンパクトな長さなので聴きやすいですよ〜😎)

私はART-SCHOOLというバンドがたまらなく好きです。高校時代、10歳離れた兄から借りたCDの中でこのバンドは異質な存在感を放っていました。当時オリコンチャートにランクインしていたメジャーなJ-POPでは到底耳にしないような暗く後ろ向きな歌詞、多彩な音を奏でるバンドサウンドが退廃的な雰囲気を作り上げ、私はあっという間にこのバンドの虜になっていました。特に好きなのは、フロントマンを務めるボーカル・木下理樹さんの決して上手いとは言えない独特な歌声です。か細く消え入りそうな歌声は時に聞きづらさを覚えます。(特にライブ映像の歌声はある意味スゴイので必聴です笑)しかし、その歌声が退廃的なバンドサウンドと混ざり合い極上の音楽になっていくのです。

私は夢中になりART-SCHOOLの楽曲を高校時代から今日まで聴いていました。途中活動休止を挟みながらもバンドは継続され、満を持して発売したluminousは好みの曲が多く、素晴らしいアルバムでした。その中でも、bugという曲はヘビーローテーションをするほど私の感性に響きました。

bugの魅力はギターやベースの音がいわゆるシューゲイザーサウンドである点です。エフェクターにより何重に重なった音になっており、曲全体に浮遊感を生み出しています。
そして木下理樹さんの歌声で唄われる歌詞は、自身が活動休止をしていた時の心情を語っているような内容になっており、散りばめられた詩が醸し出す儚さの中に未来への希望やバンド活動への渇望を感じました。これらがブレンドされることにより、このART-SCHOOLが作り出す世界に心地よく入り込め、その世界に浸らせてくれる。ふわふわした心地良さといつ堕ちるかわからない不安定さが共鳴する至極の一曲です。

↑MV。映像の解像度や色味、出てくるカップルのファッション、撮影のロケーション、男が真顔でスケボーをするシーンなど、どこか90年代を彷彿とさせる表現が多いです。エモな気分になれるので時折見返してしまいます😝

私はこの曲を生で聞きたいと思い、昨年ライブへ参加してきました!ずっと好きだったバンドのライブは私の感情を揺さぶり、とても言葉では言い表せないような心地いい気持ちになりました。ライブに参加し、五感で感じたこの心地良さだけで向こう1年は生きていける気持ちになりました。今年もライブに参加し、あの感覚をもう一度味わいたいと考えてます。ちなみにライブでの木下理樹さんの歌声はDVDやYouTubeで見たような消え入りそうな声ではなく、CD音源に近い歌声でした!その歌声に感動して、泣きそうになりました。(何ならバンドマンとしての力強さが入りこみ、音源よりかっこよかった…)
木下さんが完全復活して良かったです。これからもギターを掻き鳴らしてバンドを続けてほしいです。

ART-SCHOOLは他にも「スカーレット」「BABY ACID BABY」「ジェニファー'88」「ウィノナライダー アンドロイド」などなど多彩な魅力あふれる素晴らしい楽曲ばかりです!また機会を見つけてART-SCHOOLの事をnoteに綴りたいですね〜☺️

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