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糞フェミでも恋がしたい

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能條まどかによる実体験に基づいた糞フェミ恋愛小説「糞フェミでも恋がしたい」の連載まとめ
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#エロ

糞フェミでも恋がしたい (その14)

私の名は能條まどか。糞フェミだ。 糞フェミでもめちゃくちゃにして欲しいのだ、私の身体を雌の欲望が突き抜ける、その欲望のままに、自由になりたいのだ、自由になって、ぶっ壊れてしまいたいのだ、綺羅君、綺羅君、綺羅君、綺羅君、心の中で、ねがいが渦巻きみたいになって、ぐるぐるぐるぐるぐるぐる、私を引きずり込んでいく、いい、このままでいい、このままどこへでも、行ってしまっていい、連れて行かれてしまっていい、圧倒的な存在である綺羅君になにもかもあげてしまっていい、私の欲望はそういう欲望。

糞フェミでも恋がしたい (その18)

私の名は能條まどか。糞フェミだ。 糞フェミだが恋する糞フェミなのだ、王家衛もビックリだ、恋がしたいと書き出しておきながら、恋とはなんなのか、いまだによくわかっていない、たぶん、世の中のほとんどの女は分かっていないのだろうと思う、それか、たぶん恋などというものはないのだ、情とか欲とか、それはぜんぜん悪い意味じゃなくて、人間の持ってる動物的で強力な感情が、ごちゃまぜになって吹き出して、心を縛り付けるとき、それをなんか適当な名前で、たとえば恋と、呼んでいるだけなのだろう、いま、私