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2022年度藤田医科大医学部みらい入試英語解答解説

2022年度藤田医科大医学部みらい入試英語解答解説 複写転売禁止

第1問
【解答】
問1 (2) fantasy
問2 (3) off
問3 (1) more sad
問4 (1) alike
問5 (2) gives off
問6 (2) had broken

【解説】
問1 「彼女がいつか私の元に返ってくるというのはまったくの空想である」
pureの直前に不定冠詞のaがないので、空所は不可算名詞とわかる。選択肢の中で、不可算名詞は(2) fantasy「空想」だけである。よって、(2) fantasyが答えである。
 また、pure「まったくの」もヒントになる。
例)Memories can sometimes pure fantasy.「想い出は、時にはまったくの空想になることがある」
他の選択肢の意味は、(1)faculty「能力、機能」(3)favor「親切な行為」(4)flaw「欠陥」である。

問2 「ニュージーランドはオーストラリアの南東の海岸の沖にある島国である」
 off A「A(海岸)の沖に[の]」。よって(3) offが答えである。
例)A large number of dolphins were spotted off the coast yesterday.「昨日たくさんのイルカが海岸の沖で見られた」

問3「その少年は怒っているというより悲しんでいる」
 thanの後がangryと形容詞が来ているので、more+原級+than+原級の構文である。すなわち、同一人物や同一物の中での比較は、通例-er形をとる形容詞でも「more+原級」の形を使う。
例)He is more wide than tall.「彼は背が高いというよりも横幅が広い」
 よって、(1) more sadが答えである。

問4「二人は双子だが、似ていない」
 空所はlookの補語になる形容詞が入る。alikeは叙述用法のみに使われる形容詞で、「(外見・性質などが)似ている」の意味であるので、(1) alikeが答えである。
例)My mother and I are alike in many ways.「母と私は多くの点で似ている」
 (4)sameはtheと共に用いなければならないので不可。
例)Seen from behind, they all look the same.「後ろから見ると、彼らは全員同じに見える」
 (2) equalizedという分詞形容詞はない。(3) equivalent「同等の、同価値の」は文脈に合わない。
 
問5「この職場には成功するという雰囲気がある」
 熟語give off Aは「A(におい、光、音、雰囲気)を発する」の意味なので、(2) gives offが答えである。
例)The speaker gives off an atmosphere of learned experience, wisdom, and thoughtfulness.「その講演者には、博識な経験、英知、思慮深さの雰囲気がある」
 (4) put offは、put A off「Aを延期する」なので不可。

問6「彼が帰宅したとき、数分前に誰かが家に押し入ったことに気づいた」
 熟語break into A「A(建物など)に侵入する、押し入る」の熟語が、大過去で使われているので(2)had brokenが答えである。つまり、realizedの時点を基準として、それ以前なので、大過去の用法の過去完了にする。

第2問
【解答】
問1 7(1)boat  8(6)useful
問2 9 (2)couple 10(6)too
問3 11(3)me  12(7)you
問4 13(7)usually take 14(1)hours

【解説】
問1 He (loaded the boat with everything useful on) the beach.
load A with B「A(飛行機、船、車など)にB(荷物など)を積み込む」。
例)A crane was loading the ship with large boxes.「クレーンが船に大きな箱を積み込んでいた」
 -thingで終わる語は、形容詞など修飾語は後置。
例)I'll give you something special for Christmas.「クリスマスには特別な物をあげます」
 よって答えは、7は(1)boat、8は(6)usefulになる。

問2 I (went a couple of stations too far) by accident yesterday.
 「乗り越す」はgo too far「あまりにも遠くへ行く」と考え、「3駅乗り越す」という場合は three stops[stations]をtoo farの直前に置く。
例)I woke up and realized that I had gone three stops too far.「目が覚めてみたら駅を3つ乗り越していた」
 なお、a couple of A「2,3のA、いくつかのA」は、元々は「2つのA」だが、しばしばa fewの意味で用いられる。
例)It's going to be over in a couple of minutes.「それは2,3分で終わるだろう」
 本問の「数駅乗り過ごした」はwent a couple of stations too farとすればよい。
 よって、答えは、9は(2)couple、10は(6)tooになる。

問3 (Would you show me whichever guitar you buy)?
 「…を見せてよ」は、Would you...?「…してください」という依頼表現を用いる。
例)Would you bring me a cup of coffee?「コーヒーを持って来てください」
 「見せる」はshow O1O2「O1にO2を見せる」を用いる。
 「どのギターでも」は複合関係形容詞のwhicheverを用いる。
例)You can buy whichever book you like.「好きな本をどれでも買っていいよ」
 「どのギターでも買ったら」は、「君が買うどのギターでも」と考え、whichever guitar you buyとする。
 よって、答えは、11は(3)me、12は(7)youになる。

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